社会起業家に学べ! (アスキー新書 69)

著者 :
  • アスキー・メディアワークス
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レビュー : 24
  • Amazon.co.jp ・本 (263ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784048671873

感想・レビュー・書評

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  • ・田舎から人が流出するのは、誇りを持てる仕事がないから。

    ・行政が弱体化したということは、一般市民が社会起業の手法で、
     地域の問題に取り組めば、自治体と対等な関係で取引できる時代に
     なったことを意味する。

     政治や行政に文句ばかり言っていられる時代が去り、それらに過剰な
     期待を抱かずに自律的に自分の住む街を活性化させることで、自分
     自身の生活を自分で守る必要に迫られていることを意味する。

    ・起業家と出会ったことで、面白い機会や仕事がないなら、
     自分たちで作ればいいことに気付いた。

    ・農家は全農に流通を任せずに、自らお客さんに近づいたほうが稼げる。

  • 社会起業家の具体例を豊富に紹介しつつ、実態や意義、目指し方を丁寧に説明した素晴らしい一冊。

  • Thu, 26 Feb 2009

    いろんな社会起業家の事例が紹介してある.
    やっぱり,途上国支援系が一番激しいなあ.

  •  社会の仕組みを変えることで社会問題を改善させる社会起業家を多数紹介。

    地域再生や環境保護、途上国支援など様々な社会起業家のことが書かれていて、社会起業のイメージを掴むことができる。
    特筆すべきは紹介される社会起業家の多くが20代なこと。若くて財がなくても動き出している人はたくさんいるのである。

  • 将来何をすればいいかわからないという人に、一つの道を指し示してくれる良書だと思います。とくに第3章のあなたも、この世界を変えることができる!は必読です。

  • 本文より:NPO、ボランティア、・・・つまり社会問題こそが今日では市場のニーズになっているのだ。・・社会起業家の台頭は、息詰まった社会の仕組みを塗り替えていく世界的な潮流なのだ。
    とある。そうかな?

  • 社会起業家の事例集と言ったところ。新聞や雑誌連載の切り抜き集のような感じです。成功例よりは、もう少し前段階のことが知りたかったです。他の書籍で社会起業家と言うものを知ってからこの本の具体例を見ていけば良いと思います。ただ本で得られる情報よりはボランティアなどから少しずつ経験していくことが重要かと思います。その上で著者が言うように問題解決をビジネスモデルにしていく、その辺のことがうまくまとまってればなあと。

  •  日本で活動している社会企業家たちを紹介した一冊。社会企業家一人ひとりがしっかりとしたポリシーを持っているんだなと感心してしまった。それにしても、色々な社会企業家がいるんだなあ。
     ちょっと不満だったのは、紹介する社会企業家の数が多過ぎて、一人ひとりに対する踏み込みが浅いところ。

  • 熱い、とにかく熱い!
    個々の社会起業家の事例を地域再生、キャリア支援、ワークライフ・バランス、農業再生、在日外国人支援、途上国支援、環境保護、NPO・NGO支援の8分野21事例を紙幅いっぱいまで紹介、しかもそれに留まらず、起業のきっかけ、設立直後の苦労、事業成功の軌道見通し、今後の活躍フィールドの模索…細部に渡ってインタビューしており、創設者に好感が持てました。
    ここまで痒いところに手が届いている本は見たことありません。
    起業した彼らの殆んどは若年者。
    『このまま決まったレールに沿って進むだけでよいのだろうか?もっと自分にはやらなくちゃいけないことがあるのではないだろうか?』そういった悶々とした中からのスタート。お世辞にも順風満帆とは言えない状況からの出発に、試行錯誤を繰り返しながらも大きく成長を遂げる姿に感動を覚えます。
    『「2015年には正社員が労働者全体の半分になる。」と試算される今日、2人に1人は雇用されないのだから、自営業者になるか、自分で会社を立ち上げる以外に、まともな暮らしは望めなくなる。』という下りのある第3章を読むだけでも、何か突き動かされる衝動に駆られる。
    仕事=お金を稼ぐ手段ではなく、
    仕事=生きがいにシフトしている彼らの人生にはただただ尊敬や瞠目するばかりである。
    社会起業に興味が無い人でも読みやすいと思う。そして社会起業に興味のある人は勇気づけられるバイブルだと思う。良書中の良書!

    ということで、僕の評価はSです!

  • 社会起業家の活躍する事例がたくさん紹介されており、
    「なるほど、こういう人がいるんだ!」というのが分かる。

    カタリバ、マザーハウス、このあたりは私も知っていたが、
    モーハウス(授乳服製造販売)や
    エコトワザ(中小企業の環境推進室)はまったく知らなかった。

    彼らに共通することはなんなのだろうか?
    強い問題意識、事業のビジョン、実行力・・・といったものだろうか。

    著者は、社会起業家になるプロセスを以下のように述べる。

    -------------------------------------------------------------
    p.244
     第一に、自分がどうしても見過ごせない問題を自覚すること。
    (中略)
     困っている当事者の立場に立って、彼らの気持ちにコンパッション(強い共感)を
    抱いた時こそ、社会起業を始めるチャンスなのだ。
    苦しむ人の切実な気持ちを自分のものとして受けとめられる感性が
    社会起業家としてのモチベーションを作る。
    実際、支援対象者と当事者意識を共有できた人は強い。
     自分の取り組みたい問題と、それをどうしても解決したいという気持ちが
    はっきりしたら、次は問題を抱えて困っている当事者に十分なヒアリング(取材)を
    行い、彼らがどんな支援や解決を切実に求めているか(ニーズ)を知ること。
    問題の解決に何が足りないのかがわかれば、それを無理なく埋め合わせる
    方法を考えることが新しい仕組みを作る出発点となる。
     はっきりとニーズがわかれば、社会起業を通じて達成したい自分の使命(ミッション)を
    周囲に示すこと。

    p.246
    自分の思い込みや常識ではなく、社会を広く見渡し、既にある人材、資金、ノウハウ、
    相談機関などさまざまな資源(リソース)を持ち寄り、同じ志を持つ
    より多くの人を活動に巻き込めば、できないと思っていたことも意外と
    容易にできることがわかってくる。

    --------------------------------------------------------------------

    なるほど、と思う。
    普通の企業でもいまは「顧客第一」を掲げるところがあるが、
    実際にそれができている企業はおそらく多くないだろう。
    というのは、それほどに経営者、経営層、ミドル、社員、バイト・・・あらゆる
    構成員の人々が、ビジョンを共有して「顧客第一」を貫き続けるのは
    ものすごく難しいのだ。

    しかし、社会起業は、そもそもが「困っている人の問題をビジネスで解決する」
    というところに始まるので、このビジョンの共有が普通の企業よりは
    はるかに強力になされるのではないかと推測される。
    ゆえに、ここをコアに据えるべきだ。そうすることで、一般企業を圧倒する
    ダイナミクス、パワーが発揮できる可能性がある。
    また、その理念そのものが広く社会から支持される可能性が高いため、
    支援者からの人材、金銭、サービスの支援を受けやすかったり、
    また顧客からも強い共感をもってもらえることで、ロイヤリティを高くできる
    (=収益性が高くなる)ことも期待される。

    こう考えると、そう、社会起業は実に可能性がある。
    特に個人のパワーが輝くようになる21世紀では、なお、そうだといえる。
    これからも社会起業家の活躍に目が離せない。
    そして、そういう人はいかにすれば生まれていくかを考えたい。

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