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Amazon.co.jp ・本 (258ページ) / ISBN・EAN: 9784048668286
作品紹介・あらすじ
「俺は、多分、なんだって、視える」
「僕は、大体のものは、つくれますから」
皮肉屋の青年・叶義は幼い頃、あやかしの神隠しに遭って以来、いかなるものも“視えないものはない”という。妖しい美貌を持つ飴細工師・牡丹はその手で“つくれないものはない”という──。
二人の青年が営むは、世にも不思議な妖怪飴屋。奇妙な縁に惹かれた彼らは、祭り囃子の響く神社で今宵も妖怪飴をつくりだす。人と寄り添うあやかしの、形なき姿を象るために。あやしうつくし、あやかし飴屋の神隠し。
みんなの感想まとめ
人とあやかしの不思議な関係を描いた物語で、心に巣食うあやかしが形を与えられることで去っていく様子が印象的です。妖怪を「悪いもの」としてではなく、「ただそこにあるもの」として捉える視点が新鮮で、読者を引...
感想・レビュー・書評
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ひとの心に巣食うあやかしは,形を与えられると去っていく。といった,あやかしとひととの不思議な距離感の描き方が面白かった。妖怪的な存在を,「わるいもの」ではなく「ただそこにあるもの」として描写するあり方って好きだな
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文章の美しさ、素晴らしさは健在。今回も堪能させていただきました。
ストーリーとしては、後半からどんどん面白くなってくるけれども導入はいまいちかなという印象。妖怪というテーマは浮世離れしたこの作者の文章と相性は悪くないものの、もっと現実離れした設定の方が魅了が生かせるような気がした。それを含めてのチャレンジなのかなあ。 -
何でも見える青年と何でも作れる青年のお祭りの屋台を舞台とした少し不思議なお話。
テンポ良く、でも朴訥とした文章が不思議な世界をより演出していて、この世界にすんなり入り込めました。
とても読みやすく、雰囲気も好きな作品でした。 -
神隠しに遭うにはほんの一瞬の気の緩み。
それでも、その後の人生は大きく変わっていく。
後悔のない人生なんてない生き物だから、だからこそ後悔を受け入れてどう生きていくか、が大切なんですね。 -
飴屋さんとあやかしにまつわるお話。紅玉さんらしい不思議な雰囲気がとてもよかった。それぞれの登場人物の内面をあぶり出すような展開が面白く一気に読んでしまった。
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本当の自分論?そんな特権振りかざせるのは女子高生ぐらいよ
何もかも失敗なんて言わないで。
心の持ちよう次第で、失敗は成功に変わるわ。
行く手を阻まれても、背中をどれだけ押されても。
揺らいだりしない、フラットな気持ちが…一番強いんじゃないかとは、思います。 -
有名な作家さんだけど、あまり合わなかったかな。この作品は、この作家さんの中ではどうなんだろう。やっぱりまずはミミズクを読んでみるべきかな
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あやかしものとそれを見る青年と飴細工の話。
きれいな連作だったなあ -
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う~ん、ストーリ的にはよくみるあやかし系
この作者の他の作品を読んだことがないので、判断しかねるが、よくあるやつ。
人からのおススメで読んでみたもので、普段読まない種類の本なので、それなりに楽しめたが、、、
登場人物が少ないので話がまとまっていて読みやすい。
作品の内容と同様、あっという間に読み終わってどこかに消えていってしまう感じ。読後感がサラリと消える、良い言い方すると「夢見てた」みたい。 -
少女を書くことがほとんどの紅玉さんが『男の人』主体に書いた作品。
全体の感想としては、ちょっとぼんやりしすぎているかなぁ、という感じ。祭り、飴細工、妖怪、など題材はいいとしても主人公サイドに突っ込んだ話がなかったのは、うーん…。
曖昧なまま始まって曖昧なまま終わってしまったので、もうちょっと掘り下げてほしかったなぁと思う。 -
叶義さんは優しい。叶義さんの優しさに触れて、弱さや強さに触れる物語だったように思う。私は叶義さんが好きだ。幸せになってほしいと思う。もう一度が無くとも。
欲を言えば道理さん目線のお話しも、もっと読んでみたかったです。みんな素敵に濃いキャラクター達でした。
追記:紅玉さんにしては珍しいお話のような気がしたのは、男の子のお話しだったからですね…とあとがきを読んでなるほど納得。 -
視えるだけの人と、創るだけの人。
久しぶりに紅玉さんの本を読んで、少女漫画のようだなと思った。悪い意味ではなく。男性が主な登場人物だけれど、女性が思う綺麗な男性像というかサラサラしたキャラクターだと思った。語彙ぃ……。救っていく物語だけれど根にある仄暗さはやはり紅玉さんの文章の雰囲気を強く感じました。とても句読点が多いように感じたのですが前からこうでしたか…ちょっと読み返したい。
主要キャラが救われたような雰囲気を出しつつ、スタートに立ったところで終わっている気がするので続いていくことを期待します。 -
宝井先生の絵に魅かれて購入。
何だか独特な文章ですね。雰囲気も設定も好みですが、文章が私には合いませんでした。残念。 -
雰囲気はあるんだけども、淡々とし過ぎて、ちょっと思ってた感じとは違いました。ただ、過去にとらわれていた叶義が、前を向けるようになるラストあたりは、共感するところもあって、印象に残ってます。私も、過去をやり直せたらと何度と思うけれど、そうしたら、出会えなくなってしまう人がいるんだよね。
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なんでも見える男と、何でも作れる男の飴屋。
作れる男を見て『きれい』と行った人間には
妖怪がついている。
章の題名になっている妖怪が、本当にいるのかどうか。
まずそこから分かりません。
最後の章の『狐操』は、あのゲームのものと
一緒なのでしょうか?
言われてみれば共通点があるような?
職業は可愛いのに、やっている事が可愛くない。
妖怪にしろ何にしろ、メリットとデメリットがあるのは
当然な気がします。
とはいえ、最初の妖怪の時点で
恐ろしい、と思ってしまいます。
次の話は、どちらかと言えば因果応報っぽい気が。
今の自分を作るにあたって、出会った人あった過去。
それをすべて投げ打ってのやり直し。
自分に、選択はできるでしょうか?
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著者プロフィール
紅玉いづきの作品
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