- Amazon.co.jp ・マンガ (162ページ)
- / ISBN・EAN: 9784048673846
感想・レビュー・書評
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P3コミカライズ4巻。
屋久島、タルタロス時計台、そして修学旅行。
ゆかりと桐条先輩の過去と絆。父親への想いが戦う意志の根底に流れている二人。
二人とも未来よりも過去にとらわれていますね。未来を見据えていない訳ではないのだけど、過去に頼ることが自分の拠り所になっているような。
こじらせ具合では、表面に出ているゆかりの方がしんどいけど、桐条先輩もなかなかです。依存してるんだよなぁ、父親に。桐条グループがなければ、ゆかりの母親のような依存体質になってしまったのかもしれない。
屋久島で見た父親の映像。
母親への反発、嫌悪。ゆかりの拠り所になっていたのは、父親への想い。思い出補正もあったのでしょうが、尊敬する父親が全ての元凶になっていたと知った時の衝撃。
ここでのイベントは、ヒロインである(はずの)ゆかりの心情を掘り下げるものなんだけど…。彼女が圧倒的ヒロインになれないのは、コミュだったりこういうイベントだったりでの、爆発っぷりなんだと思います。
地雷が多いんよ、物語前半は。母親のせいもあってか、自立しようとしている気負いが強いんだよなぁ。後日談でのFESもそう。
時計台での幾月の本心の暴露による豹変は、父親がそうなっていたかもしれないという危惧も抱かせたのでしょうか。
真のメッセージを受け取り、覚醒するゆかり。
過去の自分と同じく喪失感で打ちひしがれる桐条先輩に向ける優しさと厳しさは、彼女の心の成長を見せてくれます。
…なのに、FESではねぇ。この京都でのイベントがあるから、あの拒絶が苦しいです。
修学旅行といえば、忘れちゃいけない露天風呂。
ラブホのラバーズはあっさり描写だったのですが、ここは外せないということで。綾時も絡んでいることだし。髪型変えて「キタローはどっち?」なんてふざけている綾時ですが、なんでこの二人が似ているのか、というのは物語で大事なことなんだよなぁ。
アイギスいつも裸みたいなもんなんだから、お風呂で一緒になってもいいじゃないか。
あれは、裸を見られたことよりも、覗きという行為に「みじかいおつきあいでした」というわけですよね。なるほどなー。
3も4も5も、それぞれお風呂で懲らしめられるイベントはあるのですが、3が一番見つかってヤバい感ありましたね。処刑されちゃうという恐怖。
ブリリアントと並んで、桐条先輩の決めセリフの一つです「処刑する」。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
コミック
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今回は、ゲームの修学旅行で一番印象に残ったであろう、あのイベントが収録されています(笑)
本編はすごくシリアスだった分、こちらで癒されました。 -
時系列がとんでいるのでちょっとゴチャゴチャしてきてわかりづらくなった。
Fesプレイ済みなので気づきましたが、Fesの中であったエピソードも漫画の中で出てきてたんですね。
美鶴とゆかりのペルソナ覚醒のシーンはいいですね。こういう精神的な成長があるところはだいたい好きです。 -
屋久島などを舞台とした作品です。
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I read.(08/10/27)
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4巻