ビブリア古書堂の事件手帖 (5) ~栞子さんと繋がりの時~ (メディアワークス文庫)

著者 :
  • KADOKAWA/アスキー・メディアワークス
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本棚登録 : 7138
レビュー : 880
  • Amazon.co.jp ・本 (322ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784048662260

感想・レビュー・書評

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  • おもしろかったです!

    本にまつわるミステリーは薄めですが、大輔さんへの返事を真剣に考える栞子さんの魅力が溢れんばかりです。

    ラスボス智恵子との対決(?)シーンにドキドキした。
    なんかフラグ立ちまくっていたし。
    言い残した言葉からすると、最後に起きた災厄の元凶なんだとプンプンする。

    栞子さんは大輔くんの言葉がうれしかっただろうなー。
    もうちょっと余韻に浸りたかったのに…w

    ビブリアがサスペンス・ミステリーぽくなっていきそうな次巻が楽しみであり、ちょっと怖い。
    ラスボス智恵子が願うのは娘の幸せなのか、自らの探究なのか。

    最後は気持ち良く物語を終えて欲しいものです。

  • 一日で読んじゃいました。ビブリアはかなり楽しい本だから大切にゆっくり読もうと思っていたのに、もう続きが気になって気になって!
    今回は三つの事件と、幕間、そして序章と終章とあってこれ一冊ですごくきれいにまとまっているなぁ、と。
    作者様、巻数を重ねるごとに構成がうまくなっているなーとか思ったり。

    今回は二話目のブラックジャックの話が良かったなー。祖母の言葉に思わず涙が。自分と境遇が似てるからか、結構感情移入してた。そうそう孫ができたらほんっと変わるんだよねぇ(笑)厳格な父がメロメロになっちゃったりするんだよ。
    一話目は、え? え? えええ?! ってなった(笑)そ、そうなのか、そうなのかー。なるほどなぁ。
    そして、三話目。どうしようもないやつが出てきて「おいおい」って思ってたら、ラスト。そういうことかぁってにやっとしちゃった。
    というか、出てきたねお母さん。栞子さんがお母さんに会おうと必死になっていたのもそういうことかぁ。
    そして栞子さんの心配に対しての大輔くんの一言、いやもう目から鱗感がたっぷりですっごいよかった! でもそうだなーって思う。
    お父さんもそうすればよかったのにねぇ。でも子供が二人もいたら無理か。

    さて。次巻でとりあえず追いついてしまいますよ。出版に。ああ。次巻を読んだらあとはリアルタイムで焦れ焦れしてしまうー。やなんだけど、でも久しぶりにそういうのも楽しいかもなーって思ったり。
    そんなわけで、引き続きビブリア楽しもうと思います。

  • きたきたきたきた!ようやく大輔くん言葉が喋れましたね(私的にはこんな印象です)。そして、天然なのか、ボケなのか・・・ですがキメ台詞が決まりましたね!「ぼくも行く」!ははは。栞子さんは残された側だったので、不安だったのでしょうね。
    今回はマンガも登場して層の厚さを感じました。
    しかも「ブラックジャック」ですよ!
    永遠の名作ですよ!
    やはりこのシリーズは素晴らしい。

  • 恋愛に関しては、本当に不器用な二人だわ。
    でも、だからこそ応援したくなっちゃいますね。

    これからまだまだ色々ありそうだけど、
    二人で乗り越えていく姿をハラハラしながら
    見守っていきたいと思います。

    • 猫丸(nyancomaru)さん
      「本当に不器用な二人だわ。」
      不器用だと、構って貰えそうだな←打算が混じるとダメかな。。。
      どんな風に収まるのか楽しみですね!
      「本当に不器用な二人だわ。」
      不器用だと、構って貰えそうだな←打算が混じるとダメかな。。。
      どんな風に収まるのか楽しみですね!
      2014/05/01
  • 遂に覚悟を決めて告白した五浦大輔の熱い想いは果たして栞子さんに届くのか?ビブリア古書堂の運命の5月が描かれる人気古書ミステリーの5冊目です。まあ何はともあれ五浦君は古書店で働く事で随分と有意義な人生勉強ができていると思いますし恋愛についても半端ない自制心と忍耐心を養えましたよね。32、3頁の黒っぽい白っぽい本屋ではないけどいい加減に白黒はっきりして欲しい!と言いたくもなりますね。最後は嬉し恥ずかし甘酸っぱい感激のラブシーンが読めそうだったのにああ!最悪のお邪魔虫野郎!大輔よ愛する人を全身全霊で守るのだぞ!

