ミミズクと夜の王 (電撃文庫)

著者 :
  • KADOKAWA/アスキー・メディアワークス
4.06
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本棚登録 : 388
レビュー : 27
  • Amazon.co.jp ・本 (274ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784048667760

作品紹介・あらすじ

魔物のはびこる夜の森に、一人の少女が訪れる。額には「332」の焼き印、両手両足には外されることのない鎖、自らをミミズクと名乗る少女は、美しき魔物の王にその身を差し出す。願いはたった、一つだけ。「あたしのこと、食べてくれませんかぁ」死にたがりやのミミズクと、人間嫌いの夜の王。全ての始まりは、美しい月夜だった。-それは、絶望の果てからはじまる小さな少女の崩壊と再生の物語。第13回電撃小説大賞「大賞」受賞作、登場。

感想・レビュー・書評

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  • どういう展開になるのか最後の最後までわからなかったです。登場する人達がみんないい人でした。

  • とても可愛くて優しい話だった。
    ほっこりして、愛しくなる。
    幸せを知らなければ辛いこともわからないけど、幸せを知ってしまうと、泣いたり、手を伸ばしたり、ワガママになったり、するのかも。
    優しくされたわけではないけど、許してくれる。そういう優しさが、染みる。

  • 装丁の彩りに魅せられました。ストレートな表現に加え、少女の心の動きを繊細に捉えた作風は桜庭一樹さんをイメージさせます。生の、むきだしの文章から受けるイメージは、ゴツゴツした堅苦しいものではなく、むしろ逆。この端麗な文章の、どこから血の匂いが沸き上がってくるのか不思議で、それぞれの感覚がとても深いのだけれど、同時にとても鈍い。傷の痛みとは違う。

  • とても美しいお伽噺。

    何も持たないミミズクの世界に色がつき、名前がつき、自分で自分を選びとるまで。無駄なところがなく清々しい。
    周りのひとたちがみんないい人すぎるけど!
    王様はもっと悪いかんじで終わるのかと思ったら、ふつうにいい人だったよ。まあそれでいい話なのだろうなあ。

    あとがきで、大人になったら忘れられてしまってもいい、一瞬だけ心を動かすものがあれば、そういうはなしが書きたい、と作者が書いていて、何かとても、色んな気持ちを思い出した。すごく心を揺さぶられるとか、ヒリヒリするとか、そういう感覚。長いこと蓋をしていたんだなあと思った。
    子どものころに出会っていたら、人生の1冊になっていたかもしれない。

  • 小学校か中学校の時読んでずーーーっと大好きだった話を、10年ぶりくらいに再読したらやっぱし泣いた。
    懐かしい。

    出てくる登場人物みんな、不器用だけど優しくてね
    愛おしいのよ。
    優しいおとぎ話。綺麗な涙を流せた。

    ラノベだから軽く読めるしね。

    フクロウの不器用な優しさがとにかく好きなんだ。

    2018.09.26

  • おとぎ話チックで、スピード感あって
    ずっと入り込んでくる。

  • 奴隷の少女と夜の王の不器用なだけど純粋な関係に心打たれました。

  • おとぎ話だった。平易で起伏のない、スリリングさのないお話。面白くはなかった。もう一度読みたいともあまり思えない。

  • 死にたがりの奴隷の女の子が、魔物の王に出会うお話。
    なんか…泣いた。うるっとじゃなくがっつり泣きました。
    読み始めると目が離せないし、物語に感情を持っていかれるしでホントに良い時間を過ごせました。
    自分が良かれと思ってやってる事も、きちんと相手の立場になって考えなければダメなのだなと思いました。
    フクロウがめっちゃ好み。
    後、オリエッタさんとアンディも好き。

  • 10代ならではの作品!
    単純で、読みやすかったです。
    解説でも書かれているように、「昔々あるところに…」と小さな子へ語るような物語。

    少し背伸びしたような文体だけれども、決して教訓的でなく、心に湧き出た物語を素直に書き留めただけなんだと、その真っ直ぐな様子に、文章にケチつけるのも無粋に感じてしまいます。
    寝る前に読むのに最適で、心地良く、染み込むように優しく、ほっとするようなお話でした。

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著者プロフィール

1984年、石川県金沢市出身。金沢大学文学部卒業。『ミミズクと夜の王』で第13回電撃小説大賞・大賞を受賞し、デビュー。その後も、逆境を跳ね返し、我がものとしていく少女たちを描き、強固な支持を得ている。

「2019年 『悪魔の孤独と水銀糖の少女II』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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