江戸「粋」の系譜 (アスキー新書 108)

著者 :
  • アスキー・メディアワークス
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感想 : 5
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  • Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784048677332

感想・レビュー・書評

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  • 社会
    歴史

  • 新書文庫

  • 美を目指して生きて来た日本人ルーツの嗜好性が垣間見える入門書。

  • [ 内容 ]
    現代の日本のライフスタイルや文化・産業の原型は、すべて江戸時代にある。
    そこには町民たちが大事にした美意識「粋」が息づいていた。
    歌舞伎・からくり・浮世絵・黄表紙…。
    絢爛たる江戸文化に流れる「粋」の系譜を追いながら、それらを鏡として現代社会を読み解き、私たちが生きる近未来を見通す。

    [ 目次 ]
    プロローグ 歴女、源内に会う
    第1章 江戸時代のメディア・プロデューサーたち
    第2章 江戸時代に成立した日本型資本主義
    第3章 江戸の「モノづくり」は「モノ語り」づくり
    第4章 時をめぐる少年少女たち
    第5章 江戸と上方の動物観
    第6章 ジャパンクールのルーツ―粋・通・連
    エピローグ なぜ「江戸」がブームになるのか?

    [ POP ]


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    読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ)

    [ 関連図書 ]


    [ 参考となる書評 ]

  • アスキー・メディアワークス発行って時点で「ん?」と思ったんですがいやあ恐ろしい本でした。とりあえず最初の小節のタイトルが「歴女は江戸をめざす」^q^・・・?

    内容としては今江戸にはまってる人たちに、もうちょっと本当の江戸ってもんに眼を向けてみようぜ?あんたらが今楽しんでる文化も江戸と繋がってるんだぜ?って促してる感じの本で、軽いテイストで読みやすかったです。
    しかし蔦屋が「東海道中膝栗毛」と「南総里見八犬伝」もプロデュースしたってのは間違いだよね?うむむ?私の読解ミスか?

    あと歴女歴女連呼するので非常に心臓に悪い・・・。著者は現代のサブカルチャーにも造形が深いようで、コミケ・mixi・初音ミクなどの話題にも触れています、mixi登録してるのかこの人・・・ラブリンとか亀さまとか・・・それにしてもこの著者「歴女」を二つのタイプに分けていて「戦国武将萌え」と「江戸文化萌え」らしいのですが・・・え、江戸文化萌え歴女ってそんなにいるの??




    はやく歴女って言葉滅びないかしら・・・。

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著者プロフィール

京都市出身。1978年、京都工芸繊維大学大学院修士課程修了。2001年、同学術博士。米国イリノイ大学客員准教授、甲南大学教授を経て1997年より関西学院大学社会学部教授。現在は公益財団法人山階鳥類研究所長。『パソコン少年のコスモロジー―情報の文化人類学』(筑摩書房)、『人間・動物・機械―テクアニミズム』(角川ワンテーマ21)、『ジャパンクールと江戸文化』『情報人類学の射程―フィールドから情報社会を読み解く』『江戸<メディア表象>論 イメージとしての<江戸>を問う』(いずれも岩波書店)など。

「2019年 『鳥と人間の文化誌』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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