ビブリア古書堂の事件手帖5 ~栞子さんと繋がりの時~ (メディアワークス文庫)

著者 :
  • KADOKAWA
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  • Amazon.co.jp ・本 (322ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784048662260

作品紹介・あらすじ

静かにあたためてきた想い。無骨な青年店員の告白は美しき女店主との関係に波紋を投じる。彼女の答えは-今はただ待ってほしい、だった。ぎこちない二人を結びつけたのは、またしても古書だった。謎めいたいわくに秘められていたのは、過去と今、人と人、思わぬ繋がり。脆いようで強固な人の想いに触れ、何かが変わる気がした。だが、それを試すかのように、彼女の母が現れる。邂逅は必然-彼女は母を待っていたのか?すべての答えの出る時が迫っていた。

感想・レビュー・書評

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  • 表現が優しく読みやすく、古書に関する知識の深さで読み耽りやすい本です。本を間に人々の繋がりや関わりが深まったりするところがほっこりします。イッキに読了しました。

  • 確かに面白い。。。面白いんだけど、どこか、わざとらしさがあって、完全に好きにはなれない。。。

  •  よくもまぁこんな話を思いつくものだ、と毎話驚かされる。元々古書の知識が豊富なのか、参考本を買い漁るうちに思いつくのか。いずれにせよ元々古書好きの作者なのだろう。この第5巻では『ブラック・ジャック』で栞子さんが、私が小説を読む理由を代弁してくれているので、シリーズ中でも特に愛着がある。現実を実り多いものにするために。これからもたくさんの素敵な本と出会いたい。
     詩は自ら手に取って読もうとしてこなかったが、このように紹介されていると心に染み入るものがある。詩集も今度トライしてみようかな。

  • 前巻で、大輔はついに告白をしていた。
    それに対して栞子は返事をあぐねいている。
    母親である、智恵子が関係しているようだ。
    そんな中で、文芸誌を売っては買い戻すという女性が居たり、
    漫画がなくなってしまい探してほしいなど、本にまつわる謎が舞い込んでくる。
    その陰には・・・。

    栞子の母親である智恵子の行動が未だに謎というか、
    少しだけ解っては来るものの、もう少しってところなのでしょう。
    今読んでいるということは何巻で第1シーズンが終わるかを
    知っていはいますが、さすがに内容まではわからないし
    そもそも、巻末のあとがきで、作者が進行度合いを書いているので、
    ある程度知った上で読者は読でいるのでしょう。

    今作の寺山修司を取り上げた話は、メインどころの話になると思いますが、
    感受性豊か?な自分としては思わず涙がポロリしてしまいました。

  • なんかすっきりしないんだよな。
    プロローグでは、5月31日、5月末日に大輔の告白に返事をする展開になっているのに、
    エピローグでは、5月が5日ほど残っている日、門野家を出て、栞子さんが母と会ったその日に返事をする展開になっている。
    そのため、自分にとって望んていた展開なったのに、そのズレが気になって、素直に内容が入って来ない。
    栞子さん以上の能力で人の心を読む栞子さんの母に恐怖心や嫌悪感を持ってしまったけれど、知識以外を捨ててしまう旅に無理強いして連れて行かなかった事だけには、好感が持てた。栞子さん自身も、自分の意思を母に伝えられた事は良かった。
    エピローグの最後には、田中敏雄からの手紙が届き、6巻の展開が不安でならない。

  • 他人の心を深く読めるなら自分自身で愛を味わう必要はないってセリフ良すぎる 私もママの虜です

  • ここまで長かった(笑)
    やっと、大輔と栞子の恋が進展します。
    今回も古書にまつわる謎は面白く、また栞子が鮮やかに謎を解いていきます。
    最後の1ページを読むと、続編がすぐ読みたくなります(笑)

  • 良い

  • 母と同じようになってしまうことを恐れている、その気持ちがよく分からない。付き合うだけなら2人だから別に離れてもいいのでは?と思ったが、結婚を前提にというくらいだから子供を産むことは確定として考えているんだろうか。
    人の気持ちが本を読んだだけで満足してしまうとは到底思えない。もしそうなら、肉体を持って生きていること自体が否定されることになるんじゃないのか、と感じでゾッとした。そうか、志田さんや登場人物たちが智恵子さんに感じていた恐ろしさは、これか。

  • 岐阜聖徳学園大学図書館OPACへ→
    http://carin.shotoku.ac.jp/scripts/mgwms32.dll?MGWLPN=CARIN&wlapp=CARIN&WEBOPAC=LINK&ID=BB00584071

    静かにあたためてきた想い。無骨な青年店員の告白は美しき女店主との関係に波紋を投じる。彼女の答えは──今はただ待ってほしい、だった。
     ぎこちない二人を結びつけたのは、またしても古書だった。謎めいたいわくに秘められていたのは、過去と今、人と人、思わぬ繋がり。
     脆いようで強固な人の想いに触れ、何かが変わる気がした。だが、それを試すかのように、彼女の母が現れる。邂逅は必然──彼女は母を待っていたのか? すべての答えの出る時が迫っていた。(出版社HPより)

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著者プロフィール

『ビブリア古書堂の事件手帖』シリーズが累計700万部を超えるベストセラーとなる。同シリーズで、文庫作品初の『本屋大賞』候補、『本の雑誌』が選ぶ「この40年の書籍 第1位」に選ばれるなど、幅広い層からの支持を集める。

「2022年 『ビブリア古書堂の事件手帖III ~扉子と虚ろな夢~』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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