ヘヴィーオブジェクト (電撃文庫) (電撃文庫 か 12-21)
- アスキー・メディアワークス (2009年10月10日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (371ページ)
- / ISBN・EAN: 9784048680691
作品紹介・あらすじ
結局、戦争はなくならなかった。でも、変化はあった。くだらない殺し合いが淡々と続く中にも、変化はあった。超大型兵器オブジェクト。それが、戦争の全てを変えた。戦場に派遣留学した学生・クウェンサーは、整備基地で、奇妙な雰囲気を持つ少女と出会う。その少女は『エリート』と呼ばれていた-『オブジェクト』のパイロットとして。近い将来。このちっぽけな少年は、少女のために、最強の兵器『オブジェクト』へと、生身で立ち向かうことになる。これは、そのきっかけとなる出会いだった-。
感想・レビュー・書評
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<紹介者>
電気電子工学コース 3年
<紹介コメント>
「とある魔術の禁書目録」や「とある科学の超電磁砲」などの、とあるシリーズで有名な鎌池和馬さんの新作です。アニメ化もされている作品で作り込まれた設定と世界観が魅力的です。時代背景は今より少し未来の話で、オブジェクトと呼ばれる核にも耐えうる超兵器が戦争を左右する世界で、策を巡らしながら生身でオブジェクトを破壊するといった話となっています。つい最近完結したので、記念にどうぞ手に取ってみてください。 -
絵師さん買い。ゲーム「アルトネリコ」シリーズの凪良さんです。
技術の発展した近未来、あらゆる戦局を覆す桁違いの戦力を持つ絶対兵器「オブジェクト」を生身の人間2人がいかにぶっ壊していくかというお話。
無力な人間が強大な力を持つ敵に立ち向かう。こういう設定どっかで読んだぞと思ったら、作者は「とある魔術の…」の鎌池先生でした。
ギミックが魔術から科学兵器に置き替わっているという感じ。主人公2人の掛け合いのおかげでテンポ良く読めます。
ただ良くも悪くもライトノベル。キャラ付けや展開など「とある」シリーズ感から抜け出せてません。
難しい用語や名詞を並べたてるのも、設定が重厚というよりかはB級のチープさを感じてしまいました。
あとせっかく独自の世界観なので兵器の挿絵をもっと多くしてほしかったです。ヒロインかわいいんですけどね。 -
ライトノベル
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ばかでかい「オブジェクト」と呼ばれる巨大兵器が戦争の勝敗を決定する世界。
まあ、イマイチ。第一話だけならばそれなりに面白い。しかしラノベとはいえ世界設定があまりにも・・・ -
普通に面白いです。
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不可能を可能にするピースは、腕力ではなく頭脳。悩むだけ悩んで、考えるだけ考えて、どうやっても勝てない敵をどうにかして倒す方法、手段、手順を見つけ出す。自暴自棄な突撃などしないで、最後の最後まで考えに考え抜くことで―――初めて、思わぬ勝利が転がり込んでくるのだ。
(P.211)