烙印の紋章 竜よ、復讐の爪牙を振るえ (4) (電撃文庫)
- アスキー・メディアワークス (2009年8月10日発売)


- 本 ・本 (312ページ)
- / ISBN・EAN: 9784048679428
作品紹介・あらすじ
兄の悲劇を知ったオルバは、その元凶である自軍の将軍・オーバリーへの復讐の念を新たにする。そのオルバが泣くのを目撃してしまったビリーナは接し方を思いあぐね、また帝都からは“皇太子ギル・メフィウス”の正体について疑念を持つイネーリが来訪する。
そんな中、ついに復讐へと動きはじめるオルバ。一方、ビリーナの故国・ガーベラへ隣国エンデの公子・エリック率いる軍勢が進発。開戦まで一刻を争う事態となっていた。オルバは“皇太子ギル”として、そして“オルバ自身”として決断を迫られるが──。
感想・レビュー・書評
-
詳細をみるコメント0件をすべて表示
-
とうとう、「オルバ」の復讐を果たすときが。
そして、二つの仮面にはさまれたオルバは、どのような道を選択するのか・・・。 -
相変わらず安定して読める名作。
前半はオルバの復讐。
オルバの旧知のキャラを絡ませたのはよかった。
深みが出たというか、単なるオルバ個人の話で完結しなかったのが好印象。
ダグは今後も絡んでくるみたいで楽しみ。
後半は三国間の緊張。
それぞれ国内でも立場が微妙な3人が国を背負って戦争をしているのだから面白い。
エンデの事情も少しずつ明かされ、ますますきな臭くなる三国関係。
オルバの外交手腕に期待です。 -
前巻で知ってしまった事実により生きる希望を失いかけるも,改めて復讐を誓うオルバ.どうやって復讐を成し遂げようとしているのか,それが最後の最後で明らかになる.「さぁこれかあら新章だ」というところでのまさかのラスト.今まで育ててきたキャラたちのほとんどをバッタバッタと切り捨てる作者にあっぱれ.
復讐と同時に,婚約者の祖国ガーベラと皇帝が密約を交わしているっぽいエンデが開戦間近となり,板挟みにあい,オルバがどう出るのかが今回の知略戦のもう1つの柱.生まれながらの皇子2人に対して一歩も引かないオルバがカッコいい.
ただ,知略戦よりも意外なラストよりも,vsイネーリが一番面白かった. -
第一部完
一当しては同盟を結んでいくという展開は,戦記ものとしては珍しく感じる。
ここまでで皇太子としての立ち位置は確立したものととして,続巻でオルバとしてなにを育てていくか楽しみになる。 -
2011.4.19
一部完。面白かった -
最大の見せ場は、ギル(オルバ)がガーベラの援軍として駆けつけるところでしょうか。それ以外も胸が熱くなるシーンがあちこちあって満腹しました。
ただ、、ビリーナ姫がせつない、、、、 -
良い形で第一部終了を迎えたと思います。影武者を辞め旅立ったオルバ、皇子(偽皇子)思っていた者達の今後の動向が非常に気になります。
-
読了 3/9
ここで一区切り、オルバの復讐は終結したのだろうか。
これで、ギルとして振舞ってきた責任も
オルバは果たした形になるのかな。
ビリーナとオルバの会話が、微笑ましい。
この二人はお似合いなのに、オルバはやはりギルではない。
この事実をビリーナが知るとき、
その時が訪れて欲しいような、欲しくないような複雑心境。 -
一部完。だんだん面白くなくなってきた。
著者プロフィール
杉原智則の作品





