さくら荘のペットな彼女 10.5 (電撃文庫)

著者 :
  • KADOKAWA/アスキー・メディアワークス
4.04
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本棚登録 : 294
感想 : 18
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  • Amazon.co.jp ・本 (296ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784048664127

作品紹介・あらすじ

空太に恋する栞奈は、美咲に巻きこまれて空太たちの修学旅行についていくことに。空太の運命の日を栞奈目線から見た「長谷栞奈の突然な修学旅行」。高校3年生になった栞奈は、伊織からの告白を断り続けていた。でもそれは素直になれない心の裏返しで-。書き下ろし「長谷栞奈の不器用な恋愛模様」。大学生になりゲーム会社を立ち上げようと頑張る空太。ましろには会ってないが、いつも彼女を応援している。少し大人になった空太たちの夢への途中の日々を見つめる書き下ろし「まだ夢の途中」。豪華3本立て+おまけ掌編で贈る、変態と天才と凡人が織り成す青春学園ラブコメ、これが本当の完結巻です。

感想・レビュー・書評

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  • オマケの短編。
    その他の人の話ばっかりやし、肝心のとこは何にも解決せんかった。

  • シリーズを締めくくる短編集。栞奈と伊織の短編が2編とさくら荘メンバーの卒業後の話が1編。ヨリを戻したましろと空太の話が1編。栞奈と伊織の話が一番良かったかな。校内放送で告白宣言してしまう伊織はやっぱりちょっとバカかなあ。でもいろいろ物事を複雑に考えてしまう栞奈には丁度いいのかも。ましろと空太もケンカしながらもうまくやっている様子が読めて、本当の意味で締めくくりという感がする。もうこのメンバーの話が読めないのは寂しいが、折を見て再読してみたいとも思う。感想はこんなところです。

  • 5/5点

  • ネタバレ 伊織・栞奈編は面白く読めた。一方、10巻最終章に鼻白んでいたので、番外編ラストはどうでもいい感じ。

  • 北海道での話とちょっと後のお話。
    栞奈メインです。



    長谷栞奈の突然な修学旅行
     空太、ましろ、七海を見送った後。
     美咲に拉致られてそのまま北海道に連行され。
     伊織も一緒に。
     本編は空太&ましろですが、ここでは栞奈&伊織で。



    長谷栞奈の不器用な恋愛模様
     栞奈と伊織は3年で。
     伊織が全日本コンクールにエントリー。
     見に来て欲しいと栞奈にリクエスト。
     素直になれない栞奈。
     さくら荘に同居している優子に頼られて嬉しい栞奈。
     女子会鍋パーティーを美咲の家にて開催。
     栞奈はリタに魔法の言葉を授かる。
     『入賞したら付き合ってあげてもいい』と。
     伊織に想いを寄せて惨敗した後輩たちの嫌がらせ。
     上履きを隠されたりもして。
     コンクールでは空太と美咲夫妻、伊織の姉カップルと行動を共にする。
     大喝采をもらうも入賞ならず。
     あまりの凹みように付き合うことを承諾する。
     だって…本音は伊織の事気になって仕方ないんだモン。
     晴れてカップル誕生となった。



    まだ夢の途中
     空太達が高校を卒業して大学進学のちの話。
     それぞれの夢を追い走り出して間もなく。
     切なくも果てしなく遠そうな、見えそうな未来。
     その中で精いっぱいの一瞬を生きているさくら荘の面々。
     10巻の最終話の少し前。
     実は細かに色んなことがあったんだな…。


    クリスマスに事件は起こる
     最終巻最終話よりも少し後。
     よりを戻した空太とましろの少し大人の展開。
     相変わらずクリスマスが素直に送れずに。
     その代り…
     空太はましろの両親に会うことを了承させられ。
     ましろは正月に福岡に行く事になる。


    栞奈の不器用さが切ないし。
    伊織を応援したいわ。
    リタと龍之介のその後が気になる。
    七海は我が道を行くのだろうし。
    それは空太もましろも同じ。
    爆笑場面は少なめだけど、あちこちに散りばめられてます。

