王手桂香取り! (2) (電撃文庫)

著者 :
  • KADOKAWA/アスキー・メディアワークス
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本棚登録 : 54
感想 : 6
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  • Amazon.co.jp ・本 (312ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784048666237

作品紹介・あらすじ

中学校将棋団体戦の東日本代表の座を勝ち取った歩の前に、最も偉大な駒、王の駒娘が現れる。来るべき決勝大会に向け、歩を鍛えてくれるという。そのスパルタンな指導を受け、さらに棋力をあげていく歩。一方では桂香と息抜きのお出かけをして、少しずつ距離を縮めていく。そして迎えるは中学校将棋団体戦の決勝大会。桂香の中学最後の大会。最強の中学生を相手に、白熱の戦いがはじまる!第20回電撃小説大賞"銀賞"受賞、熱い勝負とさわやかドラマの将棋青春ストーリー、第2弾!

感想・レビュー・書評

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  • 一巻から一貫してぶれない中学生だから許されるさわやか青春将棋部もの
    将棋が背景でも材料でもなく
    ちゃんと将棋小説している実に奇特な作品
    局面図を一切用意せず文章だけでふんいきを伝えるのも
    これまでになく潔い
    飛車角金銀はカラオケボーリングはいいのだろうか
    とかそういうどうでもよいことは気にさせない
    偉い

  • 将棋といえばニコニコなわけで、角川との関係を考えると対して面白くもないのに本が出続ける意味は理解出来る/ とりあえずキャラクターのインフレスピードが尋常じゃない/ 主人公を優秀に書こうとすると周りが馬鹿になる典型で/ 主人公自体メンタル弱すぎというか、言われたこともろくに守れないアホ/ あと相変わらず文章は幼稚/ 鎌池のような下手くそというタイプではないが、単語のチョイスももう少し考えた方が良い/

  • この本に求めるのは2つ、ヒロインの可愛さと、将棋を指したいという気持ちを持たせてくれることです。
    どちらも満たしてくれました。
    鈍感なヒロインですが、将棋層には人気が高そうです。(偏見?)
    本作主人公の一番の一手、羽生さんの指した手をイメージして書かれたのか、
    飛車のただ捨ての手順は、手の良さが伝わりづらいきもします。

  • 20150816

  • 一巻に比べ圧倒的に面白くなってて吃驚した。
    三人娘リストラして女王様一本に絞ったの吉。
    敵役が生意気で調子に乗ってるちょっと強いだけのやつじゃなくなったのも吉。
    恋愛要素(具体的にはデートシーン)が思いのほかしっかりしてて吉。
    まだ粗を感じる部分もあったけど、前巻では足りなかったなぁ、という部分を埋めてくれたような気がして満足感を得られました。

  • 確かに、女王の教えを聞いているだけで、将棋が上達した気がする。将棋は駒の動かし方くらいしか知らないけど(ぇ。展開は前巻と変わらず王道で、勝敗は予想通りだったけど、魂と魂のぶつかり合いが伝わってきて、読んでいて胸が熱くなった。将棋に対してひたむきに努力しまくる姿勢ってのは、大人には眩し過ぎて直視できない。歩は将棋だけじゃなく恋愛についても指南役がいて羨ましいですな(嫉妬。
    しかしこの展開だと某光る囲碁漫画と同じ気がして、ちょっと心配。

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著者プロフィール

第20回電撃小説大賞《銀賞》受賞者。

「2017年 『繰り返されるタイムリープの果てに、きみの瞳に映る人は』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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