C3 ‐シーキューブ‐VI (電撃文庫 み 7-12)
- アスキー・メディアワークス (2009年3月10日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (303ページ)
- / ISBN・EAN: 9784048675970
作品紹介・あらすじ
フィアと白穂は強大なる敵に立ち向かうべく、夜の夜知家に集う。その敵の名は-「期末テスト」。このはと錐霞が先生役になり黒絵とサヴェレンティが応援する中で、粛々と勉強に励む一行。しかしそこに謎のオドオド少女やらスコップジャージ教師やらが乱入し、勉強会は思わぬ方向に転がりはじめ…?果たしてフィアと白穂の試験結果は!?試験が終わればプールで打ち上げ!色とりどりの水着の中に、あの意外な少女の水着姿も加わって、目が離せない展開に…っ??カオスな勉強会に嬉し恥ずかしプールにと、もりだくさんでお贈りするシリーズ第6巻。
感想・レビュー・書評
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フィアたちと錐霞、さらに白穂とサヴェレンティが春亮の家にやって来て、期末テスに向けてお勉強会を開催します。そこへ、理事長の指示を受けた春亮たちのクラスの副担任・潰道忌(かいどう・いみ)先生が、スコップ片手にお勉強会の監督にやってきます。呪われた道具のせいで妹を失った先生は、フィアたちと打ち解けることができず、お勉強会は重苦しい空気に包まれます。
そんな空気に耐えかねた春亮は、先生を連れて近所のコンビニに買い物に出かけます。そこで彼らは、お化けに襲われていると訴える少女・穏天崎切子(おんてんざき・せつこ)に頼られて、彼女を家で保護することになります。
やがて切子を追ってフォーティーン・クーンズベリという女が春亮の家に姿を現わします。フィアたちはフォーティーンと対峙し、何とか切子を守ることに成功します。しかし、期末テスト後の打ち上げで春亮たちが訪れたプールで、再びフォーティーンの襲撃を受けます。
全体のストーリーは、今回の事件を通してフィアと潰道先生が互いに心を開くようになるというエピソードになっていて、きれいな仕上がりです。ただ、切子の狙いやフィアが先生に協力を求める内容、あるいは戦闘の結末など、やや構成が粗いようにも感じます。全体のストーリーは悪くないだけに残念です。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
穏天崎切子、プール編