世界平和は一家団欒のあとに 8 (電撃文庫 は 9-8)

  • アスキー・メディアワークス
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本棚登録 : 177
感想 : 11
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  • Amazon.co.jp ・本 (308ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784048679435

作品紹介・あらすじ

柚島の誕生日を控え、美智乃にそそのかされた軋人はプレゼントを用意する。一方、柚島はいつも守ってもらっている軋人になにかお礼をしたほうがよいかと美智乃に相談を持ちかける。そして美智乃が暗躍した結果、軋人と柚島は郊外の大型ショッピングモールでデートらしきことをする展開に!?そんな折、星弓家を訪れていた軋人の祖父・大三郎配下の煉次が不穏な動きを見せる。大三郎の亡くなった妻、織花と浅からぬ縁があった煉次は、過去の自らの想いと行動になにか思い残しがあるようだが-。過去と現在の恋が交錯するシリーズ第8弾。

感想・レビュー・書評

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  •  デートやデート! 以上

  • 8 おじさま好き。

  • ついにきたきたメインヒロイン(?)柚島さんのターン!でよかったんかな。美智乃分もかなり高かったけど。でもニヤニヤがとまりませんでした。ただデレる方向がちょっと違ーう(笑)個人的にラスト近辺の耕作と軋人の絡みが好きです。

  • 七巻発売からかなり早く新刊が出ていることに気づき吃驚。

    今回は軋人と香奈子の話+回復役のお話・・・と解釈して良いんだろうか。
    展開が早すぎるのと、「過去」「現在」の入り交じり方が微妙かなって思った。

  • なんかもしかして、いやもしかしなくても進展した…?
    この二人は一進一退で進展しないカップルかと思ってました。
    うわぁ、こそばゆい。意外とオクテなんですね、主人公。

    というか、以前から妹の立ち位置が気になって仕方ないのは、
    変な小説の読み過ぎですか。
    まぁ、単純にかなりのブラコンって感じに見えるだけなんだけど。

  • 今回は
    閑話休題的な
    世界はあまり関係ないお話かな
    色々と
    てこ入れがあってちょっと進んだ感じか
    他の面子と比べると
    明らかに進んでなかったからな(笑

  • 2009/08/10
    ⇒中古待ち
    ⇒まんだらけ 360円

    いつもながら、何故かほのぼのとしてるね
    逆にバトルがいらないんじゃね!?という気も…
    完全なラブコメにしてしまえばいいのに、、とも思う。

    まー、そうなると世界平和は誰が守るんだ!?って
    メインテーマを総無視してしまうのかw

  • “「おや、動き出したようだよ」
    「え、ホント?」
    三杯目のうどんを食べ終え、セットの稲荷ずしもすべてたいらげたその矢先。
    四杯目は控えてそろそろ味を変えてハンバーガーでも食べようかと思っていたところで煉次の言葉を受け、美智乃は少し離れた席にいるあの二人のほうに目を向けた。
    「何か様子が変わったね」
    煉次の言う通り、見れば、さっきまでお通夜のような雰囲気で食事をしていたというのに、何があったのか、今はもう普通に何か話しながら席を立ってどこかにいこうとしている。
    兄が何かふざけたことを言って、それをあの友達が呆れていさめて。つまりは、いつも通りの光景がそこに戻ってきていた。”

    このカップルはなかなか進展しないね。
    でも、そこが楽しいかも。
    香奈子がまくしたてるところとか好き。

    “「ほら、そこ座って早く傷見せて。まったくもう、この間だって肩怪我してたじゃない。学習能力がないわけ?」
    「いいから早く治してくれよ。俺だって、近くに傷治せるやつがいなけりゃこんな戦法取りゃしねえよ。すぐ治せるんだからいいだろが」
    「は!?あんたね、そんなだからこんなホイホイ怪我するの!だいたい、そういう考え方するなって昨日言ったのあんたでしょ!人に物言う前に自分のこと見つめ直しなさい!」
    「いやお前、それとこれとは――」
    「……ああ、そうだ。いい機会だから、このまま傷治さずにしばーらく放っておいて、痛みの大切さと重さをよぉく噛み締めてもらおうかしら」
    「え、あ、ちょっ、待――……あ、その、スイマセン、次からはもうちょっと気をつけますんで、どうかここは一つ、治していただけませんでしょうか。なんかすげえ痛んできたんで……」
    すっと目を細めて冷たい笑みを向ける香奈子に軋人がぺこぺこ謝る。が、ふとその顔を逸らして、
    「……チッ。人の命握ってるからって調子乗りやがって」
    「何か言った?」
    「いえなんでもございません。くそ……わかりました、わあっかりましたよ!痛みの意味は十分噛み締めましたぁ!」”

  • 登場人物が多い所為か、ここまできて遅々として進まない主人公・ヒロインの関係と進展を描くことを主軸においてあり、なかなか面白く読めた。登場人物もそれぞれの役割をきっちり果たしているし、今回はうまくまとまっていたように思う。

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著者プロフィール

京都文教大学名誉教授

「2022年 『旅と観光の人類学』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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