ゼロから始める魔法の書 (電撃文庫)

著者 :
  • KADOKAWA/アスキー・メディアワークス
3.65
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本棚登録 : 321
感想 : 25
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  • Amazon.co.jp ・本 (344ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784048663120

作品紹介・あらすじ

教会歴526年-。世界には魔女がいて『魔術』が存在していた。そして、世界はまだ『魔法』を知らなかった。そんな時代、人々に"獣堕ち"と蔑まれる半人半獣の傭兵がいた。日々、人間になることを夢見る彼だったが、その数奇な運命を一人の魔女が一変させる。「-戻りたいのか?人間に。ならば傭兵、我輩の護衛になってくれ」ゼロと名乗る魔女は、使い方しだいでは世界を滅ぼしかねない魔法書"ゼロの書"を何者かに盗まれ、それを探す旅の途中だという。傭兵は、人間の姿にしてもらうことを条件に、大ッ嫌いな魔女の護衛を引き受けるのだが、禁断の魔法書をめぐって人々の思惑が絡み合い…。第20回電撃小説大賞・大賞受賞作!

感想・レビュー・書評

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  • 全体的に小奇麗にまとまった作品で、全体的に粗が目立つ作品。
    キャラクターの行動に一貫性を感じないので、どうしても感情移入ができない。
    どうしてこの作品が電撃小説大賞に選ばれたのかと考えさせられた事が、参考にはなった。

  • こういう、信じ合ったり疑ったりしながら絆を深める系の話はかなり好き。テンプレまんまのストーリーも悪くなかった。続きあるなら読みたいけど、こんなチート魔女と旅して、果たしてこれから傭兵には活躍する場面があるのだろうか。
    流行りの老獪な美少女キャラは食傷気味だけど、この大賞作品でブームは終わるかな。

  • 令和2年9月の特集「文学賞受賞作」

  • ライトノベル

  • 一応バトルものなのだがキャラ立てが『狼と香辛料』とかそっちふうでちぐはぐ
    もっと主人公とヒロインが最強最高でなければならないのだが
    そういう組み合わせが個性なのかもしれないが
    先人がしていないのは思いつかなかったからではなく
    したけど失敗して埋もれたからだと思うがどうか
    そのちぐはぐさを除けば全体に良くできてるだけに残念
    内容には関係ないがヒロインが「美女」には見えないけれど
    イラストレーターに描けないとは思えないので
    編集の要望なのだろうか(陸奥でなく島風にしろという)

  • 魔女と獣人が魔道書を取り返しに行く話。
    よくできてるねんけど、おもろいかといわれると微妙。
    可愛げが足りひんからやろな。

  • シリーズ一巻目になります。
    魔法を発明したゼロという少女が書いた本が何者かによって盗まれてしまいます。
    ゼロが穴蔵から初めて外の世界へ出て、先に本を探しに行った相棒の13番という魔法使いの行方を追う話です。

    魔法が当たり前にある世界感がとても丁寧に描かれていて、面白かったです。
    ゼロの旅の仲間になる人々もとても味があり、その人たちだけでも充分に面白い話がたくさんでてきます。

    本作だけでも奇麗に物語は終わっていますが、とても面白いのでゼロをはじめ他のキャラクター達のお話も読んでみたいと強く思いました。
    是非、次巻が読みたいです。

  • 久々のライトノベル。

    魔術と魔法のシステムの違いが面白くて、オーバーテクノロジーを放ってしまったことによる、世界の変革はどうなるのか。
    シリーズとして楽しめそうな作品。

    ……の割にレビュー数が少ないのが不思議。
    ライトノベルが飽和状態ってこと?

    以下ネタバレあり、注意。


    ゼロが十三番を探す旅が、まさかあっさりと見つかるとは思わなかった。
    ゼロにしても、十三番にしても、愛が深すぎて。
    そしてゼロの逆ハーレムが良い感じです。アルバス影薄すぎる。。。

    詠月の魔女の響きは良いのに、泥闇の魔女て。
    なんか、もうちょいカッコ良いのないんか。

    ストーリーはオーソドックス。
    もう少し「ゼロの魔術師団」側の論理があっても良いように思う。
    虐げられていた者が、力を得て、また理不尽に失わされる。そんな都合の良い遊びに付き合わされた方としては、たまったもんじゃないよねー。

    しかしまあ、ゼロの可愛さに全て許す(笑)
    ひとまず5巻まで入手したので、サクッといこう。

  • ある異世界で魔術の世界に静かな革命が起きようとしている。そんな時、魔術師と一人の傭兵がであって……という話。主人公とヒロインの関係性が、主人公とヒロインの個性とうまく重ならないようマッチングしてありました(合ってるのか合ってないのかどっちだ)。厭世家をきどっていて人情味ある主人公がよかった。意表をつく、いい意味で読者の期待を裏切ってくれる箇所が多々あり、また悪役にも共感できる余地がきちんと作られているあたりとても良作になっています。

  •  著者のデビュー作。あとがきにも書いてある通り、王道のファンタジーである。

     全体的にややのんびりとした空気は感じるが、魔法や武器を使って戦う場面などはそれなり燃えるし、主要キャラクターがみんな「いいやつ」であり、とても魅力的に描かれている。主人公が獣の姿をした獣人であるのも特徴的で、その身体能力を生かした行動や戦闘も見どころである。

     個人的には可もなく不可もなくといった印象だったが、硬派な文体と王道なファンタジーで、かなり優等生的な安心感のある作品だと言える。

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著者プロフィール

作家。東京都生まれ。『ゼロから始める魔法の書』で、第20回電撃小説大賞を受賞し、デビュー。同書は全11巻のシリーズとなり、漫画化、アニメ化された。
ほかの主な作品に「魔法使い黎明期」シリーズ(講談社ラノベ文庫)がある。ゲームのシナリオも手がけている。

「2022年 『呪イアツメ(3) 生け贄のコレクション』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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