9S<ナインエス> IX (電撃文庫)

著者 :
  • KADOKAWA
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  • Amazon.co.jp ・本 (328ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784048671354

作品紹介・あらすじ

海星VS ADEM・米国第四艦隊連合軍。もはやそれは戦争と呼べるものだった。黒川の万全の布石は世界最強の軍事力を誇る米国すら凌駕した。ニミッツ級空母は炎上し戦いは海星の圧倒的優位に進む。フォーツー・ポイント。深海2222メートルに沈むフリーダムの機内に闘真と由宇はいまだいた。脱出を図る二人だが、忽然と闘真の前から姿を消う由宇。由宇を救出できたというのは自分の願望が見せた幻なのか?憔悴する闘真の前に現れたのは因縁の敵ベルゼブルだった!有効な手だてがないまま沈黙する伊達。勝利を目前とし、最後の一手を放つ黒川。世界の命運が懸かった戦いの行方は-。

感想・レビュー・書評

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  • 既刊自炊して再読。リアルタイム読者だからか、びっくりするくらい内容忘れていた自分にびっくり。何で闘真がクレール達とロシアに居たんだっけ?最後どうなったんだっけ?と、記憶なしなので結構楽しめたような。各巻の後書きを読むとつらいんですが…(トップスピードでシリーズ完結まで駆け抜ける的な…もう10年前なんですが)。
    一気に読んだらやっぱり面白い。6,7巻あたりのややもダレた展開は一転8巻で爽快感に。9巻で一区切りと言えど、5巻から引っ張りに引っ張った、一番読者が知りたいであろう謎の部分は丸っと次巻持越しなのは頂けないと言いたい!(新刊順調ならともかくも)
    10巻のイラストレーター交代は衝撃で、作者もフォローしてはいたものの、一番堪えたのは作者自身ではと邪推もしてしまう。続刊がでないのも…。

  • 11冊目でADEM編の完結。この編だけで3年半というのは刊行を追いながら読んでると辛そうだなあ。。。戦闘にさほど見どころはない気がしたけど、いろいろ謎を散りばめつつ次に進んだといった感じかな?最後の黒川はカッコ良かったです

  • 海底2222メートルの深海で沈没したフリーダムに逃げ込んだ闘真と由宇。急激な浸水に絶体絶命という状況で由宇の機転の利いた作戦で海面に浮上する。同じく沈下したスフィアラボ内では侵入したレプトネーターと一進一退の攻防が続いていた。由宇と伊達は圧倒的劣勢を覆すために起死回生の作戦を展開する。

    酸素の切れた由宇と闘真が逃げ込んだ先は沈没したフリーダムの中だった。二人きりの艦内で覚醒した禍神の血を本能的に恐れた闘真は、由宇の存在を認識できない。近くにいるのに見ることができない、知覚できないという状態が悲しい。闘真と由宇の運命は、中々一筋縄ではいかないようです。

    上は巨大レーザー砲、下はメタンハイドレート、推進力ゼロのスフィアラボに侵入したレプトネーター。読めば読むほど詰んだという思いが強くなったが、伊達司令はとんでもない作戦で一発逆転を狙う。最後の最後まで切り札を隠し、あまつさえ敵の攻撃を自らの作戦に利用する大胆さに脱帽する。

    人対人の超絶的なバトルシーンはないけれど、刻一刻と状況の変化する中繰り出される戦術にどきどきが止まりません。

  • 多くの伏線が回収され、様々な登場人物の想いも感情移入でき、ノベルとしての完成度が高い。
    新たな伏線が張り巡らされていて、これからも楽しみ。

  •  二人の進むべき道が別れてしまう、読んでて辛い

  • 長かった「ADEM&海星編」はらはらどきどきの展開でスピード感もあり楽しめた。闘真は由宇にとって許せない存在なのか。不座がでてきたのでその辺の伏線も次回に回収されていくのだろう。萩原+星野+小夜子、八代+マモンの場面も切羽詰っているところなのに笑えてよかった。

  • 葉山透さん。大好きです。
    でも最近はちょっとマンネリかなあ。一番面白かったのは1〜5くらい。
    でもでも電撃文庫には珍しいハードボイルドSF作品ですよー。

  • うっそ。終わりじゃないのか! てっきり9で終わるんだと思ってたのに……。イヤ、続くんならそれはうれしいんだけど。

  • 都合の良い展開、そして本気出せばなんでもできちゃう登場人物たち。なんだかなー。でも好きなんだなー。ただ、ストーリーがだんだん把握しきれなくなってきた。

  • この巻でとりあえずの区切りっぽい。前巻から間が空きすぎて、状況が思い出せなかった……。『Gosick』を殺伐とさせたらこんな感じになるのかも、とふと思った。

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著者プロフィール

電撃文庫『9S<ナインエス>』が大ヒットし、現在も続く長期シリーズとなっている。大胆な設定と躍動感あふれる筆致には定評あり。幅広いジャンルで活動中。

「2018年 『0能者ミナト<11>』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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