狼と香辛料〈9〉対立の町(下) (電撃文庫)

著者 :
制作 : 文倉 十 
  • アスキーメディアワークス
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本棚登録 : 1342
レビュー : 61
  • Amazon.co.jp ・本 (307ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784048672108

作品紹介・あらすじ

土地を巡って北と南が対立する町ケルーベに、伝説の海獣イッカクが陸揚げされる。町の力関係をひっくり返しかねない価値を持ったイッカクの登場で、ケルーベは俄かに騒がしくなる。『狼の骨』の情報を集めるロレンスたちも、不穏な空気を感じていた。そんな中、イッカクの横取りを狙う女商人エーブは、ローエン商業組合を抜けて自分のところへ来るようロレンスを誘う。狼狽するロレンスのもとには、さらにローエン商業組合からも協力要請の手紙が送られてきて…!?ロレンスの出した答えとは?その時ホロは?『対立の町』編いよいよ完結。

感想・レビュー・書評

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  • 狼と香辛料の中でどれか一冊と言われたら、迷わずコレ

    いつものホロとのやり取りもいいんですが、狼と香辛料を狼と香辛料たらしめているもの

    商人同士の駆け引きがシリーズ通して一番見れます。

  • エーブとキーマンの伝書鳩をしていたら、双方共通の敵が現れて、ロレンスの機転で切り抜けた話。
    ホロの挿絵が可愛らしい。

    キーマンとエーブの双方に睨まれる結果となったレイノルズが可哀想なことで。

    自分の利益を得るためには密輸という犯罪も犯すロレンスだけど、敵のズルはしっかりと首根っこを抑えるという点は、商人というのは因果なものだと思わなくはない。

  • 髭を生やそう

  • 『イッカク』をめぐる南北商館の対立にやっと決着。
    南北に挟まれたロレンスは一体どうなるのかと思っていたが、ホロの冷静さとコルの純真さから自分を取り戻し商売に挑めたみたいでよかったよ。
    それでも役割を果たすだけで、まともね商売に参加できていなかったな。
    まあ、色々あったがエーブを追っかけた動機の情報は手に入れられたみたいだから、万事、問題なしといったところだろう。
    次は海を渡るみたいだけど、ホロとコルは海は初めてだと思うが、どんな反応かな。
    [more]
    それにしても川下りの銅貨のトリックがこんな結果を生み出すとは思わなかった。
    通常とは異なる前提条件で考察を行うと得られる結果も異なってくることには驚いた。
    この世界でも脱税は重罪のようだ。それにしても交渉材料にするだけで告発はしていないのだから、商人という存在は度し難いな。

  • 狼と香辛料〈9〉対立の町(下) (電撃文庫)

  • 上下巻に分かれていたせいか、全体的にやや延ばされていた感じがした。久しぶりに緊迫した展開で良かったんだけど、もう少しギュッと濃くしてほしかったかな。
    コルが想像以上に良い働きをしていたのが好印象。甘々な会話ばかりも疲れるし、ちょうど良い刺激になった。これからの旅も楽しく読めそう。
    あと、前々からこの作品での会話は捻りまくっててストンと頭に入ってこないなぁと思っていたので、この巻から理解することよりもポンポンと繰り出される掛け合いのテンポを楽しむことにしたら、今までより気楽に読めて悪くなかった。商売に関わる会話はじっくり読まないと置いていかれるけど(読んでいても置いていかれる…)、ホロとロレンスの会話は紐解くとイチャイチャしてるだけパターンも多いから、雰囲気を楽しめれば良いのかなと。
    いつものことながら、商売のカラクリが分かったようで分かってないので、どこかで解説を読むことになるだろう、、もう少し頭を柔らかくしたい。さて、次エーブに会えるのはいつになるのか…

  • コル君というキャラクターが入ってきて、ふたり旅のじゃまになるのでは
    とも思っていましたが、よく席を外すという気遣いもあり(笑)今まで通り面白かった。

    最後はどうまとめるのか、最後まで本当にハラハラする展開でよかったです。

    気になるのは、二人の言葉遊びが、よくわからない場合も出てきた。。

  •  ケルーベの街を二分するイッカク売買劇の下巻。

     自分の力を過信することなく、あるいは卑下することもなく、その立ち位置を上手く使い、皆に利得を与え、自分も必要な情報を得ていく。ロレンスの本巻の落とし前の付け方は、少し綺麗すぎるが、読後感は悪くない。

     エーヴの、待ち人の要るロレンスを見つめるエーヴがほの悲しいな。

     人物描写といい、モチーフとなる経済問題といい、よく考えられて書かれていることが良く判る一巻だ。

  • 久しぶりに、とても商人っぽいエピソードでよかった!と言っても頭を巡らせて儲けをかっさらう話ではなく、組織や権力の中でどう動くかっていう、生々しさがこのシリーズらしくて良かった。そもそもこのシリーズはずっと、大切なものをわざとらしく愛の前に割り切ってしまうのではなく、葛藤したり欲深くなったりしながらきているところが魅力だと思ってるので。
    続きもたのしみー!!

  • 行商人ロレンスと狼少女ホロの旅物語
    下巻と言うことで、前作の続き
    商館の主や元貴族の大商人を相手にロレンスが四苦八苦しながらもあきらめない姿はとても格好良かった

    ただ、最後の敵が君か…って感じで何となく物足りない

    ロレンスを巡るエーブとホロのあれこれが結構楽しめる

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著者プロフィール

第12回電撃小説大賞《銀賞》を受賞し、電撃文庫『狼と香辛料』にて2006年にデビュー。

「2019年 『新説 狼と香辛料 狼と羊皮紙IV』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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