二十六年目の恋人 (B-PRINCE文庫 た 3-1)
- アスキー・メディアワークス (2009年5月11日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
- / ISBN・EAN: 9784048678070
感想・レビュー・書評
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憧れの日下部の前では失敗ばかりの瑞貴。そんなところばかり見ていて、最初は呆れてた日下部が、嘘が吐けなくて、思っていることがすぐに顔に出る瑞貴のことがどんどん可愛く見えてくるのが伝わってきて楽しかった。ハッキリ気持ちを伝えない2人のすれ違いはもどかしかったけれど。
先輩の高山の恋もかなり気になった。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
電子書籍で。
妄想力たくましくてすごいw 楽しいものが読みたいときに読み返そう。 -
受がとにかく可愛いです。童貞でゲイで妄想癖があって夢見がちでおっちょこちょいで素直で泣き虫で…。そんな受に絆されるようになって付き合い始めたスペックの高い攻が、次第に受に夢中になりながらも誤解があって…というお話。受がテンション高いところがありながらも妙に冷静に現実を認識している言動が可笑しく可愛く、読んでいて笑ってしまう場面が多くてそれはそれは楽しかったです。そんな受に振り回されるようになる攻(ノンケ37歳社長バツ2)も、カッコいいのに独占欲丸だしでおいしかったです。
表紙のポップさに口絵のエロさと、挿絵も可愛くこの本にぴったり。どこにも隙はなく高尾さんの魅力全開のお話でした。もう片方のカプの話や本編の続編も読んでみたいって思いました。 -
★2.5。コメディとしては所々クスリと来たものの、萌えにはヒットせず。攻が受に惹かれる過程や初H後の流れなど、展開がちょっと性急に感じてだんだんノリについて行けなくなったのが敗因か…。社長、37歳にしては口調がおっさん臭くないか…!?
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蔵書です 受けが天然で思考が斜め下で笑える。DTもので攻めがどんどんトリコになっていくのも萌え。
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社長×一社員のリーマンもの。こういう組み合わせだと、カワイイ部下が傲岸不遜な社長に強引にせまられて…みたいなロマンスが定番だけど、見事に覆されてしまいました。
社長の日下部は冗談が通じない仕事一筋の堅物ですが、外見はカッコいい37歳の大人の男です。そんな日下部に密かに憧れる瑞貴は、25歳の年齢のわりに子供っぽいのが難で、しかも恐ろしいまでの高レベルな妄想癖が次から次へとあふれ出していてホント異色のDT受。
一生無理と思っていた日下部に食事に誘われ、瑞貴が酔っ払って言ってしまった「俺は清らかなまま死んで天使になる」発言や「めくるめく官能の夜」発言には思わず噴いた。そんなことを公衆の面前で告白された日下部もさすがに失笑です。冗談も通じない日下部の心を動かしてしまった瑞貴の数々の言動のぶっ飛んだ素晴らしさは、ストーリー全体の魅力にもなっています。
瑞貴は男のクセに泣き虫で方向音痴でDT、ちょっと情けないかなと思ったら、案外感情はストレートに表すし、ホネもあって見直します。
日下部は一回り年上なので、瑞貴への接し方にも余裕があって楽しんでいるのが伝わってくるのがいい。で、ちょっと天然な瑞貴に振り回されているのも萌えます。瑞貴がDTゆえの初々しい鈍くささとか放っとけない危うさがあったりで、日下部がほだされたのも納得なかんじです。
二人の交際は少しちぐはぐなムードで進行していて、なのに日下部のペースが狂っているのが自分のせいだという自覚が瑞貴に全く無いのに焦れ焦れしたり笑ったり。
瑞貴がかわいくて、日下部はそんな瑞貴を思い切りかわいがっていて、エロ面では思い切り甘くて色気がてんこ盛り。乳首ラブでしたね。
書き下ろし「愛と試練と妄想と」では、瑞貴の妄想はなんとファーストシーズンから怒涛のセカンドシーズン!へと勝手に盛り上がっています。ドラマチックな妄想に冷静なツッコミを入れる日下部の恥ずかしいまでのキザなセリフがたまりません。ごちそうさまです。
瑞貴や日下部にはいろいろ突っ込みたいことがあるんですが、まあシリアスものじゃないし、それを差し引いてもかなり楽しい上質ラブコメです。 -
すごく笑ったのでこういうお話をもっと読みたいです。
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まるっと2年以上も積んでいた事実…。わはは!すごいラブコメでした!泣きそうなのに笑える。笑った笑った。そもそも泣きそうな場面では多分あんまりない。読んだ時の精神状態のせいなだけかな。でも25年童貞がばれてからかわれる切なさとかちょと泣きそうですよw そして一生童貞なんですね!素晴らしい。25年一度も恋人もいずキスすらした事ない童貞主人公、ゆえに卑屈かと思いきや変にポジティブで面白かったです。妄想癖の持ち主で超ポジティブ妄想を繰り広げて、あぁ妄想てそうそうそんなんだよね!と。ハーレクインみたいな。でも妄想と現実の区別ははっきりついててそんなん起こるわけないと自覚してる。好きな攻の前ではテンパりすぎて暴走してるのが笑いつつ、いたたまれなくもあったり。あほあほではないちょうどよいラブコメ具合でした。なんとも絶妙な匙加減。イラっとしそうでしない。コメディコメディ。書き下ろしの、妄想を切々と説く主人公がウケたw しかも徐々に感化されつつある攻。らっぶらぶハピエンでした。
主人公が告白した時点でくっつくもんと思ったら攻が帰っちゃったのが意外だったなー。あそこでくっついて良かったと思うんだけど。そんな最後まで攻に自覚なかったのか。ていう。高尾さんは割と乳首作家さんと聞きますが、攻が性的に意識するきっかけが乳首見たからってのがw その後の乳首への執着w 笑ってしまったw
西田と高山は途中であとがき見ちゃって驚いたんだけど、高山は若干主人公に好意があるのかなと思ってました。そんなフラグはいらない派なので、違って良かったけど。この2人て別の話に出てるのですかね?それともこの本が初?なんかスピンオフありそげな感じを受けました。
主人公の言動が結構幼稚な感じなんだけど子供ではなかったから大丈夫でした。