  • 評価:☆5

    変態と天才と凡人が織り成す青春学園ラブコメ、これが本当の完結巻。


    美咲に無理やり連れられて空太達の修学旅行に行ったり、空太達が卒業した後の二人の進展具合が描かれたりと、長谷栞奈と姫宮伊織がメインの巻になってます。

    「『姫宮弟』は、卒業できたみたいですね」
    このシーンは胸が熱くなった。
    てかこの巻の伊織やたらカッコよかったけどこんなにイケメンだったっけ?w成長したってことなんだろうけど。

    「私、時々、白いものを黒いって言うから」
    最高に面倒くさい性格をしている栞奈ですが、その分デレた時の破壊力は抜群!
    素直になれないところが微笑ましい(´∀`*)

    「要するに、『何もない』があるってことか」
    と仁さんのようなことを言う空太は成長したなぁw
    でもホント、しっかりと先を見据えて自分の足で歩くと決意している空太はカッコよかった。

    最後は空太とましろの忙しくも幸せそうなクリスマスイブで温かに締め。

    これで本当に終わりだと思うと寂しいですが、鴨志田一先生と溝口ケージさんには最大級の感謝を!ホント自分好みの作品だった。

    早く青春ブタ野郎シリーズ買わねば(笑)

  • 変人たちの集まるさくら荘で巻き起こる青春ラブコメの本当の最終巻。
    短編集4編。

    長谷栞奈の突然の修学旅行…★★★★☆
    8巻の空太たちの修学旅行を栞奈目線で描いたもの
    青春はいいね!

    長谷栞奈の不器用な恋愛模様…★★★★★
    空太たちが卒業してからの栞奈たちのこと
    一番さくら荘らしいね!
    栞奈がメチャクチャかわいく見えたよ。

    まだ夢の途中…★★★★☆
    ↑の恋愛模様の少しあとの話
    話の中で生まれたカップルたちの後日談なので最終巻にはピッタリの話でした。

    クリスマスに事件が起こる…★★☆☆☆
    これはあってもなくてもよかったかな

    • いとう大地さん
      これで終わってしまうのは残念ですが、最後の最後まで楽しませてもらって感謝しかありません。
      次作の青春ブタ野郎シリーズもそうですが、鴨志田一...
      これで終わってしまうのは残念ですが、最後の最後まで楽しませてもらって感謝しかありません。
      次作の青春ブタ野郎シリーズもそうですが、鴨志田一さんの青春作品は本当に等身大で面白いです。

      今巻はシリアス展開も特に無かったので安心して読み進められました。
      やっぱりこの作品の最後に送る言葉は『ありがとよりもありがとう』でしょうか。
      2015/05/20
  • さくら荘最後の短編集は栞奈と伊織の恋愛模様メインの話。1巻の頃を思えば空太も大人になったなぁとしみじみ。
    あと正直新シリーズより龍之介とリタのその後のほうが気になるのは自分だけか。あとがきを読むと望み薄っぽいけど、もっと描いてもいいんですよ?

  • さくら荘最後の短篇集。
    半分くらい栞奈(と伊織)メインの話。
    なかなか素直になれない栞奈が、飾らないまっすぐな伊織の事を段々と好きになっていく描写はなかなか見所ありました。
    後日譚だったり、間を埋める話だったりと満足な内容。

    空太とましろがよりを戻す前のお互い想い合ってる所とか好きだな。
    龍之介とリタの仲がどうなっていくのかだけが気になる。

    やっぱり最後は『ありがとうよりもありがとう!』で締めたい。

  • シリーズを通してのファンとしては嬉しい「友人達の近況」でした。
    栞奈と伊織、空太やましろを含め、良い意味で予想通りの近況報告が聞けて満足です。
    居酒屋で地元の仲間と「あいつらずっとヤキモキさせられてたけど、収まるところに収まってやっと安心したよ」とクダでも巻いてる気分です。
    ただ唯一の心残りは例の二人ですが著者が当シリーズを書くのはこれが最後でしょうと言っているのが残念です。せめて詳細が知りたかった…。
    漫画の単行本みたいに別シリーズ短編集の巻末におまけで入れてくれませんかねぇ。

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著者プロフィール

1978年生まれ、神奈川県出身の作家。代表作は『さくら荘のペットな彼女』、『青春ブタ野郎』シリーズなど。

「2023年 『青春ブタ野郎はサンタクロースの夢を見ない』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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