ビブリア古書堂の事件手帖 (5) ~栞子さんと繋がりの時~ (メディアワークス文庫)

著者 :
  • KADOKAWA/アスキー・メディアワークス
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本棚登録 : 7163
レビュー : 881
  • Amazon.co.jp ・本 (322ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784048662260

感想・レビュー・書評

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  • おもしろかったです!

    本にまつわるミステリーは薄めですが、大輔さんへの返事を真剣に考える栞子さんの魅力が溢れんばかりです。

    ラスボス智恵子との対決(?)シーンにドキドキした。
    なんかフラグ立ちまくっていたし。
    言い残した言葉からすると、最後に起きた災厄の元凶なんだとプンプンする。

    栞子さんは大輔くんの言葉がうれしかっただろうなー。
    もうちょっと余韻に浸りたかったのに…w

    ビブリアがサスペンス・ミステリーぽくなっていきそうな次巻が楽しみであり、ちょっと怖い。
    ラスボス智恵子が願うのは娘の幸せなのか、自らの探究なのか。

    最後は気持ち良く物語を終えて欲しいものです。

  • 一日で読んじゃいました。ビブリアはかなり楽しい本だから大切にゆっくり読もうと思っていたのに、もう続きが気になって気になって!
    今回は三つの事件と、幕間、そして序章と終章とあってこれ一冊ですごくきれいにまとまっているなぁ、と。
    作者様、巻数を重ねるごとに構成がうまくなっているなーとか思ったり。

    今回は二話目のブラックジャックの話が良かったなー。祖母の言葉に思わず涙が。自分と境遇が似てるからか、結構感情移入してた。そうそう孫ができたらほんっと変わるんだよねぇ(笑)厳格な父がメロメロになっちゃったりするんだよ。
    一話目は、え? え? えええ?! ってなった(笑)そ、そうなのか、そうなのかー。なるほどなぁ。
    そして、三話目。どうしようもないやつが出てきて「おいおい」って思ってたら、ラスト。そういうことかぁってにやっとしちゃった。
    というか、出てきたねお母さん。栞子さんがお母さんに会おうと必死になっていたのもそういうことかぁ。
    そして栞子さんの心配に対しての大輔くんの一言、いやもう目から鱗感がたっぷりですっごいよかった! でもそうだなーって思う。
    お父さんもそうすればよかったのにねぇ。でも子供が二人もいたら無理か。

    さて。次巻でとりあえず追いついてしまいますよ。出版に。ああ。次巻を読んだらあとはリアルタイムで焦れ焦れしてしまうー。やなんだけど、でも久しぶりにそういうのも楽しいかもなーって思ったり。
    そんなわけで、引き続きビブリア楽しもうと思います。

  • きたきたきたきた!ようやく大輔くん言葉が喋れましたね(私的にはこんな印象です)。そして、天然なのか、ボケなのか・・・ですがキメ台詞が決まりましたね!「ぼくも行く」!ははは。栞子さんは残された側だったので、不安だったのでしょうね。
    今回はマンガも登場して層の厚さを感じました。
    しかも「ブラックジャック」ですよ!
    永遠の名作ですよ!
    やはりこのシリーズは素晴らしい。

  • 恋愛に関しては、本当に不器用な二人だわ。
    でも、だからこそ応援したくなっちゃいますね。

    これからまだまだ色々ありそうだけど、
    二人で乗り越えていく姿をハラハラしながら
    見守っていきたいと思います。

    • 猫丸(nyancomaru)さん
      「本当に不器用な二人だわ。」
      不器用だと、構って貰えそうだな←打算が混じるとダメかな。。。
      どんな風に収まるのか楽しみですね!
      「本当に不器用な二人だわ。」
      不器用だと、構って貰えそうだな←打算が混じるとダメかな。。。
      どんな風に収まるのか楽しみですね!
      2014/05/01
  • 遂に覚悟を決めて告白した五浦大輔の熱い想いは果たして栞子さんに届くのか?ビブリア古書堂の運命の5月が描かれる人気古書ミステリーの5冊目です。まあ何はともあれ五浦君は古書店で働く事で随分と有意義な人生勉強ができていると思いますし恋愛についても半端ない自制心と忍耐心を養えましたよね。32、3頁の黒っぽい白っぽい本屋ではないけどいい加減に白黒はっきりして欲しい!と言いたくもなりますね。最後は嬉し恥ずかし甘酸っぱい感激のラブシーンが読めそうだったのにああ!最悪のお邪魔虫野郎!大輔よ愛する人を全身全霊で守るのだぞ!

