電波女と青春男(2) (電撃文庫 い 9-9)

著者 :
  • アスキー・メディアワークス
3.68
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本棚登録 : 1153
感想 : 58
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  • Amazon.co.jp ・本 (376ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784048678100

作品紹介・あらすじ

E.T.ごっこして自転車で宙を駆け抜けた夜を経て。布団ぐるぐる電波女の藤和エリオが、ついに布団を脱ぐ決意をした…のはいいんだが。なぜ俺の傍を離れないんだ?え?バイトの面接に付きあえって?そしてなんでお前は、生まれたての雛が親鳥を見るような目をしてるんだ?うーむ、こつこつ貯めた俺の大切な青春ポイントが、エリオの社会復帰ポイントに変換されている気がする…。しかもそのエリオの脱電波系少女ミッションが一人歩きして。天然健康少女のリュウシさんとコスプレ長身美人の前川さんが俺の家に遊びに来たり(しゅ、しゅらーば)、みんなでロケット遊びしてる最中、女々さんの秘密と遭遇したり…。

感想・レビュー・書評

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  • これぞ、入間人間の真骨頂!西尾維新と肩を並べるほどの面白さです!ビリビリときます、胸に。心臓の破裂を感じさせる素晴らしさ。なくしてしまった青春と電波を得るように、思い出すように、私たちは、読むのだろう。少し、切ない。

  • 2巻。
    アニメの再現度はかなり高かったのかと驚いた。
    文章にチューニング合わせていけ

  • 女々さん視点になるまでは単調だったが、中盤以降はテーマがはっきり見えたお陰か面白く読めた。
    田村のばあちゃんの立ち位置や振る舞い、エリオットとの青春など過去と現在の描写が目まぐるしく変わって面白かった。
    途中で急に嘘だけど構文が出てきてみーまー通ってなかったら意味不明だっただろうなぁと思うなどしました。

  • 少女小説がライトノベル的なものを取り込んで今成立しているように
    ジュブナイルと呼ばれていた少年心境の成長青春ものをライトノベル的な
    つまり極端な設定と過剰な文章で描く方式であると
    こうなる形
    それを書ける作者の持ち味は貴重である

  • ライトノベル

  • 青春色の強い巻かと。入間さん作品に通じることだが、ひねくれた言葉を吐く鬱屈した人間に対し、そのひねくれた言葉に合うような救済を描くのは見事。

  •  モノローグが物語と関係ないところに飛んでってしまうのに閉口するペットボトル・ロケット編。

     著者の友人観?(「友達は嗜好品」「無くても生きていける」)には違和感一杯。確かに、無くても生きていけるが、自身の成長・進歩に最も寄与し、自分の感性を鍛え上げ、新たな視点を付与してくれる存在(これまでしてくれて来た存在)を、こんな風に煙草・珈琲・酒と同程度の否定的目線で断じることは出来かねる(エリオへの心理的葛藤の軽減目的ならば、物言いとして否定はしないが、そういう描写ではない)。それに造語以外での振り仮名の鬱陶しさ。

  • 基本的にxxパートみたいなのはいらないんだけど、それでもまあ良かったかなと思えた。

    ただ、話が何処から来て何処へ向かっているのか?が今一掴み取ることができない。それでいながらも、面白く読めてしまうのは文体の妙なのだろう。その点では、十分に楽しめている気がする。

    眠い。

  • ほとんどジョジョさん回。
    社会復帰ポイントが貯まってる感じなのが微笑ましいですね(´ ` )

  • そりゃ街中でおかしな行動してれば、社会復帰するのは難しいわけで。
    真やエリオよりも女々さん主体ですが、これはこれでなかなかいいモノです。

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著者プロフィール

電撃文庫『嘘つきみーくんと壊れたまーちゃん』『電波女と青春男』シリーズなどを執筆

「2023年 『安達としまむら(5)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

入間人間の作品

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