タロットの御主人様。(6) (電撃文庫 な 11-14)

著者 :
  • アスキー・メディアワークス
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本棚登録 : 95
感想 : 2
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  • Amazon.co.jp ・本 (343ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784048674256

作品紹介・あらすじ

秋人たちの大事な仲間ジブリール。その陽気な式神に異変が起きた。創造主である四阿四季亡き今、彼女が込めた"気"を使い果たし『寿命』を迎えつつあるのだ。そんなジブリールを連れ秋人たちはヨーロッパへ。"四季の守り手だった志摩桜ならきっとなんとかしてくれる"、それだけを頼りに最後のチャンスに賭けたのだが、「な、なにがどうして、こんなことに…!?」中世の面影を残す古都に乱舞する、水遊びとかネコミミコスプレとか手枷プレイとか!?遠い異国でもあられもない姿で肌色な大活躍をするタロットたちに、秋人は本来の目的を忘れそうです!?キスから始まる学園アルカナコメディ、ついに世界へ。

感想・レビュー・書評

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  • 祖母の四季の式神であるジブリールの寿命が近づき、秋人たちは彼女を救うため、四季の守り手だった志摩桜(しま・さくら)のもとへと旅立ちます。そこで彼らは、フェレンバーグ・ノワゼットというおかしな日本語を使う外国人美少女と知り合いになり、彼女と行動をともにすることになります。

    こうして無事に桜のもとにたどり着いた秋人は、ジブリールを助けるための「儀式」がおこなわれる時を待ちます。そんななか、香澄たちはモイラという名前のシスターに出会い、彼女と心を通わせあうことになります。

    今回はストーリー上の大きな動きはありませんが、ノワゼットことグレイローズという攪乱要因が投げ込まれることになり、今後どのように物語をおもしろくしてくれるのか、たのしみです。

  • 読書録「タロットの御主人様。6」3

    著者 七飯宏隆
    イラスト YUKIRIN
    出版 電撃文庫

    p13より引用
    “「じゃ、このゲーム、あたしの代わりにレベル
    上げといて。イベントは進めちゃだめだよ」”

    目次から抜粋引用
    “中世の街へ
     暴走、八久住二等兵
     舞踏会
     友達
     霧を超えて”

     その強い占いの力をもって、国を影から支
    えてきた一族の、落ちこぼれ気味な後継者を
    主人公とした、ライトノベル。
     前巻、分家と対決して引き分けに終わる事
    が出来た、主人公たち。次のタロット探しに進
    むべきところだが、秋人には他にやらなけれ
    ばならないことがあった…。

     上記の引用は、プロローグでの主人公・秋人
    の祖母の一言。回想シーンなのですが、レベル
    上げを人に頼むというのはいかがなものでしょ
    うか。RPGのレベルを上げるだけの仕事が、ど
    こかで紹介されていたようにも思いますが、
    キャラクターを育てる過程にどれくらいの手間
    をかけたかによって、エンディングで受ける
    感慨は大きく左右されると思うのですが…。
    社会人になると、ゲームのレベル上げなどの
    単純作業にかけることが出来る時間が、どう
    しても減ってしまうので、こういう仕事やレベル
    やアイテムのデータが商品になるのかも知れ
    ません。
     今巻は主人公たちが海外へ行きます。しか
    し、全然海外の風景がイラストで描かれてい
    ないので、多分取材には行っていないのだろ
    うなと思います。

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