    今回も終盤に姿を現わした母・智恵子はやっぱり前作の幻の原稿の真相を語ってはくれませんでしたね。思わせぶりな言い方は案外逆のパターンが多く結局は何にもないのだろうと私は思いますね。ああ、それにしても智恵子の嫌らしい性格が栞子さんに絶対に受け継がれて欲しくないですよね。5月末ギリギリを避けて返事を少しでも前倒ししたのは栞子さんの再び歴史を繰り返したくない強い意志の表れだと思いますし、栞子さんにはビブリア古書堂に骨を埋める覚悟で生涯に渡って店を離れずに大輔と二人で(妹の文香も一緒に)人生を全うして欲しいですね。

  • この巻を読んで「彷書月刊」のことを初めて知った。この巻を読んで、「ブラック・ジャック」と寺山修司のことをより深く知ることができて良かった。この巻の中に紹介されている本の中で「愛のゆくえ」が1番読みたくなった。栞子の両親の過去と志田の過去が明らかになった巻だった。続きが気になる。

  • 読了。このシリーズは読んでいる最中から他の本を読みたくなる、興味が膨らむ本で、シリーズ5作目のこの本は手塚治虫と寺山修司が読みたくなった。昔読んだ本を思い浮かべながら小説を読み進める。シリーズが進む毎に栞子さんと五浦くんの関係も少しずつ変化し、さらに謎めいた母親も徐々に姿を現してくる。先を読みたくなる気持ちと、他の本を読みたくなる本。

  • "古書にまつわる珍しい秘密を知ることができるミステリー仕立ての小説第5段。
    手塚治虫さんのブラックジャックにまつわる秘密がとても興味深い。全ての作品を集めることがとても大変なことがよくわかる。古書店をいくつも回りあるいても出合うことができるかわからない。マニアの人は苦労しつつ蒐集するのでしょう。
    寺山修司さんその人物に興味を持つ。病床に伏しているときに歌った詩が素晴らしい。
    文学はあまり手をつけてこなかったが、読書の幅を広げるよい機会になったのかもしれない。"

  • 【最終レビュー】

    映画化原作本。

    シリーズ・第5弾。図書館貸出。

    *今作(第4弾)までのアーカイブ・既読レビュー

    https://booklog.jp/users/sapphire913/archives/1/4048914278

    前作(上記のラスト)の流れの続き…

    栞子さんと大輔の関係が、少しずつゆったり近づきつつある中

    今作は、今まで以上に

    『密度の濃さ・深みに一層、厚みが際立っていた内容』でした。

    〈タイトルに込められた、作家一人一人の『表』と『裏』の顔を通しての『生身の姿や魂』〉

    〈幾度と再版する背景となったもの〉

    〈作品のジャンルの広さ(海外文庫本・コミック・古本関連の雑誌・詩歌・短歌)等…〉

    所持している人を取り囲む、家族間の、歯がゆさ、やりきれなさが複雑に交錯し

    過去から流れ着くかのような

    〈奥底で抱えていた「ひとつひとつの想い」〉

    〈物語(フィクション)に触れることを通して伝わってくるもの〉

    これらが、上手く味わい深く絡み合いながら

    「究極に、クッキリと、映し出されるかのような雰囲気そのもの』

    ひしひし感じ取っていました。

    ちょうど、自身が出生した

    『当時の年代に生まれた作品』

    物語の中に多く絡んでいたので

    〈古きよき光景=アナログの世界観〉へ

    タイムスリップするような懐かしさも同時に覚えていました。

    ただ、この流れのままには、スッキリとは終わらない。

    また一つ、栞子さんに突きつけられた

    『一通の手紙』

    いよいよ、クライマックスへの序章への流れに向かう様相といったところです。

  • プロローグの語り手が大輔さんじゃなかったこと、言われてから気づいた!栞子さんが大輔を呼ぶ呼び方が「大輔さん」から「大輔くん」に変わっているのがなんともイイ。

  • 古書を巡って繋がる人々
    このテーマどおり物語は進みます
    「繋がること」は清々しさもあれば、重いものもありますし、繋がることで生まれる悲劇もあります
    また、「繋がること」は「くりかえされること」でもあるというメッセージも聞こえてくるような物語になっています

  • シリーズも五巻目に突入しました。
    サイン色紙をプレゼントという甘い言葉に誘惑され、まんまとそれに乗ってしまう自分が恥ずかしいです……それはさて置き、本題に移りたいと思います!
    今回の話で大きく前進した大輔くんと栞子さんとの関係。
    一巻からもじもじプレイを続けてきた二人は遂に――。
    自分の気持ちに真正面から向き合う栞子さんの勇気とそれを支える大輔くんの心優しい姿が印象に残った一冊でした。
    少しずつ少しずつ積み重ね、距離を縮めていった二人だからこその感動だと思います。

