僕らは魔法少女の中 ―in a magic girl's garden― (電撃文庫)

著者 :
  • KADOKAWA/アスキー・メディアワークス
3.55
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  • (10)
  • (1)
  • (2)
本棚登録 : 77
感想 : 8
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  • Amazon.co.jp ・本 (328ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784048665308

作品紹介・あらすじ

僕らは、魔法少女に閉じ込められている。魔法少女『ホワイトノワゼット』。この限られた世界『空穀ファーム』を生み出した張本人であり、僕らの支配者。『ノワ』は一週間に一人、生徒を生贄として求めてくる。もちろん拒めば命はない。この世界は、彼女の庭なのだ。閉塞と絶望という華が咲く『魔法少女の庭園』。そして運命の時がやってくる。次の生贄に選ばれた生徒、それは僕が最も愛する人だった。僕は決断する。愛する人を護り、そして絶対の存在である『ノワ』を打倒すると。

感想・レビュー・書評

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  • 4/10.
    展開は面白かったが、敵に自分の考えをいちいち述べるのはちょっと可笑しかった。

  • 魔法少女に支配され、一週間に一度いけにえを捧げなければならない世界。愛する人物が選ばれ、超越した力を持つ魔法少女と対立する話。 最近、よく見るようになった魔法少女設定で、パニックもの。露悪趣味があり、ねっとりとしたグロ描写がなんとも癖になります。最近はやっている設定のせいか、ストーリーはなんとなく予想がついてしまったものの、その中で主人公の熱い奮闘が楽しく、この先にどんな絶望があるのだろうかと悪趣味な楽しみ方をしてしまいました。

  • 面白そうな設定だと思って買った。
    実際のところとても面白い設定だった。
    世界観もよし。
    魔法少女ものは大好きである。
    魔法少女ガ誰カって考えるのも楽しかった。

    でも、ついていかれなかった。
    これがよくない。
    とにかくよくない。
    急展開というかなんというか。
    私には合わなかっただけかもしれないけれど。
    読めなかった。

    絵が可愛くて、設定もストーリーもよかったのに、とても残念である。

  • 少女が魔法少女に変身し、人間を支配・殺戮していく世界。
    世界の人口は激減し、人々は魔法少女に怯え暮らし、ある者は家畜として生かされ、ある者は面白半分に殺される。
    主人公たちも、とある魔法少女に飼われていた。
    一週間に一度餌として生贄として一人ずつ見知った人が殺されていく。
    そして、ついに主人公の思い人が生贄に選ばれてしまった───。

    黙示録アリスに設定似てます。
    ・少女しか発症しない。
    ・世界的危機。
    ・魔法(迷宮)少女の周りには特殊な結界が張られる。
    ・魔法(迷宮)少女の残虐性。

    ただ、黙示録アリスより少女の残虐性が顕著です。
    面白半分に殺したりおもちゃのように殺したり、無慈悲さ加減がよかったです。
    ただ1巻だけだと主人公はまったく何もしないので(行動はしますが)
    そこは2巻以降かな?(1巻は世界観説明的なものです)

    ただ、面白い!!!
    って程ではないので、お金に余裕がある人で良いと思います。
    上でも書きましたが、人がパンパン死ぬので好き嫌いはあると思います。

  • 平行連載中の君主シリーズでは話の練り込み度がやや足りない感を受けました。
    今回のこれについては逆に複雑にしすぎではないのかと。

    いえ、そりゃあもう気持よく連鎖する話の流れは大好きなのですが、何分話を切る場所が悪い。
    今回読者に与えられた最大のセントラルクエスチョンは「魔法少女が誰か?」という一点に尽きます。
    そしてその点については今作で説明されず、顔見せに留まる。

    ……要するに消化不良なんですねー。
    演出はいつも通りの御影先生で凄くいいと思います、でも話は一旦着地させて欲しかった……。

  • 面白かった。この作者さんはいわゆる「殺人ゲーム」ものが得意な印象だったけれど、この作品ではその強みを生かしながらも物語をゲームありきにせず、うまくストーリーに昇華させていると思う……
    というのはおまけで、この作品でもっとも素敵なところはヒロインの描き方、その力強い生き方に尽きるんだよね。あんなのずるいよ、あんなこと言われたら、ずるいよ。

  • 設定が複雑なせいか、作者さんの他のシリーズに比べて少しストーリーが弱いような。
    でも鬱々とした雰囲気は好きだし、続きも気になる。主人公より斬の今後に期待。

  • 殺伐としているが作者の持ち味が活かされている

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著者プロフィール

『空ろの箱と零のマリア』『Fランクの暴君』(ともに電撃文庫)『恋する殺人オーディション』(MW文庫)など、多くの著作を持つ実力派作家。

「2019年 『利他的なマリー』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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