とある魔術の禁書目録(18) (電撃文庫)

著者 :
  • KADOKAWA
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本棚登録 : 1706
感想 : 37
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  • Amazon.co.jp ・本 (424ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784048678971

作品紹介・あらすじ

インデックスが所属する『イギリス清教』の総本山・ロンドン。その魔術の都が、騎士団長を頭首とする『騎士派』のクーデターにより堕ちた。その影響はイギリス国内全土に及び、市街では一般市民が軍に拘束されるという異常事態に陥る。『騎士派』の"変革"が進行する渦中、魔術師擁する『清教派』は各所で抵抗戦をつづけるのだった。インデックスを救うためフォークストーンに向かった上条当麻は、ついにクーデターの主謀者の元にたどり着く。そこにいたのは、『神の右席』後方のアックアだった。そして、彼が刃を向けている先には、英国王室第二王女・キャーリサの姿が…!科学と魔術が交差するとき、物語は始まる…。

感想・レビュー・書評

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  • ライトノベル

  • そしてイギリスはEUから離脱するのか。
    上条君のターンでは、これだけ大きな戦闘兵器が飛び交うような状態でも、はっきりとした戦死者がでないのです。
    それが上条君のターン。
    誰一人として殺そうとはしていないのだから当然…と言い切れるほど、現実は甘くないはずなのに。

  • イギリスのクーデータ編完結。

    結局クーデータ首謀者は「致し方ない理由があったから。。。」と断罪されるわけでもなく、上条組が増えたような結果か。

    戦闘は読んでて熱かったな。
    もう誰が強いのかよくわからなくなってきているけど。

    次への布石もバッチリあって、読み進める手が止まらない感じです。

  • 英国でのクーデターの解決編です。

    第2王女キャーリサの命を受けた「騎士派」のトップ、ナイトリーダーは、神裂火織を倒し第3王女ヴィリアンを追いかけます。その前に、かつて上条と戦った「後方のアックア」ことウィリアム=オルウェルが立ちはだかります。一方上条は、インデックスを助け出すため、キャーリサたちのいるフォークストーンへと向かいます。

    アックアに助けられてキャーリサのもとからインデックスを連れ出すことに成功した上条は、天草式やイギリス清教女子寮のメンバーたちと合流し、キャーリサとの戦いに挑みます。

    イギリスという国家の行く末を危惧する思いから起こされたキャーリサのクーデターに対して、「人徳」に秀でた第3王女ヴィリアン、「頭脳」に秀でた第1王女リメエア、そして彼女たちの母でありイギリス女王であるエリザードが、それぞれの立場と信念に基づいて戦います。

    今回はがっつりバトルが展開されています。ストーリー的には目を引くところは少ないのですが、それぞれのキャラクターのドラマがきちんと描かれているのと、このシリーズらしいキメゼリフがしっくりハマっているので、おもしろく読めました。でもやっぱりストーリーの動きが少ないぶん、長すぎると感じるかもしれません。

  • 前巻から引き続きイギリス編です。
    この巻はあまり上条さんががんばったていう印象がないです。
    イギリスの人たちみんなで頑張ったが一番の印象です。
    ですが、そのくだりがすこしくさいなと思ってしまいました。
    個人的にみんなが奮闘してっていうのは好きなんですが、みんながあまりにもモブすぎてあまり興奮しなかったですな。
    しかし、最後に次の巻へ続く展開がありました。
    インデックスが!!フィアンマこのやろう!!
    そしてロシアへ・・・!
    次の巻が楽しみです!!!

  • 「いやぁ、悪い事なんて何もしてないと思うんだけどねー」
          イギリスの魔術結社『新たなる光』メンバーの一人  フロリス

    「わっ!! い、今、食べたでしょう? 私の料理を食べたでしょう!?」
          元ローマ正教・アニェーゼ部隊のシスター  アンジェレネ
    「ひょいぱく…………食べてないよ」
          英国三派閥の一つ『清教派』の禁書目録を司るシスター  インデックス
    「私の分をあげますから、『怒り』と『大食』と『嫉妬』の三重苦からさっさと脱しなさい」
          元ローマ正教・アニェーゼ部隊のシスター  ルチア
    「……………………」
          学園都市の無能力者  上条当麻

