狼と香辛料〈10〉 (電撃文庫)

著者 :
制作 : 文倉 十 
  • アスキーメディアワークス
3.81
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本棚登録 : 1299
レビュー : 63
  • Amazon.co.jp ・本 (367ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784048675222

作品紹介・あらすじ

ケルーベでの騒動の後、ロレンスたちが向かったのは、海を渡った島国のウィンフィール王国。目的地は、『狼の骨』を持つというブロンデル大修道院だ。王国に着いたロレンスたちは、羊毛取引で富裕なはずの修道院が経済的危機に陥っていると耳にする。しかも、世界最強と名高い経済同盟・ルウィック同盟が、修道院の土地を狙って王国に進出してきたという。不穏な情勢の中、ロレンスたちは修道院へ近づく足がかりを作るため、同盟の一員である商人ピアスキーに協力を依頼することになるのだが-?絶好調の新感覚ファンタジー第10弾、舞台はウィンフィール王国へ。

感想・レビュー・書評

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  • 狼の骨を購入したという修道院まで探しに来て、税が払えなくて王国に買い叩かれるという危機のゴタゴタに巻き込まれる話。

    いろいろ手札が揃っているからというのはあるけど、ほんとロレンスはギリギリな状況で魔法のように盤面をひっくり返してくる。
    人ならざるものが人に紛れるための苦労が今まで以上によく分かる話。
    ハスキンズが肉を食べたと語る場面は鳥肌が立った。
    あのホロが若者扱いされるとは。

    骨についてはスッキリしたところで、旅の再開を。

  • ロマンス要素が増えてきた

  • 相変わらず面白かったけど、商売と言うよりは駆け引き分が強かったか。
    0830

  • ホロと同様の古からの存在、それも羊が登場するとは!
    1~2冊でひと段落つきながらも、伝手や北の大遠征の中止の影響など大きく繋がっているのが先を楽しみにさせてくれる。

  • 今回は商売から離れ、純粋な寄り道になるかと思っていたが一騒動あったな。
    それでも今回はホロの知恵に頼るというよりもロレンスの商人としての力が大いに発揮され、面目躍如といった内容だったな。
    それにしてもコルはこの旅仲間の癒やしだね。ロレンスもホロもコルに対しては自然と優しくなっているのが伺えるよ。
    [more]
    ハスキンズの正体には驚いたな。架空の生物も存在しているのかと思ってしまった。
    よく考えたら、悪魔が実在の生物をモチーフにしているんだよね。
    ホロとハスキンズの会話は普段は見られないホロの様子が見れて楽しかったな。ホロも自分の今後に関する新たな道筋が見えたんじゃないかな。
    最後にハスキンズがロレンスに伝えた内容が気になるが、ロレンスはどうするのかな?

  • 狼と香辛料〈10〉 (電撃文庫)

  • 分量の割にはおとなしめな巻だった。最近は大きな流れの中でどうやって自分の目的を果たすかがメインになっていて、ハラハラする展開があまりないような気がする。ロレンスのお金に対するガツガツ感がもっと欲しい…。今はホロのために、っていう気持ちの方が大きいのか。
    ハスキンズのようなキャラクターが出てくるのは意外と言えば意外だったけど、そういえばこのシリーズはファンタジーだったなと。商売やら経済やら頭使うことに気を取られがちだから何となく忘れていたことを思い出させてくれた、、

  •  宗教勢力への課税。世俗権力が絶対に実施したい政策だが、世俗対宗教という対立がある中、後者が優勢な時代に実施することは不可能だ。
     ところが、宗教の持つ神通力が薄れ、あるいは金銭的に窮すると、この政策が議論の土俵に上ってくる。
     この、近世期から近代国民国家への移行期に多く議論されてきたテーマを背景とし、ホロの故郷の土地比定と滅亡譚を巡る探求行を重ねていく。

     本巻ではハスキンスの立ち位置が見事だ。ホロよりも遥かに年輪を紡いできたと目される彼。このように齢重ねることは決断の回数が増していくことに他ならない。それは苦みを生み、これまでの生き方を否定する決断である場合も多いだろう。
     一方、逆に、幸せだ、楽しいと回顧できる場合も少なくないはず。
     その先人の記憶と想いを誠実に受け止めてこそ、彼らの知恵を得ることもできるに違いない。

     これを成し遂げたロレンス、先人より知恵と経験と知識を授けられることになる。かつての我が身を想起させるホロの行く末を先人が気にかけているからに他ならない。ロレンスはどう御していくのだろうか?

     さて、ハスキンスとまではいかなくとも、ロレンス一行も年齢を重ねていくことさえ守れば、ずっと物語を続けることは不可能ではない。
     しかし、本作は旅の終わりを措定しているのだろう。「熊」「ヨイツ」「ロレンスの店舗」。それらが暴かれ、あるいは実現した時。
     個人的には、そこから先の結論は一つだけのように思うのだが…。これが男女の機微を判っていないと言われる所以か。

  • うんちくもはったりもなく、ごり押し気味な一冊だけれども、面白かったです。

  • ハスキンズさんみたいな存在が出てくるのは意外だった!!まだまだ落ち着かないかんじなので、とにかく先がたのしみです。旅がどう落ち着くのかもあるし、どこでお互いにいろいろと振り切るのかなとか。

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著者プロフィール

第12回電撃小説大賞《銀賞》を受賞し、電撃文庫『狼と香辛料』にて2006年にデビュー。

「2019年 『新説 狼と香辛料 狼と羊皮紙IV』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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