ビブリア古書堂の事件手帖 (5) ~栞子さんと繋がりの時~ (メディアワークス文庫)

著者 :
  • KADOKAWA/アスキー・メディアワークス
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本棚登録 : 7163
レビュー : 881
  • Amazon.co.jp ・本 (322ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784048662260

感想・レビュー・書評

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  • 「ビブリア古書堂の事件手帖 (5) ~栞子さんと繋がりの時~」
    お久しぶりです。


    第4巻を読了してから随分経ってしまった。なんと読んだのは2013年。経ち過ぎだろっ!前巻は江戸川乱歩を扱っていて、ざっと書評を見て物語を思い出せたくらいだから面白かったはず。であれば次を読む流れなのに、どうして手が止まってしまったのか。色恋沙汰展開に嫌気が差したのかな?


    それから約6年ぶりのビブリアシリーズ(シリーズものでこのスパンは最高記録なはずだ)。良い感じのところまで読んだ故の完結まで読もう!と言う思いと「もういいか」&「手を止まらせた何か」の競り合いの末に、遂に手に取った。実は、図書館でちらちら目に入っていたので、それはCMの刷り込み効果みたいなもんで、あれ?ビブリアこれ読んだっけ?→読んだはず?→読んで無いな?→気になるな→読むかになったと言うのもある(今振り返れば)。


    前置きが長くなったが、本作である。無骨な青年五浦の栞子への告白。その答えは今は待って欲しい、で止まっていた前作から動き出す。ぎこちない時間が過ぎる中、どきどきしながら待つ五浦に対して、栞子には彼女なりの考えがあった。この考え(と言うか悩み)には、母から受け継がれた本から人の心の奥まで読んでしまう力と本への飽くなき探究心、が深く関わっており、それに悩む栞子には等身大の女性らしさを感じた。しかし、かなり前から恋の火はついていたとは。それは意外だった。五浦と栞子の関係には一旦回答が出るのは読んでからのお楽しみに。


    また、そこに繋がるまでの母からの挑戦状的な依頼も特徴だ。今までの智恵子からすると、今回も栞子をパートナーにする為の試験のようなものではないか?と推測したのだが、母らしい別の意味もあったようだ。ただし、まだ裏があるかもしれないが。


    最後には、因縁のあいつが登場する。物語は終盤へ。

  •  これまで同様読みやすくておもしろかったが、さすがにちょっと飽きてきた感じ。でも、あと2冊だから、最後まで読む。

  • 人を好きになる気持ちはそれぞれで、言葉にならないところに思いがある。初めから言葉にするつもりがなかったのか、言おうと思って言えなかったのか、後からその思いに気が付いたのか。好きだという気持ちには特に、秘めたる思いがあるのだろう。
    大輔くんの、一緒に行けばいい、の言葉には救われる。大輔くんは本当に良い人だ。

  • 主人公二人の関係に変化がありそう。母親の登場もあって、ますます急展開。

  • シリーズ5作目。
    ライトな感じと読み始めた今シリーズだったが、段々ページ数も増えてきて、ライトじゃなくなってきた…
    しかも、当初は本を巡る日常の謎ものかと思っていたが、シリーズが進むに連れて、複雑な事情も多くなる。
    1話完結かと思いきや、登場人物の繋がりは深く、きちんと最初からシリーズを読んでいないとついて行けない部分も。
    でも、相変わらず、本の知識はてんこ盛りで、本好きにはたまらないシリーズであることは変わりない。

  •  いきなり告白シーンから始まったので、何が起こったのかと思って、思いっきり前の巻を見直してしまいました。
     私の頭の中で、前の巻からのこの流れが全然、つながらなくて、すごーく戸惑ったのですが、最後まで読めば、それがどういう意味か分かって一安心です。
     多分、読んで私と同じように戸惑った方も戸惑う方もいるかと思いますが、安心してください。あなたの記憶は間違ってません(笑)
     最後まで読めば、それがどういう意味だったのかわかるようになるので、あまり気にせず読み進めてもらえれば……と思います。

     今回の話はざっくり4編。
     店とのつながりが深いせどり屋さんと訳アリの妻との関係。そしてそれをつなぐ書物。
     その次が、栞子が自らの母親に会おうと決めてから、挑戦状のように現れる依頼のお話が2つ。
     そして最後に現れる冒頭に戻らない告白シーン。
     個人的にはこの差でようやく冒頭部分が何を表しているということがわかりました。
     なかなかに心憎い構成だと思いました。
     物語としては面白かったけれど、最後に怖い終わり方をしているので、二人がどうなっていくのか、楽しみにしています。

  • 短編よりも中長編の方が面白い。五浦くんの我慢強さには感心するがもしかするとぼんやりした人なのかもしれない。栞子の母親が話のベースにあるので読みやすくなった。引きこもりの少年や演劇好きの青年の描写がリアル。

  • 主役二人の仲の進展にスポットを当てた第5巻。新キャラも登場し、二人に絡む智恵子の動きからも目が離せない展開。

  • 告白の返事は、5月末。

    書き込みをしている値段もほぼつかない雑誌を
    売っては買い戻している、変な客。
    5冊もある父の漫画を、弟がどこかへ持って行ったのか
    探す姉。
    出禁になった男が、兄から形見でもらう約束をした、と
    持っていこうとする本。

    家族愛がテーマですか? と聞きたくなるほど
    すべてに家族が絡み合ってました。
    後ろめたいからこそ会いたくないでしょうが
    家族からすれば、生存だけでも知りたいのです。
    一刻一秒を争っているところに…という憤りは
    本人にとって悔やんでも悔やみきれない事。
    けれどそれは、一塁の望みからした行動。
    真実が分かったからとはいえ、な3話目。
    普段の行いがこれだから、こうなるのは当然かと。

    しかし、想像だけでたどり着くのは簡単ですが
    納得させるために証拠たる状態を探すのは
    時間がかかるものです。
    それを遅いとは…どういう計算をしてくれているのか。
    全部なげうってまで、かかりっきり、は無理です。

  • それなりに楽しめた。 母親の存在のせいで栞子の推理がなんか白けるなぁ。

著者プロフィール

1971年、神奈川県横浜市生まれ。 武蔵大学人文学部社会学科卒業。中古レコード店、古書店勤務を経て、『ダーク・バイオレッツ』で2002年デビュー。2011年に発表した古書ミステリー『ビブリア古書堂の事件手帖』が人気作になる。同作は2012年に本屋大賞にノミネート。2012年、「足塚不二雄『UTOPIA 最後の世界大戦』(鶴書房)」(『ビブリア古書堂の事件手帖2』に収録)で第65回(平成24年度)日本推理作家協会賞短編部門にノミネート。2014年3月14日、『ビブリア古書堂の事件手帖4』(メディアワークス文庫)で第67回(平成26年度)日本推理作家協会賞長編および連作短編集部門にノミネート。

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