華麗なる絵魂術師の面倒事 (メディアワークス文庫)

著者 :
  • KADOKAWA/アスキー・メディアワークス
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本棚登録 : 118
感想 : 6
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  • Amazon.co.jp ・本 (322ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784048668682

作品紹介・あらすじ

各地を訪れながら襖絵や屏風絵を描き、生計を立てる画学生の舟木和豊。彼は、不思議な力を持っている。描いた絵に魂を"与え"、また生きているものの魂を絵に"封じ込める"こともできる「絵魂術」。この怪しの術を幼少時代に会得した和豊だが、能力はひっそりと隠しながら暮らしてきた。旅のお供は、不思議な"喋る"学生帽、無邪気な愛弟子・サナ。そんな三人(?)が赴いた先で何故か次から次へと事件が舞い込んでくる。その陰には、かつての恩師の姿が-!?

感想・レビュー・書評

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  • 最初はちょっと状況がわからなさすぎて読みにくかったけど、慣れてからはスムーズに読めた。宗教のお話がなかなかよかった。

  • サナのよく言えば天真爛漫、悪く言えば空気を読まないような幼い言動に読んでてイライラしてしまう。

    和豊とサナ、学生帽の三人の組み合わせがキーリの三人みたいで面白い。
    絵魂術そのものも美しいと思うが、事件を解決していく姿もいいと思う。

    和豊の性格には多少、難があるような気がしなくもないが。
    学生帽の正体に驚いた。
    和豊の師匠である豊崎寛大とは何者なのか?存在については作中で言及されていたが、実態がわからないので次回以降に期待。

    あんな言動を取るからにはサナにも何かしら暗い過去や才能?か何かがあるのかどうか。

    酔っ払うと色っぽくなるとか無駄にキャラ設定もついているし、というかその設定必要だなのろうか……。

  • 魂を持った絵を描く事が出来る主人公。
    紹介状を持って、方々に一緒に仕事に行くのは、父と少女。

    連続短編になっていて、地味に迷惑師匠の
    後始末をしているような?w
    最後に行くまでに、よりグレードアップしていく
    師匠の『やった事』に、素晴らしいというべきか
    違う事に頑張れ! と怒鳴るべきか。

    全編通して、一緒についてきている少女は
    どれだけ幼いのだろう? という疑問があります。
    幼いからこその、天真爛漫。
    発言していい事と、いけない事の区別。
    感情的になれば、制止も聞かない。
    しかし彼女がいなければ、確実に物語は動きません。

  • サナがなぁ、私にとっては、無邪気を通りこして、イライラさせられる言動が結構あって、ダメだったわ。和豊と父親の関係や、描いた絵に魂を与えたり、魂を絵に封じ込める絵魂術という設定はよかったんで、サナのがなければ、もうちょっと面白かったかなと思う。

  • 帽子がしゃべるって何かのアニメであったな…と思ってたら帽子の中身だった。サナはピノコを思い出させる。師弟対決まで続きを読んでみたい。

  • 不思議な力を持つ絵師が旅をしつつ、不思議な事件を解決していく物語。
    何となくサナの性格と設定があざとい気がして少し違和感が。

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著者プロフィール

『華麗なる絵魂術師の面倒事』で2014年デビュー

「2015年 『迷惑110番プルルルルルルル』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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