    今回も終盤に姿を現わした母・智恵子はやっぱり前作の幻の原稿の真相を語ってはくれませんでしたね。思わせぶりな言い方は案外逆のパターンが多く結局は何にもないのだろうと私は思いますね。ああ、それにしても智恵子の嫌らしい性格が栞子さんに絶対に受け継がれて欲しくないですよね。5月末ギリギリを避けて返事を少しでも前倒ししたのは栞子さんの再び歴史を繰り返したくない強い意志の表れだと思いますし、栞子さんにはビブリア古書堂に骨を埋める覚悟で生涯に渡って店を離れずに大輔と二人で(妹の文香も一緒に)人生を全うして欲しいですね。

  • この巻を読んで「彷書月刊」のことを初めて知った。この巻を読んで、「ブラック・ジャック」と寺山修司のことをより深く知ることができて良かった。この巻の中に紹介されている本の中で「愛のゆくえ」が1番読みたくなった。栞子の両親の過去と志田の過去が明らかになった巻だった。続きが気になる。

  • 読了。このシリーズは読んでいる最中から他の本を読みたくなる、興味が膨らむ本で、シリーズ5作目のこの本は手塚治虫と寺山修司が読みたくなった。昔読んだ本を思い浮かべながら小説を読み進める。シリーズが進む毎に栞子さんと五浦くんの関係も少しずつ変化し、さらに謎めいた母親も徐々に姿を現してくる。先を読みたくなる気持ちと、他の本を読みたくなる本。

  • "古書にまつわる珍しい秘密を知ることができるミステリー仕立ての小説第5段。
    手塚治虫さんのブラックジャックにまつわる秘密がとても興味深い。全ての作品を集めることがとても大変なことがよくわかる。古書店をいくつも回りあるいても出合うことができるかわからない。マニアの人は苦労しつつ蒐集するのでしょう。
    寺山修司さんその人物に興味を持つ。病床に伏しているときに歌った詩が素晴らしい。
    文学はあまり手をつけてこなかったが、読書の幅を広げるよい機会になったのかもしれない。"

  • 【最終レビュー】

    映画化原作本。

    シリーズ・第5弾。図書館貸出。

    *今作(第4弾)までのアーカイブ・既読レビュー

    https://booklog.jp/users/sapphire913/archives/1/4048914278

    前作(上記のラスト)の流れの続き…

    栞子さんと大輔の関係が、少しずつゆったり近づきつつある中

    今作は、今まで以上に

    『密度の濃さ・深みに一層、厚みが際立っていた内容』でした。

    〈タイトルに込められた、作家一人一人の『表』と『裏』の顔を通しての『生身の姿や魂』〉

    〈幾度と再版する背景となったもの〉

    〈作品のジャンルの広さ(海外文庫本・コミック・古本関連の雑誌・詩歌・短歌)等…〉

    所持している人を取り囲む、家族間の、歯がゆさ、やりきれなさが複雑に交錯し

    過去から流れ着くかのような

    〈奥底で抱えていた「ひとつひとつの想い」〉

    〈物語(フィクション)に触れることを通して伝わってくるもの〉

    これらが、上手く味わい深く絡み合いながら

    「究極に、クッキリと、映し出されるかのような雰囲気そのもの』

    ひしひし感じ取っていました。

    ちょうど、自身が出生した

    『当時の年代に生まれた作品』

    物語の中に多く絡んでいたので

    〈古きよき光景=アナログの世界観〉へ

    タイムスリップするような懐かしさも同時に覚えていました。

    ただ、この流れのままには、スッキリとは終わらない。

    また一つ、栞子さんに突きつけられた

    『一通の手紙』

    いよいよ、クライマックスへの序章への流れに向かう様相といったところです。

  • プロローグの語り手が大輔さんじゃなかったこと、言われてから気づいた!栞子さんが大輔を呼ぶ呼び方が「大輔さん」から「大輔くん」に変わっているのがなんともイイ。

著者プロフィール

1971年、神奈川県横浜市生まれ。 武蔵大学人文学部社会学科卒業。中古レコード店、古書店勤務を経て、『ダーク・バイオレッツ』で2002年デビュー。2011年に発表した古書ミステリー『ビブリア古書堂の事件手帖』が人気作になる。同作は2012年に本屋大賞にノミネート。2012年、「足塚不二雄『UTOPIA 最後の世界大戦』(鶴書房)」(『ビブリア古書堂の事件手帖2』に収録)で第65回(平成24年度)日本推理作家協会賞短編部門にノミネート。2014年3月14日、『ビブリア古書堂の事件手帖4』(メディアワークス文庫)で第67回(平成26年度)日本推理作家協会賞長編および連作短編集部門にノミネート。

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