やがて魔剱のアリスベル (4) 緋色の挑戦者 (電撃文庫)

著者 :
  • KADOKAWA/アスキー・メディアワークス
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感想 : 3
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  • Amazon.co.jp ・本 (264ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784048665667

作品紹介・あらすじ

未来へ還りたい-その願いを叶えるため、静刃とアリスベルは最高位の妖・『〓(たつ)』の欠片を奪取する新たな戦いへと向かう。一方で、ビビたちも静刃たちを現代に戻すため、魔力集めの黒ミサをアイドルライブ形式で開催しようとする。アリスベルとの関係に思い悩む静刃の前には、静刃と同じ能力を持った美しき剣士『白い妖〓(とう)』が立ちはだかり-さらなる強大な敵を前に、静刃たちの戦いは国家を巻き込んだものに発展していく!!

感想・レビュー・書評

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  • 鵺を追い2010年にタイムスリップした静刃、アリスベル、獏。
    鵺を倒し、時間凍結による未来への帰還を果たそうとするが、アリアに襲撃されてその試みは失敗する。
    その際、獏は恋カンを破壊され、魔術が使用不可能になってしまう。
    そんな静刃たちに、元内閣総理大臣の手の者が接触し、協力を求める。
    依頼内容は、日本を影で支えてきた妖、タツの復活。
    タツの力を得て未来への帰還を果たそうと考え、静刃らはその依頼を受ける。
    敵対勢力は上海ランバンのチェン、陸自の巻。
    そこで静刃は白い妖刀を使う中学1年生の少女、早乙女刹那と出会い、仲良くなっていく。
    みたいな流れ。

    あいかわらず静刃はキンジの劣化コピー臭くて好きになれないんだが、それ以前にコイツ、実にかなりのクズッぷりを見せてくれる。
    風呂場に隠れ潜んで少女の入浴を覗いたり。
    中学生少女の自室に隠れ潜んでその様子を観察したり。
    やってることが人間としても男としてもクズすぎる。

    また、獏の仕業で静刃にはアリスベルの恋心が届かない、と言う設定になっている。
    静刃はアリスベルのことが好きだと自覚しているくせに、自分はアリスベルに好かれていないと感じている。
    自分はアリスベルのことが気になっているが、アリスベルは自分のことを好きじゃない。だから好きになってもしょうがない。ああでも可愛い。パンツ見えた。おっぱい触っちゃった。でも好かれてないから好きになれない。
    へたれにもほどがある。と言うかへたれを通り越してクズである。
    相手に好かれようが好かれまいが、相手が好きなら好意を示せと突っ込みたくなる。
    しかもこいつ、女嫌いのキンジと違って真性のむっつりスケベ。
    アリスベルはもちろん、獏や鵺、刹那とあいてかまわず色に迷う。
    そのくせ、スケベ系主人公のようなあからさまな煩悩を見せるわけでもなく、あくまで表面上は「女とか苦手だし・・・」って感じの鈍感系主人公を演じる。
    クズッぷりがひどすぎる。

    この4巻はチェンと巻との死闘の果て、大ピンチから脱出すべく、更なる過去へとタイムスリップするところで話が終わる。
    次の5巻でさらに静刃はクズッぷりを発揮してくれる。
    ゲスめ。
    こんなクズを相手にメインヒロインをやらされてるアリスベルが不憫でならない。

  • 2013年の世界から2010年へ飛んだ静刃、アリスベル、獏、鵺。緋弾のアリアに襲撃されてしまう。
    政治家の麻生さんが派遣したエージェントに助けられ、白い妖刀使いとともに依頼を受けることに。
    小笠原諸島で自衛隊の巻、ランバンの殲と死闘の末、4人は刹那を残しさらに過去へと飛ぶ。

  • 壮絶なアリアでのネタバレが頂けない。

    これじゃ、不知火の正体が……。
    アリア最新巻では、確かに不知火の怪しさは醸し出してましたが、最初の部分で台無しです。

    こう書くと、ただのアリア信者なのですが、やっぱりアリア本編が終わってからというか……緋弾のアリアになってからの方が……。
    もうアリア問題を解決する未来が確定したわけですし、なんとも。

    アリスベル自体はわるくありませんが、緋弾のアリアしか読んでない人にはさっぱりだし、その逆も同じ。

    両方読んでいるは、うーんとなるかも。


    早く出過ぎた。
    一言いえば、やはりアリアの焼き回し感が拭いきれない。

    チュンの思想について、いかに日本を奪い取ろうと日本人が持つ独特な特徴がない限りは、青い沼は生まれる。
    現状そこまで綺麗だとはいえない。日本人にもクズはたくさんいて、食べ物を粗末にしたり、ポイ捨てしたり、友情をまるでカスみたいに吐き捨てるのもいる。
    幻想という言葉が一番ふさわしい。
    大体どこにあの大陸の、人間を受け入れる場所がある? 日本の何倍なのか?
    それに日本も貧困はある。
    だが、チュンには見たイメージが強すぎて、そう見えてしまったんだろう。

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著者プロフィール

第3回MF文庫Jライトノベル新人賞優秀賞を受賞。代表作は『緋弾のアリア』。

「2016年 『やがて魔剱のアリスベルVI さらば妖〓(刀刀刀)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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