神様の御用人 (メディアワークス文庫)

著者 :
  • アスキー・メディアワークス
3.75
  • (127)
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  • (208)
  • (29)
  • (7)
本棚登録 : 2007
レビュー : 239
  • Amazon.co.jp ・本 (290ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784048662703

作品紹介・あらすじ

ある日、主人公でフリーターの良彦は、もふもふの狐の神の黄金から神様の御用、願いを聞いてその御用を遂行するということをまかされました。『神様の御用人』となった特別な力があるわけではない普通の人間である良彦が、黄金と一緒に神社を訪ね歩き、神様の願いを聞き、かなえるために努力する現代和風ファンタジーです。

感想・レビュー・書評

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  • 作者の浅葉さん、前に「山が私を呼んでいる」を拝読しましたけれど、この「神様の御用人」シリーズは、作品の構想が群を抜いて面白い。純粋にサクサクと楽しめるお話しです。

    力の弱くなった神様の依頼を実現すべく、東奔西走する良彦君。相棒?の方位神である黄金とともに神々の世界が広がる。現代に生きる神さまも多くの悩みを抱えているのですね。どのお話しも、しんみり、ほんのりとした落ちがつき良い雰囲気。黄金のもふもふした感じも良いです。

    折しも式年遷宮を迎えた後、神社仏閣にも世の皆さんの興味が注がれ、神さまの力も増してきているのではと思います。あっ、もちろん我が家にも御朱印帳がしっかりあります。

  • 勤めていた会社を辞めて、現在バイトでなんとかしのいでいる主人公・良彦は、ある日道端で助けたおじいさんから不思議な緑色の本を手渡されます。
    その本は宣之言書(のりとごとのしょ)。
    この書を持つ者は、日本の土地におわす八百万の神々のご用事を聞いて叶える"御用人"のお役目を命じられた証なのだとか。
    人間味あふれる…というか、なんだか神様らしくない神様たちに振り回される、良彦の新しい生活のはじまりです。

    予想していたよりドタバタ劇でしたが、気分転換にちょうどよい、元気になれるストーリーでした。
    引きこもりゲーマーの中学生やら、町内会のおじさまやら、本当に神様らしくない神様たちなのです。
    でも、かつてはこんな風に神様と人間の距離は近くて、一緒にお酒を飲んだり、語らったりしていたのではないかと思わせてくれました。

    いつも近くで神様が見ているかも、と思うと、日々の生活にもハリが出てくるような気がします。
    都合のいいときだけの神頼みではなく、手を合わせて「近頃はこんな感じの毎日です。これからも見ていてくださいね」とお参りしてみよう、と思いました。

  • 途中経過でレビューを書くのもなぁと思ったんだけど、面白い!(完読! とても面白かったです!)

    作者の神社への愛が感じられる(笑)

    特に『方位神』たる狐(失礼)の『黄金』がいい。是非とも我が家へもいらして頂いて、そのもふもふとなさったご神体を愛でたい。そして愛すべき神々と吞み明かしたいとも思う。(いや、今はお酒飲めないけどさ)

    黄金様、都路理の抹茶パフェまで食べに行くのは遠いので、セブンイレブンの『しろくまアイス』辺りで手を打って頂ければ私も御用人(パシリ)しますでぇ(*^_^*)

    そんな私の初詣は一月末。
    諸々の事情で先延ばしになってしまった初詣の頃には御雷様、ゆかりの梅の花が咲いているだろうか……。

  • 神様系と表紙が好きだったから呼んでみた

    土地神とかは知ってたけど
    ここに出てくる神様は初めて知ったし
    神様の説明もわかりやすく書いてあって
    おもしろかったし

    神様を想うことを大切にしたいって思った
    神社に行きたい

  • 良彦と黄金のコンビいいなぁ。
    良彦の人柄の良さと、小言を言いながらも認めて、見守ってくれてる黄金。
    ほっこり。
    出会う神様も、みんな個性的で愛嬌がある。
    ほろりとするシーンも。

