自称分析官ヴィルヘルムの迷推理 (メディアワークス文庫)

著者 : 十階堂一系
  • KADOKAWA/アスキー・メディアワークス (2014年6月25日発売)
2.29
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  • レビュー :8
  • Amazon.co.jp ・本 (258ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784048667074

作品紹介・あらすじ

ふんわりと可憐な容姿に似合わず、日常のどんなものでも分析しなければ気が済まない残念な女子大生、葵子。バイト先で、ふと訪れた喫茶店で、大学の研究室で。葵子は今日もどこからか、日常に隠れた分析の種を見つける。くすりと笑う彼女の唇から転がり出す、冗談めかした分析。それはつまらない日常の色をがらりと変える魔法みたいで-くだらなくって可笑しくて、けれどちょっぴり温かい。軽妙に二転三転する論理が楽しい、おもちゃ箱みたいな日常分析ミステリ。

自称分析官ヴィルヘルムの迷推理 (メディアワークス文庫)の感想・レビュー・書評

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  • 電撃では新シリーズが刊行されてるのでMWの方ではこのシリーズの続刊が出てくれればいいなぁ。あとクソレズストーカーさんの再登場が待たれる

  • 大学生となった赤村崎(通称テル)と加茂(通称カモトキ)が、高校時代と同じように謎に首を突っ込み、間違った分析結果を導き出すといったお話し。高校時代が2冊出ているから、続編とか第3弾とか言った方がいいだろう。

    短篇が4話収録されているが、それらは、ある部分が重なり合うので連作短篇もしくは4章立ての物語となるのだろう。

    相変わらず無駄なモノローグが多すぎるが、高校時代編に比べると3割ほど減っているため、かなり読みやすくなっている。が、しかし相変わらず会話に於いては誰がどのセリフを言ったのかが判然としない文章で難儀する。とはいえ、地の文章が無駄なモノローグなので全て読み飛ばし、会話文だけを追っていけば内容は十分わかるし、その場合、誰が発したセリフかなどは無視してもストーリーの流れを知る上で問題ない。

    そのようなリーダビリティーの難点を凌駕するくらい、本作は物語の構造自体が面白いのだ。探偵が推理を間違うという形式は「明治開化安吾捕物帖」で著者安吾が取り入れているが、間違いが登場人物の意図によるものというのが本作の特徴だろう。そして何故間違ったのかがヒントや解として巻末で読者に提示されるというのも本作ならではの優れたアイディアだ。推理の二重構造、もしくはメタ推理小説という点では我孫子武丸の「探偵映画」のようにも感じる。

    これで謎が精緻に組み立てられ、ラノベ的モノローグがあと6割少なければ、名作になるかもしれないのに…。残念だなぁ~。

  • 表紙買いをした作品。可愛い感じだけど日常ミステリー的な感じでサクサク話が進むのかと思いきや……。
    主人公、ヒロイン共にテンションに着いて行けず……。
    日常ミステリーとは言えない弱い感じ。

    どうやらレーベル違いでこの話の前の話があるようで、もしかしたそこから読んだらテンションついていけたのかな。
    うーん。ついていけないだろうな。
    最後のめぐるちゃんの裏分析コーナーもいらない。
    あれ読むと余計に良く分かんなくなってしまった。

  • 推理に明確な答えがないのが不満と言えば不満。
    ただ、雑談に推理もどきをする日常系ミステリーもどきだと思えば違和感はない。
    登場人物たちの異様なハイテンションについていけるか、想像にお任せ的なエンドを許容できるか、で読む人を選ぶと思う。
    自分的には好きでも嫌いでもない。
    電撃文庫版は高校編なのだろうか。
    せめて真相くらいは書いてほしかった。

  • これ、シリーズものの2冊目だったの?! 気付かずに読みましたが特に不都合はなかったです。
    謎解き担当(でも外す)のテルは私の好き系の理屈キャラ。私が今まで読んできたのがこの手の理屈屋=男性というパターンで、女性なのがちょっと斬新でした。
    私の読解力がないせいなのか、最後のおまけエピローグを読んでも真相がはっきりしない部分が多々……(すみません)。
    分析3に出てきた呉教授の部屋では、結局一体何が起きていたのでしょうか…www
    黒田さんが部屋にボールを投げ込んだの……? 何で……?

    こういう小説はキャラで読ませる感じですが、その点は申し分ないです。
    地の文で繰り広げられる主人公・トキオの突っ込みに笑っているうちに読むのがやめられなくなり、気付けばラストまでするすると先へ進んでいる感じ。

  • ○きすたに代表される、いわゆる日常系……なのだろうか?

    ヒロインが火の無いところに煙を見て明後日の視点から分析して何の意味も見いだせないまま自己完結して、満足する。それを語り部が振り回されつつも誉めちぎって称えて終わり。
    ミステリー中毒のチラシの裏に書いてある事を読み上げただけで味もそっけもない。

    『自称』で『迷推理』らしいが、これがヒロインの設定ではなく著者の言い訳にしか聞こえない。本にしないでチラシの裏にでも書いておきなさい、って感じ。

  • 一応ミステリーなのかも知れないけど、正直ミステリーとして成立していないと思う。一人称視点の文章になっていますが、内面のセリフばかりで状況説明がまるで足りてない。一人称ものとしては正直ダメダメですね。
    あと、分析がテーマなわりに肝心の分析があまりちゃんと描かれていない。読者側から見て情報がまるで足りないから、登場人物のセリフが意味不明。
    あと、文章のテンポが悪いから読みにくいし、主人公のキャラが最後まで掴めませんでした。

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