    「じゃーん!! 五和にシンデレラ大作戦!! 大精霊チラメイドなのよーっ!!」
          天草式十字凄教徒  建宮斎字
    「なっ、げほっ!? たったた建宮さんがなぜその最終兵器を!?」
          天草式十字凄教徒  五和

    「首を二つ持って来い。旧知の『敵』になるが、手を抜かないよーに」
          英国三派閥の一つ『王室派』第二王女  キャーリサ
    「敵兵の知り合いなど、心当たりはありません」
          英国三派閥の一つ『騎士派』のトップ  騎士団長

    【あらすじ】

     インデックスが所属する『イギリス清教』の総本山・ロンドン。その魔術の都が、騎士団長を頭首とする『騎士派』のクーデターにより堕ちた。その影響はイギリス国土全土に及び、市街では一般市民が軍に拘束される異常事態に陥る。『騎士派』の”変革”が進行する渦中、魔術師擁する『清教派』は各所で抵抗戦をつづけるのであった。
     インデックスを救うためフォークストンに向かった上条当麻は、ついにクーデターの首謀者の元にたどり着く。そこにいたのは、『神の右席』後方のアックアだった。そして、彼が刃を向けている先には、英国王室第二王女・キャーリサの姿が……!
     科学と魔術が交差するとき、物語は始まる……!

    【アイテム】

     聖剣アスカロン
    一六世紀末、創作された『聖剣の物語』に基づいて、本物の魔術師が手掛けた霊装。『全長五〇フィートの悪竜が実在すると仮定し、その悪竜を斬り殺すために必要な剣の理論値』を徹底的に計算し作り上げた。鋼の塊でできており、全長三・五メートル、総重量二〇〇キロにも及ぶ。その剣の根元には、盾の紋章(エスカッシャン)が付けられている。

    【あとがき】

     ついに二〇冊です! そして英国王室編完結です!! なので今回のあとがきは一七&一八巻の内容についてという事でっ! イギリスにある伝説の剣カーテナにまつわる物語はいかがだったでしょうか。一七巻ではとある傭兵を登場させる事で『騎士』という言葉を際立たせていますが、こちらの一八巻ではカーテナを使って『女王』の存在を際立たせてみました。ちなみにこのカーテナ、きちんと実在する剣ですので要チェック。現代でも国家元首の戴冠式で使われているものだったりします。
     当作品の女王であるエリザードは、鎌池が考える理想の統治者そのものです。第一王女リメエア、第二王女キャーリサ、第三王女ヴィリアンの全ての長所を備えた完璧な女王様、という感じですね。女王自身が本編で『私の娘達は何で極端すぎるんだ』と嘆いていますが、それは『彼女自身がバランス良く三つ全部揃えた人物だから』こそ、自然に出た台詞でもあります。その下にいるお姫様グループは、絵本や童話のイメージが強く出ているかもしれません。特に他の姉から虐げられる健気な第三王女ヴィリアンとかは典型的な絵本系のヒロインですよね。
     王室以外の所では、SSに出てきたシルビアの設定がチラホラと出てきたり、電撃文庫MAGAZINEという雑誌のほうで活躍していたとある魔術結社のボスなどもこっそり登場させています。お暇があればそういうところもチェックしてみてください。

     この世界、ゲテモノメイド服は何種類あるのやら

  • ブクログ登録日以前の読了の為レビュー無しです
    ※興味グラフ表示させる為に入力してあります

  • 前号の続き。こういう場合は上下巻の表示にすべきでは(笑)第二王女キャーリサとその他大勢とのバトル。前号を上回るスケールだが、実は実はと繰り出される最大と思われた武器、魔術を上回るパターンに食傷気味。かなりアニメ化を意識してるんじゃないかぁ~バトル以外では内容に無理、設定に疑問が多く、ややしらける部分あり。

  • おそらく今までで一番戦いが派手。
    一般人が大量に先頭に参加。警官軍団の揃った飛び蹴りとか想像するとかなり楽しげ。
    物語はさらに深くなっていく。

  • 英国内乱編完結。
    …イギリスが舞台とは言え美琴の影が薄い。ヒロインなのか?

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著者プロフィール

電撃文庫『とある魔術の禁書目録』『ヘヴィーオブジェクト』『未踏召喚://ブラッドサイン』シリーズ著者

「2023年 『創約 とある魔術の禁書目録(8)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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