ご主人様は山猫姫 辺境見習い英雄編 (電撃文庫)

著者 :
  • アスキー・メディアワークス
3.80
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本棚登録 : 192
感想 : 12
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  • Amazon.co.jp ・本 (340ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784048677707

作品紹介・あらすじ

エリート一家で唯一の落ちこぼれ晴凛。彼がやっとの思いでありついた仕事は異国の姫君の家庭教師だった…。シムールの一支族の末姫、ミーネ。まだ13歳のあどけない、おしとやかな姫様-なんかではなかった。とにかくわがまま、気に入らないと暴れまくる超問題児。人は彼女を山猫姫と呼んだ。振り回されまくる晴凛だったが、なぜかミーネ姫に気に入られてしまう。ミーネ姫に翻弄されつつも、なんとか教師が板についてきた晴凛。だが、和平を結んでいたはずのシムールが帝国に宣戦布告をしてくるのだった。板挟みな晴凛だったが、これが英雄への第一歩で。

感想・レビュー・書評

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  • [評価]
    ★★★★★ 星5つ

    [感想]
    ライトノベルではほとんど見かけない中華風ラノベ......に見せかけた戦記物
    前半は主人公を始めとする登場人物がどのような人物なのかが書かれ、登場人物同士の掛け合いで物語が進んでいた。所々に主人公の状況や都市や国家についてが書かれ、後半の展開に向けた流れが生まれ、読みながら世界観を知ることが出来た。
    中央の科挙みたいな試験に合格することが出来ないでいた主人公が辺境の都市に行ったことで新たな展開を迎えるといった内容はよくある展開ではあるが、それは騒動が起きる要因が様々な形で書かれているため、違和感を感じることがない。
    また、主人公が人を殺すことで葛藤し、大切だと思う人を守るために人を殺す。そして仲良くなった人々から罵倒されている様子は物語が単純に進まないことを期待させてくれる。
    物語は腐敗し、下り調子の中国風なので他にない部分が楽しめた。

  • 面白かったー!!表紙から受けるイメージとかなり違うね。主人公の晴凛が素直で正直、まっすぐな気持ちの良い男の子で、ヒロインのミーネは元気いっぱいの明るい女の子。伏龍も訳あり気で気になるし、伏龍にまとわりつくアイリーンも押しが強すぎず魅力的で良い。軍事戦略的なものはこれから始まるのだろう。読んでいて気持ちのいい物語だった。

  • 主人公設定が流されキャラの割には比較的しっかり者だなぁ。
    問題は山猫姫があまりにもステロタイプで可愛くない…

    しかし中華もの取り扱うと必ず塩だなぁ。わかるけど。

  •  封神演義を思い出す作品だった。世界観が中国っぽいんだけれど、日本人の名前だったり、外人のだったりで統一感がないけれど気にするほどではない。

     面白いところで終わってしまったので、2巻とセットで読むことを勧めたい。ヒロインのミーネとは、年離れているのもあって妹のような感じですね。

     おいしいとこで終わったので2巻を是非。

  • 主人公たちの素直で純粋な性格が良いです。作者さんもきっと、素直で純粋な方なのだろうなぁ、と読んでて思いました。あと度々赤面する姫が可愛すぎます。

    まさか続くとは!二巻も買っておけばよかったーと後悔しつつ本屋に走ります。

  • この作者の描くお話は、ライトノベルではわりと珍しい戦略的な戦いを描いたものが多い。
    今回もしっかりそのテイストを受け継いでいる。

    お話的には架空戦記。
    中国みたいな帝国と遊牧民との戦いで、主人公は帝国出身だけど遊牧民に味方していく事になる。
    その戦いを、知恵と勇気と機転と運で、乗り切っていくことになるんだろうな。
    そう言うのって、やっぱり単純にわくわくするよね。

    とは言え、この巻はまだ物語のほんのさわり。
    最初の戦端が切られる直前で終わっている。
    これから始まる孤立無援の戦いを主人公達がどう乗り切っていくのか?
    次巻からがすごく楽しみだ。

    ついでに、主人公と山猫姫との間柄の深まりも期待したいところだけど、まだまだ姫は子供だからなあ。
    ロマンスを期待するのは無理か(笑)

  • 三国志的な風景が頭に浮かびますね。
    主人公は、おちこぼれのようで実は才能溢れる人間で、腐った世の中をこれからどう正していくのかがすごく楽しみ!
    お転婆な山猫姫も、活発で明るいキャラクターで、主人公との関係がどうなっていくのか期待です。

    勝手に一巻で終わるものかと思って読んでいたら、続くのか!
    ていうか既に何巻も出ている!
    先がとても楽しみです。

  • とりあえず読むなら2巻も一緒に買うことをお薦めする本

  • 英雄シリーズの過去歴史版?と言った感じ。
    悪くない。

  • 舞台設定が変わっても、いつも通りの鷹見節な作品(ぉ

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著者プロフィール

たかみ・かずゆき。1958年静岡県生まれ。元・埼玉県警勤務。00年電撃文庫から『時空のクロスロード~ピクニックは終末に』でデビュー。異世界ファンタジー、スペースオペラ、第2次大戦をベースとした架空戦記、学園コメディなど、幅広い作風で、既刊50冊以上を数える。

「2010年 『飛べ! ぼくらの海賊船 (2)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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