  • 五浦が栞子さんに告ってから返事をもらうまでに、
    これまた色々ありますな。

    あっ、新キャラの栞子さんの高校時代からの親友、
    滝野リュウが結構良いキャラだわ。
    姉御肌だけど、見た目にも気を使ってて男っぽいって
    訳でもなく。

    栞子さんと五浦の恋愛の進展と、
    様々な本とその持ち主に関わる謎解きが今回も面白い。
    ほんと読んでるジャンル手広くて、その全てにおいて
    深い造詣あるから毎回感心してしまうわ。
    俺的にはブラックジャックが一番身近に感じたw
    話の内容でも最後の方は涙ながらに読んだよ。

    前作以上に持ち込まれる謎の裏には、
    栞子の母”智恵子”の影がいつもちらつく。智恵子怖いよ。 
    栞子さんの周りにいる人物の大半が
    なんだかんだで彼女と繋がり持ってそう(・_・;)
    実の娘の一人でもある栞子の妹を使い、ダメになると志田を使い
    それも前回でダメになったのに今度は・・・

    栞子さんのこの本丸々使ってまで返事を先延ばしにしていた不安事項を、あっさりと五浦のさも当たり前のように言った返答で解消しちゃったところはとても良かったw

    ラストはアイツが出て来るし、続きが気になって仕方ない。

  • ここまで巻を重ねているのに、1巻から登場している人で驚かされるとは思いませんでした。
    栞子さんが済ませたかったことも予想外だったし、それに対する大輔さんの返事にもやられたって感じです。
    よくよく練られたお話だなぁ。

    ラスト、いいところでジャマが入っちゃいましたが、もう一波乱ありそうですね。
    これが解決したらめでたしめでたし...なのかしら?
    にしても、自分のことをニガテと感じている人まで利用できてしまうとは、智恵子さん、おそろしい人です。

    最後まで読んで「?」となって、プロローグとエピローグの仕掛けに気づきました。ここでもやられた〜。

  • やっと、大輔君が告白し、栞子さんがそれに応えてくれた。これで、物語も終盤へと向けて進んでくれるかな。そろそろ栞子さん関係の謎や伏線は全部回収して終わっていいかな、と思うくらい長いきがする。

    ただ、ストーリーや登場人物などの掘り下げなど読みどころ満載だから飽きずにずっと読めれるから大好きなシリーズとなっているけど。

     また、志田さんの正体が判明したり、栞子さんの近況を母親に報告してる人がころころ変わったりと波があるように思えた。栞子さん周りの登場人物を深く掘り下げ、だんだんとキャラクターが立ち出してきた感があった。

  • プロローグから良い意味でだまされた。冒頭の練りこんだ仕掛けを含め、人気作になっても変わらず丁寧に書いてあることがうれしい。参考文献の数もすごい。短期間で書ける作品ではないと思う。続編が少しくらい遅れても良いので、妥協せずに書き続けて欲しい。楽しみに待ちたい。

  • 今回も古書にまつわる謎解きに心を奪われました。

    謎が解けると大切な人との誤解も解ける…。単なる古書の知識の羅列ではなく、古書に秘められた温もりあるエピソードがこのお話の魅力なのではないかと思いました。

    古書の事件だけではなく、女店主である栞子と青年店員、大輔の恋の行方も非常に気になるところです。次巻を楽しみに待ちたいと思います。

  • 三上延による人気ビブリオミステリ第5弾。
    栞子に告白したものの、なかなか返事をもらえない大輔。そうこうするうちに身近な人から謎解きを頼まれ、ギクシャクしながらも協力して謎を解いていく。その裏に栞子の母親の影が見え隠れしている。
    いろんな意味で栞子の母親・智恵子はすごい人だ。本の知識の豊富さもさる事ながら、全てを知った上であえて栞子に謎解きをさせたり、栞子と大輔がどう動くかも予想した上で待ち構えたり。こんな人が身近にいたら気持ち悪いかも。
    実は、本作にはある仕掛けが仕込んである。エピローグまで読んだときに違和感を感じたのが気がつくきっかけになっているが、それに気がついたときには作者の周到な物語の構成に思わずうなってしまった。

  • 五浦さんんんんん!!!!!!
    今回、事件の中では五浦さんの陰薄いなと思っていたのですが最後の最後に…!
    栞子さんも五浦さんも誠実でほんとすきです(*´`*)

