シアター! (メディアワークス文庫)

著者 :
制作 : 大矢 正和 
  • アスキー・メディアワークス
3.94
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本棚登録 : 13321
レビュー : 1552
  • Amazon.co.jp ・本 (344ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784048682213

感想・レビュー・書評

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  • 兄は仕事が出来る会社員、弟は売れない劇団の団長。
    ある日弟の劇団が金銭難に陥り、新メンバーの加入で仲間同士の争いが起こり解散の危機に。
    弟が泣きついたのはいつも助けてくれた兄だったが、兄がお金を貸す際に「2年間で劇団の収益からこの300万を返せ。できない場合は劇団を潰せ」という厳しい条件を付きたてた。

    今まで好きだから、楽しいからそれで良いと思って続けてたメンバーがこのままじゃいけないと奮闘する姿にめちゃくちゃ共感しました。
    キャラクターはそれぞれ個性がありますが、どのキャラクターにも共感できる、そこが有川作品で好きなところの1つです。
    兄は弟には厳しく言いますが、結局のところブラコンな兄弟にほほえましく読んでしまいます。

  • 守銭奴けっこう!金は正義だ! さすが有川浩さん。キャラ立ち最高です。内容も分かりやすくスラスラ読めますよ!3巻目もはやく出て欲しいものです。

  • 小劇団を舞台にしたドタバタ劇。
    やっぱり有川さんの描くキャラクターは魅力的だ。

    学生時代は私も演劇をやっていたから、設定が想像しやすかった。自分の作り上げたもので商業的利益を得るってすごいことだ。私も好きなことはたくさんあるけど、職業にはできてないし。できる自信もないし、するつもりも……ない。

    夢があって、それを追えるってそれだけで幸せな気がするけどな。本気でバックアップしてくれる人がいるならなおさら。

    眩しくて、羨ましくて、悔しい、お話でした。
    あー私も夢見たい!

  • 「好きなことをしているのだから貧乏は仕方がない」という理由をつけて赤字経営を続けていた小さな劇団が、「二年後までに300万円の黒字を出せなければ解散」という課題を与えられて、少しずつ変わっていく話。
    やっぱり有川浩は図書館戦争や阪急電車のようなメジャーな話もいいけれど、こういう少しマイナーな話のほうが好きだなと思った。
    劇団というあまり光が当たらない世界を舞台に、そこにかける人の思いや葛藤がわかりやすく書かれていたと思う。また、ベタ甘とはいかないまでも少しの恋愛要素もあって有川浩らしい作品だった。どの世代でも読みやすい作品だと思う。

  • 二年以内に三百万返済できなかったら劇団を畳むという、鉄血宰相と劇団員たちのシンプルでわかりやすい成長物語。

    「時間と金は反比例の関係にある。時間をかけたら金が節約できる、金をかけたら時間が節約できる。世の中はそういう仕組みになってんだ」

    学生のサークルのノリで今日までやってきた劇団が、経営のことを考えはじめるようになって、どうやったら経費を削減して売上をプラスにすることができるのか奮闘していくお話は社会人として純粋に面白いなぁと感じた。
    雑誌に載せてもらうために各社に手紙を出したり、物販のアイディアで売上向上をはかってみたり、練習場を低コストで確保したり。結局、何事も地道にやっていくことがトータル的にプラスに繋がるんだなぁ。

  • 劇団の話なので、登場人物がたくさんいて、何となく覚えたところで終わったという感じでした。
    「図書館戦争」が大好きなので、司は教官に思えてしかたありませんでした。
    大人だからこそ、素直に言えないことがあって、寂しさをがまんしてしまう。そんな司の今後を見たいので、「シアター2」もすぐ読みたいです。

  • さすが、面白かった( ̄▽ ̄)
    とても読みやすい。一気に読み込んでしまえた。
    キャラクター立ちは、兄弟2人と空港さんしか目立ってなかった気がするが、続編ではどうなるのか…(´ ` )
    社会人やってて、いろいろためになる内容もちらほら。勉強になります。

  • あー、一気に読了しちまったーw
    芝居の現場の熱気を思い出しちまったー。
    うん。あるよね。打ち上げで主宰(脚本、演出兼任)と酒を飲みながらドンパチやらかしてた。
    劇団の運用ってどのようにあるべきなのかを。
    小憎らしい正論ばかり振り上げる小憎らしい若造だったんだろーなーって、今になって思う。
    それをね、司さんっていう鉄血宰相を主軸に据える事によってあぶり出した。あぶり出しただけにとどまらず、それぞれのキャラクターの心象も丁寧に拾い上げてて、そりゃもー脱帽の一言ですよ。
    敢えて言うなら司さんの心象語りは、上演当日の巧くんの心象でもあるのだけども、司さんが主軸になってる以上は、巧くんの心象には触れられないよね。
    脚本、演出して役者としてステージに立たなかった事のある人にとっては、それはなんとなく分かる。
    そんな感想を抱いたのだけども、こりゃやっぱり蛇足か(苦笑

  • さくさく読めて楽しい。
    会話に散りばめられている気の利いた思いのやり取りが良かったです。
    ところどころ声を出して笑ってしまうところもるので面白いです。

  • ■ 13171.
    <読破期間>
    2013/12/11~2013/12/13

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著者プロフィール

有川 浩(ありかわ ひろ)
1972年高知県生まれ。PN由来として、「有川」は書店に本が並んだ時に「あ」から始まる名前として、著者五十音順で棚の最初のほうにくるから。「浩」は本名から。
2003年『塩の街 wish on my precious』で第10回電撃ゲーム小説大賞を受賞。2006年『図書館戦争』で「本の雑誌」が選ぶ2006年上半期エンターテインメントで第1位を獲得し、さらに2008年には同シリーズで第39回星雲賞日本長編作品部門を受賞。映画化もされた代表作となる。
『植物図鑑』で第1回ブクログ大賞小説部門大賞、『キケン』で第2回ブクログ大賞小説部門大賞を2年連続で受賞。2011年には『県庁おもてなし課』で「ダ・ヴィンチ BOOK OF THE YEAR 2011」で総合1位と恋愛小説1位、第3回ブクログ大賞小説部門大賞を3年連続で受賞。2012年『空飛ぶ広報室』が「ダ・ヴィンチ BOOK OF THE YEAR 2012」で小説部門第1位。
その他、ドラマ化作『フリーター、家を買う。』、映画化された『阪急電車』『県庁おもてなし課』『植物図鑑』などが代表作。

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