- KADOKAWA (2014年7月25日発売)
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感想 : 12件
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Amazon.co.jp ・本 (290ページ) / ISBN・EAN: 9784048667845
作品紹介・あらすじ
過去のトラウマから嘘を嫌う奈緒と容姿しか取り柄がないと思っている紅美子。親友である二人にあるきっかけから黒いしこりが浮かんでいき――。「白雪姫」「ラプンツェル」など現代社会に恐怖の童話が紡がれる。
みんなの感想まとめ
現代社会の厳しさと人間の心の闇を描くこの作品は、童話をモチーフにした暗黒のメルヒェンとして、深いテーマを持っています。特に「白雪姫」と「ラプンツェル」を取り上げ、絆や純粋さの裏に潜む狂気や苦悩を浮き彫...
感想・レビュー・書評
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ラプンツェルってもともと怖い話だったと初めて知りました。
現実もやっぱり残酷。
絆、という言葉をもう大事に使うのはやめようと思う。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
再読
童話をモチーフとした暗黒のメルヒェン、断章のグリムの前日譚第2集。
今回は「白雪姫」と「ラプンツェル」がモチーフ。風乃は「金の卵を産むめんどり」から童話との類似性、それぞれの役割を感じ取り少女達に行き先を示す。「ヘンゼルとグレーテル」で風乃と出会いレギュラー化した洸平も被害者を減らすべく奔走するが…。
前作は断章のグリムシリーズにて説明のある「泡禍」現象により肥大した痛みから引き起こされた狂気、残虐性を強く感じられたが、今作は人の心の闇が起こした狂気の連鎖の末の破滅の面が強め。
風乃は心の痛みを感じ取り解釈は出来ても解決は出来ない。洸平は解決しようと夜闇の中を走るが、痛みの理解には少し遠い。
黒い童話シリーズで起きる事件は泡禍現象まではいかず(感知できない程に小さな現象?)、騎士団の活動も舞台となる未だ街には届いていない時代の話なので制限も多い(断章は騎士の能力で割と隠蔽も出来るし人脈がある)
その点ではメタ的な意味でも難しいだろうなと。
現代社会にある小さな家庭の、しかし少女達にとってはとてつもなく大きな苦悩から生まれた悲劇。どちらも本人達が苦しんで、親が別方向に悩みそう(世間体だとか面倒さを優先させそう)な気がしてくるのが割と胸糞感強めではある…。 -
・白雪姫
・ラプンツェル
人間、誰しも思い込みと情操教育で、己を作っていく。
嘘は相手も自分も腐敗させるもの、と言われれば
確かにそんな気がします。
優しい嘘、傷つけるための嘘。
どちらも嘘は嘘、です。
今回、もしかして…とか思ったのですが
やはりいつもの結末、でした。
ラプンツェルにしても、そこまで思うのなら
どうして自分の置かれた立場、も言わなかったのか。
すべてを言わないと、同じになってしまう、というのを
どうして考えられなかったのか。
もしや友人も…と思いましたが、そうはならなさそう。
けれど、その可能性も存在するな、と。 -
「断章のグリム」スピンオフ2巻目。
先に3集を読んでしまいましたが一話完結なので特に問題なく読めました。
今回は「白雪姫」と「ラプンツェル」がモチーフ。
どちらも少女たちの友情が主軸となってますが後味の悪さは相変わらずです。
ラストで風乃さんが語る絆の本当の意味が印象に残ります。 -
甲田作品好きすぎて書ききれない!
ラプンツェル、自分の黒髪でこの結末を迎えてしまうと、二度と髪を長く伸ばすことが出来ないだろう。
しかし、そこまで美しい黒髪を持つのは羨ましい。 -
読了。
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相変わらずの癖になる後味の悪さ。
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たった一言で救われる人もあれば、一言でその人の内面の醜さが表れるのが恐ろしくて良かった。人死がでるのが「ノロワレ」とは違った良さである。(病んでる)
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仲良し女の子二人組から始まる悪夢。一人は童話の解釈にのって、一人は童話の解釈を誤って、無声音の叫びを上げながら決して開けない夜に繰り出していく。
前巻でも言及されたかも知れないことだがゴシックロリータの少女を誘蛾灯と称する森野が秀逸。風乃の描写がもう一つ欲しいところか。
著者プロフィール
甲田学人の作品
