やがて魔剱のアリスベル (6) さらば妖刀 (電撃文庫)

著者 :
制作 : 閏月戈 
  • KADOKAWA/アスキー・メディアワークス
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本棚登録 : 24
レビュー : 2
  • Amazon.co.jp ・本 (344ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784048657143

作品紹介・あらすじ

魔女、魔法少女、ESP、先端科学、妖、そして妖刀。
すべての力を結集し、撃て! 超荷電粒子砲!!

不完全なまま起動された立体魔法陣によって、本来戻るべき2013年から大きくずれた時間へと放り出された静刃たち。
辿り着いた先は、日本近海の孤島。砲声が轟くその島で、静刃はふたたび仇敵・巻六雄と相まみえる。かつては逃げ延びるしかなかった因縁の相手に、今こそ勝利し龍の欠片を手に入れる……静刃たちを逃がすため、身を捨てて2010年に残った早乙女のためにも、この闘いには負けられない!!
三度も時を超えた“歴史の反逆者”へ牙をむく『超必殺の時刻』、政争の裏で蠢く公安警察の刺客、そして龍の欠片を握り、相模湾沖に浮かぶ空母で静刃たちを待ち受ける怨敵・殲。襲い来る強敵たちに打ち勝つために、静刃たちが立てた秘策――それは環剱を失ったアリスベルが放つ“究極の対異能決戦術式”!!
恋と闘争の果てに、静刃が辿り着く答えとは――!?

感想・レビュー・書評

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  • タツの欠片を求めて、時代を超え殲と戦う、靜刃たち。
    2013年→2010年日本→2009年ドイツ→2011年日本とたどり着き、2013年にようやくもどった。
    最後アリスベルと靜刃はようやくお互いの気持ちを伝えあうことができるが、アリスベルは香港へ帰り、靜刃は再び時空を超える戦い(キンジを助ける?)へと向かうところでEND。
    少し物足りなく思うが、ストーリーが緋弾のアリアと被りそうなのでこれでいいのかも。

  • 完結おつかれさまでした。

    3つの作品(アリア本編、アリア外伝、アリスベル(アリア外伝2))を同時に書くというスタンスは素晴らしかったと思います。
    ただ、ただ緋弾のアリアという枠の世界であるならば、この作品はただの劣化のアリアでしかなかったかなと、読み終えてしばらくたっても思います。

    という冒頭の話はさておき。

    このアリスベルのタイトルにある『やがて』という部分。
    言葉遊びというニュアンスでは、やがて=いつかなので、こういう作品の終わりかたもあってるかもしれないですね。

    ただアリア世界ということを考えるととても複雑な作品です。
    というのも、アリスベルの世界というのは、緋弾のアリアでいう探偵と、犯罪者(怪盗は違うか?)がいる世界であって、
    アリアから世界を見てみると、そこには人間やめた力や、超能力を持つもの、妖怪などいます。
    そしてその中で事件に巻き込まれる……ある意味名探偵コナンのサイクルのようなものがあったりします。
    そのため、彼らにとって災いというかそういうのは日常茶飯事であるわけです。

    では

    アリスベルはというと、あの学校(エリア)にいる彼らはある意味実験体として隔離された存在たちであります。
    隔離という言葉があるから、繋がりがあるようで凄くないような印象もあります。
    もちろん外枠の外枠という場所ではあるのだけど、本当にそうなのか不思議感が強い。
    それはアリアの世界に存在する武偵高は海外にもあり、名古屋にもある。
    となると、各所にあってもおかしくない。
    その存在をまるでアリスベルの世界の住人が知らないのは不思議に感じる。
    もちろん、一部名前が出てくるが、それは武偵という意味合いではなかったはず(確か



    正義か悪かはさておき一応警察という部分で、アリスベル側は彼らにおかしさを感じないのか?
    確かに獏が黙ってた部分があるとはいえ、大分周りが見えてない雰囲気が強い。