    神社のこと、神様のこと、にわかにしか知らなかったから、そうなんだ!ということも多くて勉強になる。

    すいすい読んじゃう。
    続きも楽しみ。

  • 最近お気に入りの一冊!
    とっても読みやすい!けど神様の名前など漢字が難しいよ〜
    まぁ面白いから良い!
    コレ読んでから神社にハマり御朱印帳買いました。

  • 野球の推薦で入社後右膝を痛め、野球部のなくなった会社に居場所を失い辞職し今はフリーターの良彦。バイトの帰り道、蹲る老人をたすけると、1年前亡くなった祖父・敏益の知り合いだと、緑の冊子を渡された。神職見習いの友人藤波孝太郎に冊子に現れた「方位神」について聞くとー

    ◆表紙絵にうっかり騙された、神様のパシリする主人公が中学生高校生じゃなくまさかフリーターとは!でも。良彦、いいヤツだな-…そういう影響を与えたおじいちゃんも。スイーツにも電車にも興味津々な太古の神・方位神の黄金に軽口叩いて、国津神・一言主はネットマニアな男子中学生の如きデフォ、意外と純な龍神・橋姫に、子供の年越しを見守った歳徳神。八百万の神様にはまだまだネタはつきないだろから続きが楽しみ♪

  • えーっ!神様にこんな気軽に接して良いの!?(゜m゜;)と思ったけれど、身近な人や物に対して大切に思う気持ちが信仰に通ずるから良しなのかな?(^^;)神様の御用人代理に選ばれただけあって主人公の良彦はなんだか凄い!(;゜∇゜)それから黄金に凄~くモフモフしたい気分になる(*^^*)

  • 初めましての作家さんです。
    夏目友人帳の神様バージョンですね。
    友人帳にあたるのが宣之言書(のりとごとのしょ)。
    妖怪の名前ではなく、助けを必要とする神様の名前が
    薄墨で書かれたように浮かび上がる。
    無事にやり遂げることができたら名前が濃い色に変わり、
    神様の御朱印がもらえる。
    そしてニャンコ先生にあたるのが、モフモフの狐神・黄金。
    人間以上に人間らしく、そして理不尽な神様達に
    振り回されながらも大切な事に気付き伝える。
    滑稽で優しくて切ない、まさに夏目友人帳のような
    あったかいストーリです。

  • 読み始め…16.6.28
    読み終わり…16.6.29

    ここに登場する遥か神代の先より存在する太古の神である方位神の狐神が申すには、その昔神の力というのは神祭りという行為によって、人から感謝の心を奉納されることで補われていた。そして人は神からの恩恵を受けていた。神と人とはお互いがお互いを生かしめる持ちつ持たれつの関係だったといっています。それがいつしか祀ることもしない人間が、気まぐれにやってきては勝手な願い事を唱えて去っていくばかりで、それでは神の力は弱まるばかりなのだとか。。

    神様には日頃の平穏を感謝する。そうすれば神様は感謝されたことへの恩返しとして私たちにまた少しの幸せを分けてくださる。あぁ..そういうことだったのですね...。私は今まで少し間違っていたことをしていたのかもしれません。仏さま(仏壇)の前では家族の平穏、無事の報告と感謝で手を合わせていましたけれど、神様の前では〇〇しますように~とついついお願い事をしてしまったり、全くの無言かでした。反省~。

    それでは神の力は弱るばかりで割にあわないと、狐神は神様たちの御用(願い事)を聞いて回る人間「御用人」の役目をフリーターの良彦に命じるのです。狐神はモフモフの狐の姿になって良彦と連れ添い、いろんな神様の様々な願いを聞きまわっていきます。

    それにしてもモフモフな狐神・黄金の最初の御用というのが抹茶パフェとは。^ ^
    神といえどもなんとも幼げというか単なる我が儘というか、単純で笑っちゃう♪

    ほっこりと温かな気持ちで楽しめます。

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プロフィール

第17回電撃小説大賞で<メディアワークス文庫賞>を受賞。「空をサカナが泳ぐ頃」でデビュー。

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