ヴァルプルギスの後悔Fire1. (電撃文庫 か 7-22)

著者 :
  • アスキー・メディアワークス
3.44
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本棚登録 : 643
感想 : 47
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  • Amazon.co.jp ・本 (344ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784048671712

作品紹介・あらすじ

霧間凪-彼女は炎の魔女と呼ばれている。人知れず人のために戦う正義の味方。だが彼女の気持ちは誰も知らない。その心の痛みを、そして秘められた宿命を。日常に潜む悪と、そして世界を裏から監視する統和機構の合成人間たちと凪が死闘を続けている間にも、さらなる邪悪が彼女に迫りつつあった。かつて凪に救われた少女、織機綺が奇妙な影と遭遇するとき、その悪夢は幕を開ける-すべてを呑み込む魔女戦争が。「正義なんてものは、ただの戯言だわ真の存在はそんなものを超越しているものよ。善を嘲笑し、悪を弄ぶ-それが我が愛しの宿敵、魔女ヴァルプルギス。じきに私たちは未来を賭けて戦うことになるわ…」闇の中で微笑むいまひとりの魔女は、凪の運命をどう導いていくのだろうか…。

感想・レビュー・書評

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  • 「ビートのディシプリン」(全4巻)につづく、「ブギーポップ」シリーズのスピン・オフ作品第2弾です。


    「ビートのディシプリン」では、本編とは異なってビートと朝子が主役を務めていましたが、今回は凪が中心のストーリーとなっています。17歳の村津隆(むらつ・たかし)は、「ダイアモンズ」の違法薬物の販売にかかわっていました。組織は凪によって壊滅させられますが、ドーバーマンと呼ばれる合成人間が凪を襲撃し、隆はその協力をさせられます。

    隆は、かつて冥加暦(みょうが・こよみ)という少女から、未来を暗示する不思議なことばを聞かされ、そのことがわすれられず、彼女との再会を願っていました。その暦のもとを、パールとジィド、そして犬のモンドが訪ね、凪と暦とのあいだに存在している謎がしだいに明らかにされていきます。

    今回は、新作の第1巻ということもあって、隆というキャラクターを動かしていきながら、すこしずつ物語の核心にかかわることになる人物たちがとりあげられて伏線が用意されているという印象です。ここからどのようにストーリーが進行していくのかたのしみにしています。

  • 文章もイラストも微妙だな…。
    イラストは可愛いに振り過ぎて、シリーズ序盤のさっぱりした雰囲気から遠く離れるばかりです。
    ビート4巻で色々下地を引いてたけど、内容覚えてないと厳しい印象。初見さん大丈夫か?(ダメだと思う。)
    リアルタイムだとビートと後悔の間が3年。マジかよ…。
    かどちん一期読み勢の私のこれからの予定は残酷号読んだ後にFile2を読むけど、File1の今作の内容覚えている自信は一切ありません!あーあ。
    話の内容以上に私が上遠野浩平作品を読み切れるかの方が気になります。まだまだたくさんあるよー。

  • ブギーポップ外伝。ビートのディシプリンの最後から繋がる作品。
    前から思っているが、凪が生身の人間にしてはちょっと強すぎないか?
    ブギーポップは外伝で様々な要素を解き明かす構成らしく、「炎の魔女」の理由など、徐々に判明してゆく。

  • なんら見せ場なし。ひどいの一言。

  • 霧間凪が中心の話の第一巻。種が撒かれた印象。シリーズでも重要なキャラなので、これからの展開が楽しみ。

  • 全4冊完結。ブギーポップシリーズのスピンオフ作品にして、『ビートのディシプリン』の最後から繋がる作品。
    戦闘シーンが他のブギーポップ作品より派手だ。巨人とおせっかいの連合軍が絶対強者を追い詰める処が好きだ。

    人生が誰かの思うように操られているとしても、だからどうした、と言う。

  • 読み直し。
    ビートのディシプリンシリーズの続編的な位置づけなのかな。
    とりあえず筆者が凪大好きということは分かった。

  • 魔女戦争ついに開幕。

    見事にビートの話と被せてくるのでちょっとびっくり。

    それにしても、凪は一応生身だというけど人間離れし過ぎな気がする。直感といい戦闘力といい。
    魔女が力の一部を化してるとかなら少し納得できなくもないけども。。。

    何はともあれ続きが非常に気になるシリーズです!

  • 4の予習として再読。
    凪って完璧すぎてなんとなく敬遠しちゃう感じなのだけどはたして。

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著者プロフィール

第4回電撃ゲーム小説大賞〈大賞〉受賞。『ブギーポップは笑わない』ほかシリーズ著作多数。

「2019年 『ブギーポップ・オールマイティ ディジーがリジーを想うとき』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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