とらドラ!〈7〉 (電撃文庫)

著者 :
制作 : ヤス 
  • アスキーメディアワークス
3.93
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本棚登録 : 1295
レビュー : 41
  • Amazon.co.jp ・本 (264ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784048670197

作品紹介・あらすじ

停学が明け、大河が学校に戻ってくる。折りしも世間はクリスマスの季節。クリスマス大好きという大河は、唐突にいい子バージョンに変身。一方、実乃梨は部活の試合でエラーをしたとかでふさぎこみ、竜児にもぎこちない態度を取るようになる。そんな中、新生徒会長・北村が、有志によるクリスマスパーティの企画を立ち上げる。竜児や大河、そして学園の公式美少女、亜美の参加もあり準備は盛り上がるが、実乃梨は相変わらず元気がなくて-。はたしてクリスマスパーティの行方は!?今回も目が離せない展開です!超弩級ラブコメ第7弾。

感想・レビュー・書評

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    ★★★★★ 星5つ

    [感想]
    想定外の終わり方だった。どうなるだこれ?幸せな奴が1人もいないぞ…
    大河が北村に対する気持ちは本当だったと思うし、竜児の櫛枝に対する気持ちも本当だった。櫛枝も自分の気持ちに気がついていた。なのにこの結末は想定外だよ。
    北村は気が付いているのだろうか?亜美は大河と竜児の奥底の気持ちも気が付いていそうな雰囲気だった。クライマックス直前で絆が崩壊しちゃったんじゃないか?
    担任の恋ヶ窪先生は変わらずに良い先生だなと思うが、自分が同じ年齢でより酷い状況であることに気が付いて決まったよ。
    物語も自分もどうなるのかな…

  • ライトノベル

  • 今回はクリスマス編です。

    北村の提案でクリスマス・パーティが開かれることになり、実乃梨に想いを寄せる竜児のため、大河もバックアップすると約束してくれます。ところが、肝心の実乃梨はソフトボールの試合でミスをして仲間に迷惑をかけてしまったことを理由に、パーティへの参加を拒否します。さらに、彼女はクリスマス・ツリーを壊してしまうというトラブルまで起こしてしまいます。竜児はそんな彼女のことを想いつづけますが、そんな彼の気持ちがますます実乃梨の心に重くのしかかってきます。

    それぞれのキャラクターの一途な気持ちがたがいに絡みあい、誰もが思ってもいなかった方向へと動き出す、これぞ王道ラブコメという展開ですが、やっぱりつづきが気になってしまいます。

  •  クリスマス編、そして、終幕編第1章である。クリスマス・イブからイメージされる世界を照らす星の瞬き、そして、恋人たちの語らい。しかしながら、その美しい関係は容易く手に入るものではない、大河も、実乃梨も、そして竜児もその冷徹なる事実を思い知らされる。
     「そして、暗転-。」本巻のラストがすべてを物語る。

  •  想像以上に登場人物の心理が細かく描かれていることには感心せざるを得なかった。

     難しい展開が続いている。竜児は大河の隠していた見えない傷に触れた事でこの辺りから大河を気に懸ける様になったのだろうか。大河の方は遂に自分の心に気付いてしまい、まさしく『夢は終われど現実は続く』状態だ。クリスマスにはサンタが来るという夢は終わり、自分はずっとそばに居てくれた人間が好きだったという現実にぶち当たる。

     それにしても実乃梨には辛い展開が続くなぁ。本人としては守りたい、心から大切にしたいものがあるからこその行動なんだけど、それが竜児にとっても実乃梨にとっても良い結果を残さない行動になってしまっているからうじうじと悩み続ける。恐らくはストレートにぶつかってしまえばこんなややこしいことにはならずに済むのだろうけど、人は誰しも傷付くことや傷付けてしまうことを怖れてしまう。そうすることで誰かの幸せを守れるのだと信じてしまう。それは決して悪いことではないだろうし、その方法で幸せになれる者もいるかもしれないが少なくとも『とらドラ!』ではそんな上手く生きている人間は居ない。そういった意味では非常に人間臭い作品なのかもしれない。

     壊れてしまったクリスタルの星。あれが竜児達を表しているのは確実だろうが、治るもの治らないもの。彼らどちらに辿り着くのだろうか。

  • とうとう大河サイドは転換を迎えましたね。
    竜児はあいかわらずのもにょもにょっぷり。
    楽しいはずのクリスマスが散々な結果に終わって、読んでいるこっちまで残念感でいっぱいになりました。
    そして気になるのは川嶋。
    「他人に期待しすぎ」という彼女こそ、だれより期待をもって友人たちの動きに一喜一憂しているのでは……

  • これは目が離せない。竜児が前向きに実乃梨の方を向いて恋をしようとするの巻。
    言葉としては出てこなかった、いや竜児と大河の二人だけが気付いてなかったものが表に出る。実乃梨は竜児に惹かれ始めている。実乃梨もそのことは分かっている。実乃梨は大河が竜児のことを必要としていることか分かっている。だから遠慮している。
    大河は親に見捨てられ転んで泣いて喚いてそれでも前へ進もうとする。一人で歩いていこうとする。でも一度暖かさを知ってからは、一人じゃ歩けないのだ。立ってられない、支えが必要なのだ。惚れたはれたの浮かれたラブコメ気分だけじゃなくて、心のどこかでみんな持っている、重くて人には見せられなくて隠れているものが浮き出てくる。
    大河に竜児、北村に実乃梨、亜美にクラスメイトの皆に。我慢したり泣いたり転んだり人生はうまくいかなくてクソッタレでどうしようもないけれど、それでも前へ進んでいかなきゃ「逢坂大河」の道はやっていけない。

  • とらドラ7

  • 第7作品目。

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著者プロフィール

小説家。代表作『とらドラ!』『わたしたちの田村くん』『ゴールデンタイム』

「2016年 『ゴールデンタイム(9)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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