断章のグリムIXなでしこ・下 (電撃文庫)

  • アスキー・メディアワークス (2008年12月10日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (312ページ) / ISBN・EAN: 9784048674201

作品紹介・あらすじ

 金森琴里の自殺を発端に、徐々に悪夢が浸蝕していく海辺の街。だが蒼衣は、ユリと物語の行方が分からぬまま、雪乃を置いて、地元の普通の日常に戻らなくてはいけない。琴里の恋人だった臣と幼馴染みの一真を護るために必死な雪乃。そして悪夢は、雪乃を心配する蒼衣の予想を大きく裏切り、拡散していく──。

AIがまとめたこの本の要点

プレミアム

みんなの感想まとめ

物語は、金森琴里の自殺をきっかけに、海辺の街で広がる悪夢とその影響を描いています。登場人物たちは、悲劇的な運命に立ち向かいながらも、家族や友人を守るために必死に行動します。特に、雪乃が恋人や幼馴染を護...

感想・レビュー・書評

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  • 「長い長い空位」
    見えてしまうが故の辛さ。
    家族が次々に死んでいってしまうなんて、普通であれば呆然とし現実を見る事を辞めそうだな。

    「高い高い牢獄」
    机の上に置かれていた花。
    このまま進むと結果は一つしかないが、行動する事により死から救うことが出来るならいいな。

    「狭い狭い居室」
    室内に現れた犬は焼かれ。
    攻撃としては申し分ないほどの威力を持っているが、何度も連続して使うには向いていないな。

    「多い多い花人」
    湧き続ける敵を倒すため。
    感情など見て分からない事は多いだろうが、壊れた心のどこかに人間らしさが残ってるのかも。

    「暗い暗い教会」
    本当の断章に気付かない。
    トリガーとなるトラウマは分かったとしても、能力の暴走までは自覚するには難しい事だろう。

  • 自分たちの身に降りかかった泡禍にあらがうことを決意した臣でしたが、事件の帰結は彼と一真を、予想以上に過酷な運命の選択へとみちびいていきます。そして、一真たちの所属する騎士団をとりまとめていた群草宗平(むらくさ・そうへい)は、みずからの能力を利用して、事件のもっとも不幸な帰結を回避することをえらび、神狩屋たちの前からすがたを消すことになります。

    今回の物語は、これまで以上に入り組んだ謎と救いのない結末のために、とりわけ強い印象にのこっています。すこし残念だったのは、せっかく千恵が再登場を果たしながら、あまりめだった活躍をしていないところでしょうか。もっとも、彼女のおかげで騎士として生きることをえらんだ雪乃の過酷さがきわだたされているという面はあるのでしょうが。

  • 切ない。
    哀しいラストだった。

  • 少し時間は巻き戻り、姉がどうしてこうなったか、から。

    初っ端からスプーン一杯がやってきました。
    おかげ様で飛ばし読み。
    全部読んで、うっかり想像したら色々駄目になりそうなので。

    日常をこよなく愛する少年は一時帰宅。
    非日常を愛する少女は現状維持。
    もう少年に出番がないかと思いきや。

    しかし2重構造になってるのがすごいです。
    ふたつあるよ、とか言われた時点でそこを考えるべきだったのかも?
    いやでも普通そこまで考えを巡らせませんし…。
    ああの最後もすごいですし。
    体をはってでも守るもの…その覚悟はありますか? と聞かれたら
    ないです、と笑顔で答えられる自信はあります。

    ところで彼女の断章詩。
    いつか出てくるのでしょうか?

  • 2つの童話が重なった結果、たくさんの手後れが生まれたおはなし。

  • 友人に借りて。

    蒼衣が活躍してくれるとうれしいです

  • 再読。

    あまり納得のいかない終わり方でした。
    うーん...すんなり入っていかなかった。

    千恵の発動条件の言葉が知りたかったなぁ。
    何を選んでいたんだろう。

    群草のおじいちゃんがそのまま残る、というのは
    ぞっとした...むりむりむり。
    あぁ、群草さん 好きだったのになぁ。
    最後までいい人だったなぁ。

  • 《購入済》どうしようも出来ない現実を突き付けられた気分だ。この結末しか無かったのかと悔しい気持ちになる。
    ハッピーエンドではないし、苦々しい結末なのだから、後味はすこぶる悪いはずなのに、諦めの極致なのか妙に清々しい。
    それは彼の悪夢が、大量の花で彩られたまま幕を閉じたからでもあるのだろう。綺麗な物語だった。

