神様のメモ帳 (4) (電撃文庫)

  • アスキー・メディアワークス (2009年7月10日発売)
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本 ・本 (360ページ) / ISBN・EAN: 9784048679107

作品紹介・あらすじ

あの男が戻ってきた──四代目率いる不良少年チーム・平坂組の、もう一人の創設者、平坂。 折しも四代目は音楽イベントの運営に乗り出し、ナルミもその手伝いに駆り出される。しかし平坂の指示で動く不良たちが妨害工作をしかけ、平坂組との全面対決に突入する。四代目は平坂との間に何があったのかも語らず、周囲の協力を突っぱね、かつての友とひとりで戦おうとする。 「四代目は間違っている。ぼくは今、探偵の禁を犯す」──ニート探偵アリスがえぐり出す、五年前の悲劇の真実とは?

感想・レビュー・書評

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  • やっと登場した最後の四天王や,組員に啖呵切る鳴海や,この事件の意外なオチより,アリスの見事なまでのツンデレっぷりが印象に残った(落ちたもんだ).四代目の裁縫が得意という設定が,こういう形で効いてくるのはうまいな,と思う.みんな不器用すぎる心地よい青春ラノベだった.相変わらず鳴海はスペックが高い.ニートまっしぐらだけど.

  • シリーズが進むについれて登場人物たちがますます生き生きと動き始めてくる。

  • ニート探偵団有能すぎやしませんか・・
    ナルミくんも只物じゃない感出してきたし
    一般人が仕事なり学校なり行ってる間に動ける以外
    ニートのメリットないような?

  • 四代目の率いる平坂組が、とあるガールズ・バンドのプロモーションにかかわることになります。鳴海も、四代目行きつけのヨシキという青年が経営する手芸店と協力して、プロモーション活動の手伝いをすることになります。ところが、なにものかによる妨害活動がおこなわれ、しかもその背後にいるのは、かつて四代目とともに「平坂組」を設立した平坂錬次(ひらさか・れんじ)であることが判明します。偶然にも錬次と知り合いになっていた鳴海は、四代目と錬次のあいだに起こった過去の事件の謎を追い、二人の仲をつなごうと努めます。

    ストーリーは、ライトノベルらしい心温まるヒューマニズムの枠内にすっぽり収まる内容なのですが、学園を舞台にする日常ミステリではなく、もうすこし広い舞台で物語が展開されています。些細なことなのでしょうが、ヤクザどうしがわたりあうような世界で高校生の鳴海が舞台回しをするというのは、どうにも違和感をおぼえてしまいます。

  • 長編四作目。ニート探偵。

    四代目が中心のお話。彼の過去にまつわる事柄が暴かれていく。

    相変わらず、重みとユーモアのバランスが良い。ラノベよりもちょっと小説に近いライトノベル。

    以下引用。

    <blockquote>「言葉。たぶんどの世界でも、いちばん大事なもの」
    「壊れない心は、存在していないのと同じだから」</blockquote>

  •  あの男が戻ってきた──四代目率いる不良少年チーム・平坂組の、もう一人の創設者、平坂。
     折しも四代目は音楽イベントの運営に乗り出し、夏休み中の僕もその手伝いに駆り出される。しかし平坂の指示で働く不良たちが次々に妨害工作をしかけ、やがて平坂組との全面対決に突入する。
     四代目は平坂との間になにがあったのかも語らず、僕らの協力を突っぱねら、かつての友とひとりで戦おうとする。
     「四代目は間違っている。ぼくは今、探偵の禁を犯す」──ニート探偵アリスがえぐり出す、五年前の悲劇の真実とは?
     白熱のニートティーン・ストーリー、第4弾!

