- Amazon.co.jp ・本 (312ページ)
- / ISBN・EAN: 9784048679473
感想・レビュー・書評
-
詳細をみるコメント0件をすべて表示
-
2010年6月6日
双子で出来が悪い訳あり王子
ツンデレのようなドラゴン少女と男子として生徒になっている敵国の少女の話がはまり -
これまたツボでした。
設定と挿絵が好み、てのもありましたが、いやはや参った。
とりあえず、クリスが凄いツボです…
このクリスについては今回は置いておいて(ぇ、
主人公・ジャンには双子の兄にコンプレックスを抱く弟として、
今ガンダム00好きもあって、ライル君を思い出しました。
「俺は兄さんじゃない」
セリフまで一緒だし。
今回をはじめ物語で双子の葛藤を見るに付けいつも思うのですが、
大概兄に弟がコンプレックスを抱いており、
ほぼそんな双子の100%が兄を兄さんとか敬称で呼んでいます。
葛藤も抱くよなぁ…ほんの数分~数時間しか生まれた時間に違いがないのに、
兄と弟として扱われるのです。
おのずと兄は兄の意識を抱くようになるんじゃないでしょうか。
そして弟は名前でなく敬称で呼ぶ、色々な意味で対等と思える相手
になるのか疑問です。
実際の双子の方がどうなのかわかりませんが、客観的にはそう思えました。
しかしながらこの双子の場合、実は「タッチ」の双子のような関係ではないかしら。
皆の注目を浴び、優秀な兄こそが努力の人(タッチのカッちゃん)で、
驚くべき資質を持った弟(タッチのタッちゃん)を
誰よりも意識していた=資質を見抜いていた。
兄弟逆は置いといて。
お兄さんのヴィクトルは断片的にしか出ませんがそう思える描写です。
実際主人公・ジャンはとんでもない資質の片鱗を見せますし。
そこへきて今回「敵」的な扱いのアマダスは子物すぎ。
このジャンに本気で立ちふさがるのは誰になるのか。
あと彼のパートナー、「竜」としてはキーヒロイン・ティアナ
でしょうが、別の意味のパートナーは…(笑)。
ひとまず竜のパートナーとしてはジャンとティアナは相性抜群ぽいです。
次巻、凄く読みたい!