GENESISシリーズ 境界線上のホライゾン (2)上 (電撃文庫)
- KADOKAWA/アスキー・メディアワークス (2009年6月10日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (905ページ)
- / ISBN・EAN: 9784048678483
感想・レビュー・書評
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聖連に対して距離を置く英国をめざす武蔵ですが、その途上に三征西班牙(トレス・エスパニア)が立ちはだかります。本多・二代(ほんだ・ふたよ)に敗れた立花・宗茂(たちばな・むねしげ)は襲名を解除され、雪辱を誓う立花・誾(たちばな・ぎん)が三征西班牙のフアナを説得し、攻撃を仕掛けてきたのです。
三征西班牙の攻撃をかいくぐった武蔵は、英国に到達しますが、そこへやってきたトマス・シェイクスピアたちと戦闘状態になり、トゥーサン・ネシンバラはその術式を受けてしまいます。その一方で、点蔵(てんぞう)・クロスユナイトが女性であることをかくしている“傷あり”(スカード)の秘密を知り、彼女と交流を深めていきます。
その後の交渉により、武蔵と英国が合同で学園祭をおこなうという筋書きが定められますが、シェイクスピアによる劇場術式によって、双方のあいだで戦いがはじまります。そんななかトーリは、感情をとりもどしたいという意思をもつことのできないホライゾンをデートにさそいます。
戦闘と交渉による駆け引きのあと、このあとの展開につながる伏線が張られるという流れになっていますが、今回も下巻のほうで本格的にストーリーを動かしていく展開なのでしょう。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
2020.04.22
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救済を待ち望んでいたのだと。
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2の上巻。イギリス編
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重奏世界の末世救済の鍵となる9つの大罪兵器のひとつを身に宿した少女・ホライゾン。彼女を聖譜連合から奪還した航空都市艦“武蔵”の総長トーリ達は、二番目の大罪兵器の譲渡を請うため日本海上空に浮かぶ島・英国へと向かう。
しかし同時に、大内家融合し西中国地方を支配する三征西班牙(トレス・エスパニア)も、来るべきアルマダ海戦の歴史再現に先駆け、行動を開始していた……。
中世の日本と各国が同居する学園ファンタジー世界“極東”を舞台に繰り広げられる壮大な「GENESIS」シリーズ、第二話スタート!
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今回は読むのに時間が掛かりました。何故なら、序盤が武蔵に三征西班牙が攻め入ってくるシーンだからです。戦闘シーンには一切興味がない私ですので、もうつまらないことつまらないこと!
地摺朱雀とか負け犬ナルガとか…ていうか今「ナルガ」と入力しようとした際の予測変換に「ナルガクルガ」があったのですが…!すげぇなあいほん!←
試しに「あおあ」って入力したら「アオアシラ」って出たー!まじすげー!
クルペッコとかジンオウガも出よるぞ…!あ、ゲリョスは出なかったやったね!
…話がずれましたが、もうとにかくどうでもいいので読む気が起きない。でもちょこちょこ小ネタ挟んでくるから飛ばすのもなあ、と思うわけで。途中のナルガと東の話にどれだけ救われたことか…!
まともに楽しめるようになったのは輸送艦が英国に落ちてからですよ。ページにして約300ページ。大体三分の一くらい。どんだけ読みにくいんだ…!
それを超えてからは読む気が起こり、またちょこちょこ読み出す流れ。
中年男性もあるていどいける私ですが、今回良かったのはフェリペさんんんんん!!!!苦労中年とか好きだなぁ。へろへろなよなよよろよろしてる人が好きなんですよ、うん。
そしてやっぱり正純かわいいいい!苦労人も好きだったりするんだよねぇ。
アデーレもかわいいよーー!
浅間さんも変に苦労してる人だよなぁ。でも射撃巫女とか呼ばれるのは自業自得だと思うなー。
変に苦労人好きが目覚めてしまった感がありますな。ええ、正しいと思われます。
そういやネイトの貧乳回避がなかったな…下巻か!下巻だな!?
後、喋る武器達が良いと思うのです。ネイトの銀鎖とか、二代の蜻蛉切とか。なんかなのはのレイジングハートとかバルディッシュとかのデバイスを連想させますな。
前者は日本語でゆるゆるですが後者は英語でスタイリッシュという明確な違いはありますが。
自分の武器とおしゃべり出来たら楽しそうだし楽そう。ていうか銀鎖が楽そう。手の代わりになったりやたら万能。
点蔵と傷有りについてはアニメで見ちゃったからなあ。そんなに期待してはいない。現状、お互い他の人よりは気にしてるかなぁって感じで、恋愛に至ってはおらぬようですが。
早く誾さんと宗茂さんが武蔵に来ないかなっ、くらいしか気になるとこないぞこれ。
つーわけで☆3!
戦闘なかったらもっと評価良かったのになー。多分。
ていうか下巻て三征西班牙の超祝福艦隊とか出るじゃんよ。興味なさ過ぎて辛いお…!(ーー;) -
アニメ効果で、特殊用語のイメージも容易だし、章毎に展開が変わるので中ダレもなく面白い。しかしそれでも、読んでる途中に心が折れそうになる圧倒的物量。
「なぜ『境界線上のホライゾン』は倒れないのか(物理的に)」
とかもやもや考えていましたが、世界設定について、政治経済司法に飽きたらず衣食住やサブカルまでアンサーが用意してあり、それらを披露する機会を組み込んだ上で、ちゃんと展開するからだろうなぁ、とか。だからページ数が増える。
地の文とかでサッと流せばいいのかもしれないですが、複数のキャラに視点を切り替えながらの一人称を展開させ、主に会話によって説明する。それによって、数多くいるキャラの活躍場所になっている効果もあると思う。
「走狗(マウス)」の契約とかの下りが良い例。「携帯電話」の契約のパロディなんだろうけど、それを直接言わず、会話の端々に出る単語で読者に連想させるような形を取っている。会話が増え、やはりページが増える。
つまり、本作はやはりこのスタンスであるからこその魅力があり、それで完成していると思うわけです。
※この物語を、300ページくらいで終わらせようとしたら、それこそ山田風太郎の『外道忍法帖』みたいになってしまうのかなぁ、とか思ったり。 -
トリプルアクセルDOGEZA / 金髪巨乳傷有り / 全裸ワカメ
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色々フラグたってますな…。
とりあえず宗茂起きてない&表紙の誾さん可愛いすぎる。 -
あ、私八巻買ってないかも…と思いつつ9巻。表紙がもうこれだけでレジ持って行く勇気がなかったwww 政宗先輩とミッキーのヒーローとヒロイン具合(まさかの抱っこ)にふきだし、紙袋めぐのりかちゃんお宅訪問も好き。大笑いは出来ないけれどもぶはっと吹きだしてしまう笑いがここにある。15周年おめでとうございます。