偽りのドラグーン (電撃文庫 み 6-24)

著者 :
  • アスキー・メディアワークス
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本棚登録 : 157
感想 : 11
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  • Amazon.co.jp ・本 (312ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784048679473

感想・レビュー・書評

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  • 亡国の王子、ジャン・アバディーンが出会った浮世離れした少女の正体は?竜は女の人型をとる世界で、「竜など非現実だ!」という宗派と戦うというストーリー。
    これを宗教にしてしまうのはなかなか面白いなあ。竜はなんでみんな女なのかが不思議だった。今のところ、「素直」以外「竜だから」というところが表現されていない気がするので、もっと「人間じゃねえ、こいつら!」ぽいところが表現できると、面白くなるかと思います。そのためには女って制限はいまいち難しいかもなあ……竜だからなのか、女だからなのかが区別付かないから。まあ、面白くするためでしょうが。全体的にはミステリ要素もありで、なかなか面白かった。

  • 2010年6月6日
    双子で出来が悪い訳あり王子
    ツンデレのようなドラゴン少女と男子として生徒になっている敵国の少女の話がはまり

  • これまたツボでした。
    設定と挿絵が好み、てのもありましたが、いやはや参った。
    とりあえず、クリスが凄いツボです…
    このクリスについては今回は置いておいて(ぇ、
    主人公・ジャンには双子の兄にコンプレックスを抱く弟として、
    今ガンダム00好きもあって、ライル君を思い出しました。

    「俺は兄さんじゃない」

    セリフまで一緒だし。

    今回をはじめ物語で双子の葛藤を見るに付けいつも思うのですが、
    大概兄に弟がコンプレックスを抱いており、
    ほぼそんな双子の100%が兄を兄さんとか敬称で呼んでいます。
    葛藤も抱くよなぁ…ほんの数分~数時間しか生まれた時間に違いがないのに、
    兄と弟として扱われるのです。
    おのずと兄は兄の意識を抱くようになるんじゃないでしょうか。
    そして弟は名前でなく敬称で呼ぶ、色々な意味で対等と思える相手
    になるのか疑問です。
    実際の双子の方がどうなのかわかりませんが、客観的にはそう思えました。

    しかしながらこの双子の場合、実は「タッチ」の双子のような関係ではないかしら。
    皆の注目を浴び、優秀な兄こそが努力の人(タッチのカッちゃん)で、
    驚くべき資質を持った弟(タッチのタッちゃん)を
    誰よりも意識していた=資質を見抜いていた。
    兄弟逆は置いといて。

    お兄さんのヴィクトルは断片的にしか出ませんがそう思える描写です。
    実際主人公・ジャンはとんでもない資質の片鱗を見せますし。

    そこへきて今回「敵」的な扱いのアマダスは子物すぎ。
    このジャンに本気で立ちふさがるのは誰になるのか。
    あと彼のパートナー、「竜」としてはキーヒロイン・ティアナ
    でしょうが、別の意味のパートナーは…(笑)。
    ひとまず竜のパートナーとしてはジャンとティアナは相性抜群ぽいです。
    次巻、凄く読みたい!

著者プロフィール

『ビブリア古書堂の事件手帖』シリーズが累計700万部を超えるベストセラーとなる。同シリーズで、文庫作品初の『本屋大賞』候補、『本の雑誌』が選ぶ「この40年の書籍 第1位」に選ばれるなど、幅広い層からの支持を集める。

「2022年 『ビブリア古書堂の事件手帖III ~扉子と虚ろな夢~』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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