  • あとがきでさり気なくこの作品のテーマを仰ってます。それは「記憶を頼りに戻ってくる」その場所を守るためのお話。そういうことです。ので、相変わらず盛り上がるような物語でなく(テンション高ぶることはなく)、どちらかといえば切ない・しょっぱいお話です。この巻数も同様に──

  • 平坂組の四代目を中心に書かれた物語。
    平坂組の過去が分かります。
    四代目にも色々あったんですね。

  • 四代目の友情

  • 隠したい真実と、守れなかったがための嘘。
    相手を思いやう気持ちの大事さがわかる物語です。

    お互い忘れていないし、信じていないわけじゃない。それを言ってくれれば良いのにってのはありますが気持ちの大事さが底にある。
    心の難しさですね。
    アリスがいうように、生きてるんだから、良いじゃない。また、殴ればやり直せる。
    お互いがわかりあっているからこそ、それで十分。

    でも、そういうのは私にはないなと思いました。
    一方的に消えて、誰に謝罪することもなく、自分だけ楽しんでいる。
    そんなクソ野郎を殴りつけるなら、間違いなく死ぬ寸前まで殴るでしょうね。
    神様のメモ帳 1巻のナルミが近い。

    殴るのは自分が痛い。

  • 平坂組の話。
    アニメでも見てた部分だけど、とても良かった(´ ` )
    錬次のキャラいいなあ

  • 中学生の娘が読んでいるから読んでみたけど、表紙と違ってやくざ絡みの結構ハードボイルドな内容ですねぇ。解き明かされた事実もドロドロした人間関係だし。任侠ものが好きな人には面白いかも。

  • 9784048679107 351p 2011・3・3 10版

  • 誰もしんでなくてよかった。(❁´◡`❁)
    ヒソンさん美人!かわいそうだけど。でも結果的にハッピーエンドじゃないですか!よかった。

  • 四代目の話.
    平坂組の初期メンバーとかそういう過去話.
    面白かったよ.
    で,どんどんミンハイが裏社会?に染まっていくな.
    オマエ,高校生だということを忘れつつあるだろ?
    というか,どんどん(平坂組の)人心掌握がうまくなっていく.
    いやー,いいねいいね~.

  • あの男が戻ってきた・・・。四代目率いる不良少年チーム・平坂組の、もう一人の創設者、平坂。折しも四代目は音楽イベントの運営に乗り出し、夏休み中の僕もその手伝いに駆り出される。しかし平坂の指示で動く不良たちが次々に妨害工作をしかけ、やがて平坂組との全面対決に突入する。四代目は平坂との間になにがあったのかも語らず、僕らの協力を突っぱね、かつての友とひとりで戦おうとする。「四代目は間違っている。ぼくは今、探偵の禁を犯す」――ニート探偵アリスがえぐり出す、五年前の悲劇の真実とは?

    かなり長いスパンで読み終えた作品ですが、なんか気持ち的にも長かった・・・。ラノベとは思えない毎度の重さですが、今回は四代目と主人公ナルミの共通の友人がカギを握るということで、終盤で秘密が明かされるまで本当に暗い気持ちでした。今度こそはハッピーエンドは無理だなと思った。そこは上手くまとめられてましたが、ここまで隠すような秘密か?と思ってしまったのも事実。四代目も素直に真実語った方が面倒事少なかったのでは・・・。ナルミとアリスの信頼関係はますますパワーアップしてるようです。が、私は彩夏にもっと登場して欲しい!(笑)

  • このシリーズの印象(面白さ)が大幅によくなった巻。

  • 4巻は四代目のお話。
    平坂組の過去が明らかになる。

    友達とは何なのか、人と人の繋がりを四代目と錬次さんの話から語られる。

    アリスの鳴海に対する態度が変わってきて面白かった。
    もう付き合っちゃえばいいのに(笑)

    組員に話をするところの鳴海はかっこよかった。

    いい話でした。

  •  こいつら、ほんとにニートなんだよな・・^^; 4代目がメインです。鳴海も本領発揮!番長への道を歩んでいってますw 学校・・そろそろ、行こうか・・
     

  • 基本お話はアニメ通りなんだが、現金を使ったカタン賭博や五稜郭でサバイバルゲームをする少佐がたまらん。

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著者プロフィール

第12回電撃小説大賞《銀賞》受賞者。代表作に『神様のメモ帳』『さよならピアノソナタ』など

「2023年 『楽園ノイズ6』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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