悩み相談、ときどき、謎解き? (2) ~占い師 ミス・アンジェリカの消えた街角~ (メディアワークス文庫)

著者 :
  • アスキー・メディアワークス
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本棚登録 : 99
感想 : 8
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  • Amazon.co.jp ・本 (306ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784048662161

作品紹介・あらすじ

様々な悩みを抱える人々が集ういつもの街角で、人気の占い師ミス・アンジェリカが人を占うことの責任を感じ、ひそかに姿を消した-。無意識に降りてきてしまう未来の言葉が、本当にその人にとって必要なものなのか、一番正しい解決の方法なのか。女達の悩みのエネルギーを換金するために始めたインチキ占いのはずが、いつしか自分を苦しめる重圧としてのし掛かる。だが、誠二をはじめ、悩みを通して人の優しさに触れていくにつれ、少しずつ信じていくことができて…。

感想・レビュー・書評

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  • 普段はOLだが、その後占い師をやっているミス・アンジェリカ。占いの的中率も凄い。人々を占いで幸せにできるなんてすごい。
    テレビでの対決も台本無視。それがいい結果を生む。
    続編があるといいなぁ。

  • 軽く読めて面白かった。

  • 占い師という立ち位置を軸にした、女性のゆったり成長物語といった感じかな。読みやすくてサラリと読み終えました。

  • 街角占い師が謎を解くミステリー。サクッと読めますが、占い師自身が少し人とは違うところには悩んでいないところが好きです。

  • 占いに責任を感じて、辞めよう、と姿を消した。

    ら、職場から1カ月の有給。
    恐ろしく長い有給です。
    うっかり仕事辞めた? と思いこみそうな長さです。
    それを利用(?)した旅行先では
    関係ない事に巻き込まれ…。
    ちょっと楽しみにしていた、豪華な夕飯もなし。
    それ以上の良い事はありましたが、夕飯…w

    とか思って帰宅すれば、偽物が。
    一応悪意があって、ではないようですが。
    誰かに背中を押して欲しくて、という話には納得。
    ここぞという時、ひと押しが欲しいものです。

    3話目の青年がどうなったのか、とか
    どういう人なのか、とか知りたいですが
    どこかに出てるのでしょうか?

    4話目は…まぁよくある話と言われれば、そう。
    長男が気になります。
    ツンデレなのか、単に騙されない! なのか。

    最後…その男、殴ってもいいですか? な話。
    一応脅迫している事になりますので
    脅迫し返してやりたい…と思うのは駄目ですか?w
    しかし最後の方にある、恋愛の占い結果。
    失業、は確かにきついですが、相性抜群なら
    不幸せになる事はないかと。

  • 昼間はOLのミスブースカ(愛称)、夜は占い師ミスアンジェリカ。
    女たちの悩みのエネルギーに変えるために始めたインチキ占いだったが、今や人気の占い師に。
    しかし、様々な悩みを抱える人々集ういつもの街角で、人気の占い師ミスアンジェリカは人を占うことに責任を感じ、ひそかに姿を消した…。

    やっぱりこの人の文章体が好きだわ…。
    すっと入ってくる。
    主人公の心の移り方だけでなく、関わる人の心の内も上手く描かれているし、シンプルな結末だけど、そこがまた味わい深く、いつの間にか引き込まれているんだよな。
    メディアワークスからの出版ってのもピッタリなんだよね。
    違うシリーズが発売しちゃったけど、このタイトルで続きも読みたいな!

  • あとがきで、100%あたる占い師に占ってもらいたいですか??とあったが、やっぱり占いってビミョーなところだから面白いんだなぁって改めて気づいた。
    次回の続きがそのまま書かれてて

    傷心旅行で元気になったり、自信を取り戻してくれた感しがよかった

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著者プロフィール

1975年青森県生まれ。東京外国語大学卒業。『月だけが、私のしていることを見おろしていた。』で電撃小説大賞メディアワークス文庫賞を受賞し作家デビュー。シリーズに『東京すみっこごはん』『今日は心のおそうじ日和』がある。著書に『ベンチウォーマーズ』『ハレのヒ食堂の朝ごはん』『坊さんのくるぶし 鎌倉三光寺の諸行無常な日常』『世はすべて美しい織物』『時かけラジオ 鎌倉なみおとFMの奇跡』『いつかみんなGを殺す』などがある。

「2023年 『月はまた昇る』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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