  • 再読。佐和野君と敷島君の存在が個人的には救いです。癒される。
    このシリーズだと『人魚姫』と『なでしこ』が好きです。〈悪夢〉のおぞましさが際立っていて辛くもあると同時に、登場人物の優しさや強さが垣間見れた様な。上手く表現出来なくてもどかしいですが……。
    臣と一真の友情に感動。
    群草さんが忘れられない。

  • 私的には断章のグリムの中で一番好きな話です。
    ただ、後味は良くないかも。
    前巻までに出ていたキャラクターでも、どこで死ぬかわからない。サブメインだからといって、死なないとはかぎらない。

    それがこのシリーズの一つの怖いところであり、面白いところでもあります。

  • 色々な意味で複雑なお話でした。
    読後はちょっと切なかったです。

  • 童話の筋立てを知らなかったというのもあって、先の見えない怖さというのを堪能したような気がします。今までの中で個人的には一番怖いと思った。というか、ゾクゾク寒気を感じながら読んでました。
    ホラーでは確実に犠牲者になりそうなキャラがいったいどういう目に合うのかと、ドキドキしたりイライラしたりしながら読んでました。
    そして、妙に嫌な予感が残ったままのオチにモヤモヤする。

  • 913.6 コ9 登録番号8074
    生徒リクエスト

  • 最後まで予想がつかない衝撃的な展開。これを考えつく作者がすごい。グロテスクさは相変わらずだが、今回は全てに意味が付随している。

  • 世界を救う為に親友を殺す事が出来るか。あやふやな世間の為に自分に関わりのある者を見捨てる事が出来ると言い切る人がいたら、その人とは友人に離れそうもない。でも、きっとそんな人が世界を救うんだろうなぁ…それはそれとして、悪夢が重なり合うパターンは今後も出てきそうでますます酷い悪夢が出てきそうだなぁ…

  • 9巻目。

  • 甲田作品好きすぎて書ききれない!

  • 『なでしこ』という名の泡渦。あまり有名ではナイ童話ですが、今回のお話しは面白かった。そして一番泣けました。

    いつも悲しいラストですが、今回は悲しすぎる。

    騎士達の辛さが一番出ているお話しじゃナイかなぁ・・・
    と思います。

  • 断章のグリム9巻、なでしこの下巻です。
    今回は蒼衣くん、途中退場ですね。学校があるので、蒼衣が直接事件にかかわっているのは前半戦とラストだけ。
    今までに無いことで、雪乃と蒼衣は別行動ですw

    前回の記事の追記部分で書いていた配役予想は、ほとんど外れでした。
    部分部分では当たっているのですが…。相変わらず、予想を裏切る展開に最後までドキドキでした。
    後味はまぁ、悪いんですけどね。
    あと、例のごとくで痛いシーンも多いです。雪乃も重症ですし、群草さんにいたっては…。神狩屋も腕一本なくしてますしね。
    まぁ、神狩屋は1週間で腕は生えてきたそうですけど。

    シーンとしては、一真と臣くんのラスト付近のやりとりが好きです。
    見てて悲しくなりました。最終的な結末も含めて、このシリーズ特有の後味の悪さは健在です。

    またこの街を舞台にした事件もありそうですし、ロッジはこのまま行くと一真が世話役としてまとめて行くんじゃないかな、という気がします。
    千恵の断章詩は今回伏せられていましたけれど、そのうち出てきそうな感じもしますね。ただ、騎士になることはないだろうな、という気がします。

    後味は悪いんですけど、内容は面白く満足でしたので★5つつけました。
    ただし、ホラーやグロが苦手だとこの小説はとてもじゃないけど読めないかとw
    個人的には銀雨ファンなら絶対に楽しめると思います。

  • 上下巻は纏めてだしてください(´;ω;`)
    下巻読むときには上巻の内容忘れちゃって・゜・(ノД`;)・゜・

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著者プロフィール

1977年、岡山生まれ。津山三十人殺しの舞台となった津山市出身。二松学舎大学卒。民俗学および魔術に関して知識を豊富に持ち、『Missing 神隠しの物語』で電撃文庫デビュー。著書に『断章のグリム』『時槻風乃と黒い童話の夜』『夜魔』『ノロワレ』『霊感少女は箱の中』シリーズなど。

「2022年 『Missing13 神降ろしの物語〈下〉』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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