  • 読み終わった後に「そういうことか!」と思わず納得。
    母と娘の確執・・・そして栞子が大輔にとった返事とは・・・!
    今回も読み応え充分の内容だった。

  • ここで御終いでもいい感じの展開でしたね。田中再登場にて続きがとても気になります。折り返し過ぎたこともあってだいぶまとめみたいな感じに収束していきそうですね。

  • 文句なしだ、面白い。
    どの巻も面白くて、どの話も面白い。
    たまりません。

    そう見える人がそういう人かどうかはわからない
    人の見えている部分なんて
    その人のほんの一部分なんだ、ということが
    今更ながら、見えてくる。

    ドロドロとサラサラと、蠢く内面に
    決して投影されない外見。
    そいういうものがあることも
    今更ながら気付くのだ。

    原色もパステルも、黒にさえ混ざらない
    自分がそこにある。

    それは誰とも同じでない。
    たとえ親子でも。

    • 猫丸(nyancomaru)さん
      これから読む予定、、、
      これから読む予定、、、
      2014/03/03
  • ひと段落、と云った展開。
    それでも物語はここから動いていくと思われるので、次巻以降も楽しみである。

  • 面白かったー!
    さくさくと読めるのに軽い感じがなくとても良い。
    次作が早く読みたいと心底思わせる終わりかた!
    栞子さんのお母さんは、いったい何を気を付けろといったのか。
    まだまだ続きそうで嬉しい限り。

  • 最初の話でそうだよ、このいい意味での裏切り感と膝を打ち、
    ラストでうわああああああああああ五浦あああああああああああいいぞおおおおおおおおおおおおおおおリア充爆発しろおおおおおおおおおおおおおとなった。
    素晴らしい転機だ!
    大丈夫、この二人ならきっと大丈夫!

  • ずっと待ちに待っていた本。
    五浦さんが栞子さんに告白して終わった4巻。すぐに答えに行きつくのかと思っていたが、なかなか出てきませんでしたね。引っ張る引っ張る。答えが出る五月末までの間に起こる古書にまつわる事件の数々。今までとは明らかに変化している二人の空気が、読んでいてよく伝わる。思わずニヤニヤしながら読んでしまいました。
    そしてついに母智恵子と会うことになった最後。智恵子さんの言葉はいろんなことを含みすぎていて怖い。彼女は絶対、今後何があるのか全て知っているに違いない。
    またしても続きが気になる終わり方でした…。

  • 今回も面白いところで終ってしまったー!
    続きが気になります。
    それにしても最初の「愛のゆくえ」の話は大輔と栞子さんの事だと思ったら違ったんですね。
    そして栞子が悩んでいた母と同じ事をしてしまうかもしれないという悩みをあっさりと解決してくれた大輔にきゅんきゅんしてしまいました。
    それにしても田中敏雄は本当に自分で晩年の謎を解いたのだろうか。
    智恵子が栞子さんにここに残るなら気をつけなさいと言っていたのがひっかかりますね。
    早く次の巻も読みたくて堪らないです!

  • 大輔さんの番狂わせは栞子さんにとって救いなんだけど、智恵子さんのお父さんが大輔さんのように番狂わせ出来なかったのは何だか切ない。

  • 4巻が1冊まるまる1人の著者に纏わるストーリーでしたが、今回は3巻までと同じような短編を複数収録した作りに戻りましたので、またサクサクと読めました。それでいて、各章ごとにちょっとした裏話的な部分や、後日談といったものを『断章』として設けてあり、今までとはまた違った形で楽しめる作りになっています。こういったさり気ない変化は、ストーリー物を飽きさせないで読ませて貰えましたのでステキです♪

  • シリーズ読み

著者プロフィール

1971年、神奈川県横浜市生まれ。 武蔵大学人文学部社会学科卒業。中古レコード店、古書店勤務を経て、『ダーク・バイオレッツ』で2002年デビュー。2011年に発表した古書ミステリー『ビブリア古書堂の事件手帖』が人気作になる。同作は2012年に本屋大賞にノミネート。2012年、「足塚不二雄『UTOPIA 最後の世界大戦』(鶴書房)」(『ビブリア古書堂の事件手帖2』に収録)で第65回(平成24年度)日本推理作家協会賞短編部門にノミネート。2014年3月14日、『ビブリア古書堂の事件手帖4』(メディアワークス文庫)で第67回(平成26年度)日本推理作家協会賞長編および連作短編集部門にノミネート。

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