嘘つきみーくんと壊れたまーちゃん『i』―記憶の形成は作為 (電撃文庫)

著者 :
  • アスキーメディアワークス
4.05
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  • (9)
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本棚登録 : 1071
レビュー : 55
  • Amazon.co.jp ・本 (351ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784048678445

作品紹介・あらすじ

むかしのことを考えると頭の中が深夜のテレビみたいにノイズだらけになるさっこん、いかがお過ごしでしょうか。これは、ぼくがまだ僕になる前の話だ。家庭内にぎやか事件のあと、ぼくはいろんな人と出会った。恋日先生、じさつ志願者、いじめっ子少女、にもうと、そして、マユちゃん。みんな(とくにマユちゃん)の純粋むくな姿がめじろおしでおとどけなのである。…むかしのぼくは正直ものだったんだよね。うそだけど…今度、じしょでうそって字を調べとこう。

感想・レビュー・書評

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  • 短編を5編収録しています。

    第1話は、8年前の事件が解決した後、病院に入院することになった枝瀬あい少年と恋日先生、そして自殺志願者のヤマナという少女の物語です。

    第2話は、叔母の家に引き取られて学校に復帰した少年と、「トーエ」こと浜名遠江(はまな・とおえ)という少女との交流を描きます。

    第3話は、少年とにもうとの日常を描いた話。第4話は、少年が御園マユに「まーちゃん」と呼びかけてしまい、彼女の精神の異常を知ることになる話。

    第5話は、もしもみーくんが事件の起こらない町で暮らしていたら、という設定のエピソードです。まーちゃんと菅原道真は全校公認のバカップルで、枝瀬少年は伏見柚々や枇杷島八事たちといかにもラブコメな日常を送っています。

    第5話は、改めて本作の異質性を教えてくれるという意味で、おもしろく読みました。

  • 入間さんの心情表現はうまいなあという印象。ラストの章の洒落が効いていてたまらない。

  • 「みーくん」は最初から「みーくん」だから「みーくん」になれたんだ、と思った。

    このシリーズも作品数を重ねてきて、最初の頃の強い「毒」が抜けてきつつあったからこの「i」は読めて良かった。

    次の作品でどうなっていくのだろう。

  • 2016年八月4日.

  • 日常の価値は非凡なのだ。

  • 僕がまだぼくだった頃の話4編と、もしもの話。
    春:坂下先生
    夏:トーエ
    秋:にもうと
    冬:マユちゃん
    もしも:すべてが正常だったら
    トーエとはまた会うことがあるんだろうか。
    そしてもしもの話。やっぱり嘘だった。ですよねー

  • 冬の短編がなんとも切なくて、悲しかった。ここから、どんな葛藤を経て再びみーくんとなることを決意したのかとても気になる。

  • ※暴力と流血描写が少しあります。

    【印象】
    凄惨な事件から数ヵ月経った少年。
    春は精神病院と自殺、夏は復学後の摩擦。
    秋は山で血みどろ、冬は少女から監禁。そして、もしもの話。

    【類別】
    小説。
    短編集の色があります。

    【構成等】
    特筆すべき点はありません。

    【表現】
    一人称視点で地の文が語られます。
    虚偽を軽く多く織り交ぜつつ。

    【備考】
    同シリーズのファン向けの内容です。

  • 恋日先生が素敵。主人公の少年時代に優しさが滲んでる気がして少し切ない気分。まーちゃんに関わらないで先生といた方がよかったんじゃね?とよぎってしまった。

  • 9784048678445 351p 2010・12・17 9版

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著者プロフィール

電撃文庫『嘘つきみーくんと壊れたまーちゃん』『電波女と青春男』シリーズなどを執筆

「2020年 『安達としまむら 公式コミックアンソロジー』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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