夜と血のカンケイ。 (電撃文庫 ま 10-1)

著者 :
  • アスキー・メディアワークス
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本棚登録 : 110
感想 : 7
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  • Amazon.co.jp ・本 (312ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784048679008

作品紹介・あらすじ

夜:夜音。高貴で気高い17歳の吸血鬼の少女。年若いながら絶大な力を持つ。血:陶原健悟。平凡だが極度に健康で極上に美味な血を持つ。「復讐」のために夜音をこき使っている…?カンケイ:吸血鬼にとって人間とは、ただの餌でしかないもの。しかしそんな絶対の真理に反して、陶原は「復讐」と称して、"血を飲ませて欲しければ言う事をきけ"と命令を下す。超不本意なこの状況に懊悩しつつ屈する夜音…しかしもちろんタダで言う事をきくはずもなく!!?おかしな主従関係が事件を呼ぶラブコメ。

感想・レビュー・書評

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  • ライトノベル

  • この私が、こんな屈辱を味わわせられるなんて!

  • はい,吸血鬼話のラブコメです.

    吸血鬼の出てくるラブコメっていうと阿智太郎の「僕の血を吸わないで」

    を思い出すんだけども,それとは逆方向ですね.

    あっちは吸血鬼に血を吸わないでと約束させる物語だけど

    これは主人公の超健康優良児の陶原健悟が吸血鬼の夜音に血を吸わせる物話.

    で,超健康なので血の味も極上.

    その血を吸わせる代わりにプライドの塊である夜音を

    パシリにつかったり「三回まわってワン」と言わせたりするわけです.


    食物連鎖の下位が上位をこき使うという一見変な図柄.

    だけども良く考えてみよう.

    例えばここに極上の牛肉があるとする.

    でもその牛肉は生まれた時は血統とか品種はあるだろうけど

    普通の仔牛でしかないわけよ.

    その仔牛を極上の牛肉にするために

    牛を食べる側の人間が汗水垂らして世話をする.

    これもある意味

    食物連鎖の上位の生物が下位の生物に奉仕するという状況じゃないのかな.

    その農場では果たして牛と人間,どちらが偉いのか….


    ラノベの感想書いてたハズなのに何故こんなことを議論しているんだろうか?

    まぁいいや.

    「夜と血のカンケイ。」それなりに面白かったよ.

  • 読めば分かる!

  • 2009・7・10 初版 295p 9784048679008
    吸血鬼【夜音】が主人公【陶原健悟】の血を吸うという関係を描いたラブコメ?
    ○夜音はツンデレさんです。「素直じゃないなあ」とツッコミを入れたくなります。画もかわいい。×なんでこの関係が成り立っているのか説明はあるが最後まで納得できない。
    ▲陶原の母が夜音と鉢合わせまでは話が見えにくくはっきりいて面白くない。だが、学校の掃除道具入れ立てこもりのシーンは思わずニヤリ。

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著者プロフィール

第15回電撃小説大賞〈電撃文庫MAGAZINE賞〉を受賞し、受賞作「隙間女(幅広)」(電撃文庫)にてデビュー。他の著作に「七人ミサキも恋をする」「ニートの恩返し」(共に電撃文庫)などがある。

「2016年 『彼女はとても溶けやすい』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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