- Amazon.co.jp ・本 (225ページ)
- / ISBN・EAN: 9784048664936
作品紹介・あらすじ
学生時代のサークルで一緒だった羽鳥と偶然再会した宇田川。同業種最大手企業に勤める羽鳥に、仕事があったら紹介してくれ、と宇田川が言ったのは、ほんの社交辞令のつもりだった。しかし羽鳥の会社から実際に大規模事業へのコンペ参加を依頼される。何かお礼を、と言う宇田川に羽鳥は「恋がしてみたい。付き合ってくれ」と要求し!?かくして始まった、不器用で口下手すぎる羽鳥との週末限定・契約恋愛の行く末は…?
感想・レビュー・書評
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リーマンもの。
契約恋愛ときいて、いろいろ思い浮かぶシチュエーションがあったのですが、ビジネスライクな設定でもエロ特化な設定でもなく、センセらしく繊細で危なっかしい恋の話でした。
すごく気のいい男前な攻でした!彼がすごく付き合い下手なクールビューティのために恋のABCをレッスンしていくうち、いつの間にかほだされてしまう姿にキュンとします。
大学時代からコミュニケーション能力が極端に低かった羽鳥と偶然再会した宇田川。建設請負会社の営業を職にしている宇田川は、大手不動産会社に勤めている羽鳥に軽い社交辞令のつもりで仕事を紹介してくれと頼んだつもりが、彼は本当に大規模事業へ口利きをしてくれます。
律儀だけど相変わらず読めない羽鳥の気持ちに戸惑いながらも感謝する宇田川ですが、「その代わり二ヶ月恋人のように付き合ってくれ」と言われてしまい、仕事を紹介され断りきれなかったのと、興味本位の軽い気持ちから羽鳥の要求に応じることに。
あんな難しい性格の羽鳥をどう陥落させるのか、というのは見ものでした。ひとえに宇田川の、何事にも恐れずちょっと下心もあったりするポジティブさが功を奏したと言って間違いありません。
羽鳥が心を開き始めた瞬間は、宇田川と同じく心ときめきました。
羽鳥みたいな男が自分に心を開いてくれたら、宇田川としてはこれ以上の高揚感はないでしょうね。男冥利に尽きるかもです。
エロ的には本編は萌えるかと言われるとちょっと…と言う感じでしたが、羽鳥視点の「内緒の話」で、まだHに不慣れなのに宇田川からあれこれイジワルな言葉攻めされて悶えるところはかなり煽られました。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
すごくいい
気持ちの描写が丁寧だけど自然で、テンポも丁度よくて読みやすい
英介も羽鳥もピュアでいい -
なんかかわいい話
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すごくほんわかする読了感で羽鳥(受)の不器用で口下手すぎるところにホロリとさせられちゃいました。 大学の合同サークルで一緒だった二人だから羽鳥はずっと宇田川(攻)好きだったのか?と思っていたけれど ちょっと違いましたが何かしらの気持ちは本人は気づいていないけれどあったんでしょうね。 羽鳥が変わろうと思ったところもいいですし、宇田川が普通に接しているだけなのにどんどん変わって行く。 こういう成長ものは大好きでとっても良かったです。