ビブリア古書堂の事件手帖 (5) ~栞子さんと繋がりの時~ (メディアワークス文庫)

著者 :
  • KADOKAWA/アスキー・メディアワークス
3.89
  • (615)
  • (1262)
  • (782)
  • (46)
  • (12)
本棚登録 : 7171
レビュー : 881
  • Amazon.co.jp ・本 (322ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784048662260

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
  • 2018年6月28日購入。
    2018年8月5日読了。

  • 独特の軽さと深さ。

    ついに二人は通じ合う。
    二人だけでなく、色々な人たちが通じ合う。

    最後には、危機が仄めかされるが。

  • 数年ぶりに、このシリーズを読みました。
    ほんの少しだけですが、やっと2人の関係が前に進みます。次の話も楽しみです。

  • 告白の返事は、5月末。

    書き込みをしている値段もほぼつかない雑誌を
    売っては買い戻している、変な客。
    5冊もある父の漫画を、弟がどこかへ持って行ったのか
    探す姉。
    出禁になった男が、兄から形見でもらう約束をした、と
    持っていこうとする本。

    家族愛がテーマですか? と聞きたくなるほど
    すべてに家族が絡み合ってました。
    後ろめたいからこそ会いたくないでしょうが
    家族からすれば、生存だけでも知りたいのです。
    一刻一秒を争っているところに…という憤りは
    本人にとって悔やんでも悔やみきれない事。
    けれどそれは、一塁の望みからした行動。
    真実が分かったからとはいえ、な3話目。
    普段の行いがこれだから、こうなるのは当然かと。

    しかし、想像だけでたどり着くのは簡単ですが
    納得させるために証拠たる状態を探すのは
    時間がかかるものです。
    それを遅いとは…どういう計算をしてくれているのか。
    全部なげうってまで、かかりっきり、は無理です。

  • ◇目次
    ○プロローグ:リチャード・ブローティガン『愛のゆくえ』(新潮文庫)
    ○第1話:『彷書月刊』(弘隆社・彷徨社)
    ○第2話:手塚治虫『ブラック・ジャック』(秋田書店)
    ○第3話:寺山修司『われに五月を』(作品社)
    ○エピローグ:リチャード・ブローティガン『愛のゆくえ』(新潮文庫)

    栞子は大輔の気持ちに答えるため、母・智恵子ときちんと対峙すること決断をする。そんな中で母が試す、人の情愛とそれ自体が「読むこと」を娘に悟らせるための3つの課題。
    栞子はこの3つの課題を解いていくことで、自分の心の中にある二つの気持ちの葛藤に向き合う。

  • 【最終レビュー】

    映画化原作本。

    シリーズ・第5弾。図書館貸出。

    *今作(第4弾)までのアーカイブ・既読レビュー

    https://booklog.jp/users/sapphire913/archives/1/4048914278

    前作(上記のラスト)の流れの続き…

    栞子さんと大輔の関係が、少しずつゆったり近づきつつある中

    今作は、今まで以上に

    『密度の濃さ・深みに一層、厚みが際立っていた内容』でした。

    〈タイトルに込められた、作家一人一人の『表』と『裏』の顔を通しての『生身の姿や魂』〉

    〈幾度と再版する背景となったもの〉

    〈作品のジャンルの広さ(海外文庫本・コミック・古本関連の雑誌・詩歌・短歌)等…〉

    所持している人を取り囲む、家族間の、歯がゆさ、やりきれなさが複雑に交錯し

    過去から流れ着くかのような

    〈奥底で抱えていた「ひとつひとつの想い」〉

    〈物語(フィクション)に触れることを通して伝わってくるもの〉

    これらが、上手く味わい深く絡み合いながら

    「究極に、クッキリと、映し出されるかのような雰囲気そのもの』

    ひしひし感じ取っていました。

    ちょうど、自身が出生した

    『当時の年代に生まれた作品』

    物語の中に多く絡んでいたので

    〈古きよき光景=アナログの世界観〉へ

    タイムスリップするような懐かしさも同時に覚えていました。

    ただ、この流れのままには、スッキリとは終わらない。

    また一つ、栞子さんに突きつけられた

    『一通の手紙』

    いよいよ、クライマックスへの序章への流れに向かう様相といったところです。

  • シリーズ5作目
    ちょっと単調になりそうかなーって感じはしてたけど
    意外とそんなことはなかった。
    新旧を織り交ぜながら
    (とはいえ、全作通してそんな感じだけど…)
    少しずつ前進していく感じ

  • 4巻までは友達が買うとかしてくれて読んでいたけど、遠方に行ってしまってからすっかり読むのを忘れていた。
    前作までの内容をあんまり覚えていなかったけど、読んでいくうちにだんだん思い出した。

    始めからの印象だけど、そんなにのめりこめなし面白くないかな。
    なんでこんなにもてはやされているのか、正直わからない。

    でもせっかくここまで読んだし、最後まで読もうっと。

  • かなり間隔を置いているため、物語世界もずいぶん長い時が流れたような気になっていましたが、実際にはたいして季節は動いておらず、栞子さんは大輔に返事をしたとはいえ、まだ恋人関係とはいいきれない状態。
    彼ら二人の話は、母子対決が決着しない限りはどうやら動き出さない様子。

    また、栞子さんは単に母親を憎んでいるわけではなく、母親の血を引く自分を信じきれず、その不安にとらわれているのだとわかってきました。

    ホームレスの本好きせどりの志田の存在が前から気になっていましたが、とうとうその素性が明らかになりました。

    また、今回は手塚治虫の「ブラック・ジャック」が登場。
    単行本によって収録内容が変わることもある本だと知りました。
    何版何刷かで価値が大きく変わってしまうもののようです。

    ことあるごとに娘の前に立ちはだかってきた母親ですが、娘を攻撃してやりこめたいわけではなく、自分のパートナーとしてやっていけるかテストしていたということも徐々にわかってきます。
    母が課す難題を一つ一つクリアしていく栞子さん。

    物語は少しずつクライマックスに近づいている様子。
    母との関係、そして大輔との関係が今後どう変わっていくか、気になるところです。

  • 大輔君の不思議そうな顔をして「俺も一緒にいきますよ」というくだりは盲点でした。その手があったよーーーー!!先代のようにもともと店持ちじゃないしね。栞子さんが何処かへ行きたくなったら、どうぞ身軽について行って。

全881件中 41 - 50件を表示

著者プロフィール

1971年、神奈川県横浜市生まれ。 武蔵大学人文学部社会学科卒業。中古レコード店、古書店勤務を経て、『ダーク・バイオレッツ』で2002年デビュー。2011年に発表した古書ミステリー『ビブリア古書堂の事件手帖』が人気作になる。同作は2012年に本屋大賞にノミネート。2012年、「足塚不二雄『UTOPIA 最後の世界大戦』(鶴書房)」(『ビブリア古書堂の事件手帖2』に収録)で第65回(平成24年度)日本推理作家協会賞短編部門にノミネート。2014年3月14日、『ビブリア古書堂の事件手帖4』(メディアワークス文庫)で第67回(平成26年度)日本推理作家協会賞長編および連作短編集部門にノミネート。

ビブリア古書堂の事件手帖 (5) ~栞子さんと繋がりの時~ (メディアワークス文庫)のその他の作品

三上延の作品

ツイートする