アイスウィンド・サーガ 冥界の門

  • アスキー・メディアワークス
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感想 : 2
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  • Amazon.co.jp ・本 (536ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784048680554

感想・レビュー・書評

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  • 久しぶりにダークエルフ、ドリッズトに会えて嬉しい。冒険を重ねるたびに仲間との絆が深まるのも嬉しいことだが、ドリッズトの内面が向上していくのを感じ、ますますファンになった。ドワーフのブルーノー、やっぱりそう簡単には死なない!それにしても、物語の伏線の張り方には感心させられた。

  • 『アイスウィンド・サーガ ―暗黒竜の冥宮』 からの続編

    前作で、ブルーノーの故郷ミスリルホールを探し出したドリッズト一行。
    しかしミスリルホールは邪悪なドワーフ種族デュエルガーとブラックドラゴンの住処となっていた。
    からくもミスリルホールから脱出を果たした一行であったが、戦いのなかでブルーノーはブラックドラゴンとともに燃え落ち、ハーフリングのレギスは盗賊ギルドの暗殺者アルテミス・エントレリに連れ去られてしまう。
    レギスを助け出すため、バーバリアンのウルフガーとドロウのドリッズトは、ブルーノーを失った悲しみにくれながらエントレリのあとを追いかけるのだった。

    ドリッズトとエントレリ、好対照な二人が今回は中心。
    ドリッズトは自分がそうであったかもしれない可能性をエントレリの姿に見出す。
    それは残酷なドロウの社会から抜け出すことができなかったら、自分も暗殺者として剣を振るっていたかもしれない可能性であり、自分がただの冷酷な殺人者に成り得たことだった。
    剣士として互角の技量であること以上に、その似通った性質によって相手を強く意識してしまうドリッズト。
    しかし一方のエントレリもドリッズトの姿に苛立ちを覚えていた、それは冷酷さによって自らを高みへ導いてきたエントレリにとって、友情だの愛だのと善を体現するドリッズトがその高みへと昇ってきているという事実によってであった。
    今作はそんな二人の戦いが面白く描かれている。

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