    そういう色々なところをつめていけば、もう少しまともな作品になったのではないかなと思います。
    もちろん、全てがダメだったわけではありません。
    ただ世間に出るのがかなり早すぎたというのが強かった。
    同時並行で物語を進めるなら、別の方が書くか全く関係ない世界での話ならそれほど目立たなかったと思います。
    やっぱり何をとろうとしても、劣化緋弾のアリアでしかなく、キャラクターが多すぎるためさほどキャラクターたちに魅力がありません。

    悪い言い方をすれば、このキャラクターいいなと思うのは(今後でてくる)緋弾のアリアに出てくるキャラであって、アリスベル独自ではないです。
    キャラクターの魅力という点はおそらく各キャラクターに視点が頻繁に変わることに原因がある節があります。
    1巻で、3キャラクター。
    2巻で、どうでもいいような姉妹との交流。
    ようやく盛り上がったのは、鵺との戦いがある3巻。
    なんで詰め込んだり、急に引き延ばすように書いたりしてるのだろうと感じる部分が頻繁してました。

    書き方、物語をもし変えられるんだったら、最初から過去に飛び続け、死にそうになりながらもという展開かな。
    少しずつそうなった理由とか色々あったかな?

    作者自身が他の作品とうまくバランスがとれてなかったように思えます。
    やりたいようにやったといえば、その通りですが緋弾のアリアファンとしては、本編をどんどん進めては欲しかったです。

    物語にしても最終巻でいきなりキンジを殺したことを後悔して戻ることも、もちろんあの大地震で巻を生かさなきゃいけないということはありましたがまるで思考が読めてこない。
    キンジがたくさん人を救うから? セツナが生きてたから、いいって?
    ほんとせいじは自己満足でしか動いてない気がするな!

    巻き込まれながらも色々周りに目を向けるようとするキンジと違い、せいじは巻き込まれてるわりに自分の周囲(近くしか)見えない。

    3巻までは話としてはそれで良かったと思えます。
    ボスと、目的が強かった。
    それ以降、過去に飛ばされてなんかや。他人をどうにかする罪悪感もほとんどないに近い(全くないわけではないか)のが続く。
    敵と異能バトルにしても盛り上がりがない。負け続けるから? 断片的でしかないからか?

    なんにしても、あまり好かれない主人公たちではある気はしました。

    自分のことしか考えてないような主人公たちみたいなことを書きましたが、もちろんどの作品であっても半分以上はそんな話です。
    違いがあるとすれば、共感ですか?
    キンジも最初は嫌な性格してましたが、ヒステリアモード、武偵であることと成長し苦悩してるのを感じ取れます。

    苦悩がわかりにくいのかもしれないですね。
    過去にいった瞬間、一瞬でも悔いる描写とかあればまだ良かったですが、彼らは特に自分自身の周りだけっていう……。

    ラストステージは全長200mはちなみにガンバスターぐらいの大きさです。珍しく赤松氏の作品で比較対象がなかったので調べました。
    結構でかい割に戦いが小規模だったかな?
    用意された舞台だからというのもあるけど、あっさり感が強い。
    アリア本編でいえば、ジーサード、孫、LOOのような、ある程度限られたフィールドではないから、走り回るぐらいの忙しさはあってもよかった?
    異能バトルというわけではないので、盛り上がりにかけたかな?
    アリスベルの異能がメインの戦いではあるのだけどせっかくの第2形態は、敵も味方もなんかなぁ。
    見せるだけ見せたというのが勿体なさですね。
    その他諸々の最終巻にある設定のやま。
    そういうのをうまく調整していけば……?

    最後に

    アリスベルの盛り上がり方はアリア特有の「おっ」というのはあるのですが、いまいちぱっとしなかった作品だったかなぁと個人的には思います。
    好き嫌いはあるかと思うのですが、緋弾のアリアが好きな方はあまりおすすめできないかなぁ。
    とはいえ、どうして彼があの時あの場所で何を言ってたのかという細かい部分は知ることができます。
    まぁ、その戦いであるシーンもある必要性があまりというかほとんどないんじゃないかなぁ……。
    最終巻で過去に戻ってキンジがというがために入ったちょびっとのものですし……。
    もう少し殴り合いぐらいあれば、印象も違ったかな?

    何にしても、本当に長々とありがとうございました。

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