アクセル・ワールド〈1〉黒雪姫の帰還 (電撃文庫)

著者 :
制作 : HIMA 
  • アスキーメディアワークス
3.88
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本棚登録 : 1693
レビュー : 133
  • Amazon.co.jp ・本 (296ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784048675178

作品紹介・あらすじ

どんなに時代が進んでも、この世から「いじめられっ子」は無くならない。デブな中学生・ハルユキもその一人だった。彼が唯一心を安らげる時間は、学内ローカルネットに設置されたスカッシュゲームをプレイしているときだけ。仮想の自分を使って"速さ"を競うその地味なゲームが、ハルユキは好きだった。季節は秋。相変わらずの日常を過ごしていたハルユキだが、校内一の美貌と気品を持つ少女"黒雪姫"との出会いによって、彼の人生は一変する。少女が転送してきた謎のソフトウェアを介し、ハルユキは"加速世界"の存在を知る。それは、中学内格差の最底辺である彼が、姫を護る騎士"バーストリンカー"となった瞬間だった。ウェブ上でカリスマ的人気を誇る作家が、ついに電撃大賞「大賞」受賞しデビュー!実力派が描く未来系青春エンタテイメント登場。

感想・レビュー・書評

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  • 元はニコ生で海猫沢めろん氏が「いまアクセル・ワールドがいちばん面白い」と言っていて、まずはアニメを見てみたら面白かったので、原作も読んでみた。最新の第11巻まで読んだ。「監視カメラ」が「ディストピア」の記号ではなく成長の場を可能にするインフラ、言い換えれば希望の装置として描かれているのがユニーク。

  • もっと先へ…、【加速】したくはないかこの一言から始まる加速世界の物語。
    こんなにも先が気になり、読むのに苦が無い小説は初めてです。アニメを見てから小説に入ったのですが、小説には小説でしか表現できないものがあり、このアクセル・ワールドはディテールまで凝り想像力を増幅させてくれる作用がありますね。
    第一巻はそれぞれの人のコンプレックスと言うのがクローズアップされた作りになっていたと思います。それぞれの登場人物、特に黒雪姫、ハル、タクに感情移入して読み進めるとそれぞれで違った印象を持って読み進める事が出来ると思います。
    本当にこのライトノベルを読んでいなかった自分に反省です…。

  • 読みやすかった。想像しやすかったし。

  • 川原 礫のソードアートオンラインと同時続刊中の1作目。世界観は共有する部分が多く、ソードアートが楽しめた方なら文句なしに楽しいはず。逆もまたしかりかと。ただ、キャラ・展開ともに中二病全開なので人は選んでしまうかもしれない。
    こちらの方がややウェットな展開です。主人公の負け人間思考ぶりは、同じ経験・境遇の人はすごく感情移入できるだろうし、わからない人にはいらいらするだけかと。ただ、それゆえ理解できる人が読めば、極上のカタルシスというか、本当に欲しかった経験を、言葉を、ギュンギュン物語の中で与えてくれます。
    リア充には決して感じられない、至高の娯楽。そんな1冊でした。

  • ゲームの世界がある意味現実とリンクしている世界の話。まずまず面白いと言える。が・・・ダメダメな女子又は男子がカーストトップの異性に好かれて、実はダメダメな自分に隠れた能力があって・・・という劣等感裏返しのシチュエーションの話、多いな~と思う。

  • 意外と面白いのかもしれない。

  • これも「君の名は。」だったか。
    「誰か」が介在することによって、自分の壁を乗り越えられる。
    しかし、「誰か」を失いたくないがために、我を失ってしまうことも、また、ある。

  • 3

  • 学校でのいじめられっ子、美人さん、幼馴染3人組など、おもしろそうな設定の通り、人間関係と、オンラインでのやりとりの関わり合いが良かった。アバターも自分のダメなところを反映してるって、面白い。ゲームをクリアしていく中でコンプレックスと向き合い、たくさんの弱さを見せて、最後は強くなっていく。途中ハラハラしたけれど、ハルの成長が、私の心もほっこりさせてくれた。

  •  最初は取っ付き難い印象が非常に強かったのだが、100ページを超えた辺りからそれなりに読めるようにはなった。電撃大賞<大賞>受賞作品。
     ネットツールが進化し国民誰もが首に『ニューロリンカー』と呼ばれる携帯端末を装着している近未来が舞台。主人公のハルユキはその太った容姿から虐められてばかりの無能少年だった。しかし、ある日黒雪姫と呼ばれる生徒会副会長から声を掛けられる。それが少年を変えていくきっかけとなっていく・・・。

     最近ではオンラインゲームを舞台にした系統の作品ではネット上の出来事が現実に影響して、やれ死ぬだとかやれ昏睡状態に陥るとかそんな類の設定が多いように思えるのだが、本作ではネット上に広がる加速空間での出来事は一切現実には影響しない。あくまでもちょっと過激なオンラインゲームとして扱われている(同著者の別作品では上記の様な設定が使われているが)。そういったストイックな部分は私的に評価したくなってしまったりする。
     この作品で扱われている『加速』。これにも上手い設定が使われている。超高速的に動こうものならその後は疲労状態で連続使用などできないという設定が他の作品では見られるが、本作ではポイント制となっており、ポイントがある限り何度でも加速が使えるようになっていることは驚きだった。だから絶対に失敗したくない時などは遠慮無く『加速』すれば出来ないことなどなくなってしまうのだ。一度でもこの美味しさを知ってしまえばおいそれと手放すことはできなくなってしまう。だからこそ、ここでポイントを得る為の設定が上手く活きて来るのだ。

     ライトノベルでは珍しい太っちょで虐められっ子という設定には当初どう反応すればよいのかと戸惑っていたのだが(特にこいつがなぜかモテてしまっていたりとかな!)、中盤辺りからの形振り構わず誰かのために頑張りたいというスタイルを発揮してからは素直に共感できるような魅力あるキャラクターに変貌していたのは驚き。
     ただ、登場キャラクターのほとんどが中学生以下というある意味閉鎖的な世界観の中でどれだけ広がりのあるストーリーを持たせられるかは疑問だけれど、そういった点も含めて今後も注目していきたい一品と思えた。

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プロフィール

川原 礫(かわはら れき)
群馬県出身の小説家。2002年から九里史生(くのり ふみお)名義でオンライン小説を発表しており、『ソードアート・オンライン』で人気に。2007年に小説投稿サイト『Arcadia』で連載していた『超絶加速バーストリンカー』は『アクセル・ワールド』として改題され、第15回電撃小説大賞大賞を受賞、同作でデビューする。
2011年10月、アスキー・メディアワークス創立20周年記念作品として、『アクセル・ワールド』と『ソードアート・オンライン』のアニメ化とゲーム化が同時発表。両作ともに代表作・ヒット作となっている。

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