探偵・花咲太郎は閃かない (メディアワークス文庫)

著者 :
制作 : 左 
  • アスキー・メディアワークス
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本棚登録 : 1371
レビュー : 136
  • Amazon.co.jp ・本 (258ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784048682220

作品紹介・あらすじ

「推理は省いてショートカットしないとね」「期待してるわよ、メータンテー」ぼくの名前は花咲太郎。探偵だ。浮気調査が大事件となる事務所に勤め、日々迷子犬を探す仕事に明け暮れている。…にもかかわらず、皆さんはぼくの職業が公になるや、期待に目を輝かせて見つめてくる。刹那の閃きで事態を看破する名推理で、最良の結末を提供してくれるのだろうと。残念ながらぼくはただのロリコンだ。…っと。最愛の美少女・トウキが隣で睨んできてゾクゾクした。でも悪寒はそれだけじゃない。ぼくらの眼前には、なぜか真っ赤に乾いた死体が。…ぼくに過度な期待はしないで欲しいんだけどな。これは、『閃かない』探偵物語だ。

感想・レビュー・書評

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  • 探偵なのに閃かない、推理シーンが少ない、犬猫探し専門
    そんな探偵(と美少女)に出会いたい。

  • ロリコンになりそうだ

  • 主人公は町の便利屋さんのような立ち位置の探偵。
    いつもは迷子の犬を探したりしている。
    しかし、一緒に住んでいる少女と出かけると高確率で事件に巻き込まれる。
    少女には事件の犯人が分かってしまう不思議な能力があるが、犯行がどうやって行われたかはわからない。
    主人公は犯人がどのように犯行を犯したのかを解明するために奮闘する!


    みたいなお話。
    私はとても好き。

  • 読書録「探偵・花咲太郎は閃かない」3

    著者 入間人間
    出版 メディアワークス文庫

    p42より引用
    “ ご免被る。ぼくは探偵である自分に誇り
    を持っているが故に、推理など行わない。
    探偵とは探し物と捜しもの代行者であり、迷
    宮入りの謎を解くのは警察の仕事なのだ。”

    目次より抜粋引用
    “花咲太郎は閃かない
     残酷ペット事件
     ぼくがルイージな理由
     マリオ
     愚かさの閃き”

     ロリコンの自称犬猫専門探偵を主人公とし
    た、短編連作ミステリ小説。
     自分では犬猫専門に近いと思っている探
    偵・花咲太郎、そんな彼の意に反して、目の
    前にあるのは人の死体だった…。

     上記の引用は、死体の死因や犯人について、
    同席した青年との推理合戦を促す相棒に対す
    る、花咲太郎の胸の内。
    現実の探偵さんというのは、こういうものな
    のかもしれませんね。
     会話の中に含まれるやりとりが、漫画や
    ゲームの知識を持っている人向けなのではな
    いでしょうか。
    人死が出ていても、随分と軽い雰囲気で書か
    れているので、楽な気持ちで読めます。しか
    し、よくよく読み返すと、わりかしグロテス
    クな内容なのではないでしょうか。
    好みの分かれる作品ではないかと思います。

    ーーーーー

  • 作品名を見る限り、推理小説と思われるかもしれないが、推理小説ではなく、コメディ作品だと感じる。
    読点が極端に少なく感じ、文章の切れ目が分かり辛く、一本調子な部分もあり、平坦に感じる。

  • 久々の入間人間だがやっぱり読むのが疲れる。けど後半はこれに慣れてくるんだから不思議。

  • 「花咲太郎は閃かない」
    ペンションで起きた殺人事件の犯人は。
    正義感溢れる青年は、あの後どうしたのだろう。
    一層周りからの不信が強まるだろうに、何故逃げてしまったのだろう。

    「残酷ペット事件」
    餌を買えないのであれば作ればいい。
    味を覚えてしまった犬たちはどうするのだろう。
    コロちゃんは飼い主を襲わず、ペットとして生きていけるのだろうか。

    「ぼくがルイージな理由」
    ある朝ゴミ置場で見つけた死体。
    電話をしている彼を見たとき、犯人は凄く焦っただろうな。
    ただもう少し閃くのが早ければ、犯人確保も可能だったろうな。

    「マリオ」
    迷子猫を探している途中で出会った少年。
    珍しくいい事をしたと思ったら、誘拐犯を庇うことになるとは。
    少年はあの後無事家に帰り、家族とその後過ごせているのだろうか。

    「愚かさの閃き」
    探し人と殺したい相手を見つけるために。
    所長は依頼のことを知らなかったのだろうか。
    結局どちらの依頼を遂行しきったのだろう。

    「エピローグ」
    またまた依頼に現れた殺し屋のおじさん。
    よほど気に入られてしまったんだろうな。
    今回の依頼はどのような依頼で、彼はどのような対応をしたのだろう。

  • 軽く読め、ばかばかしさもラブリー(^ ^
    だが、わざとなのでしょうが、あれこれ説明不足で
    読後けっこうな消化不良感。

    なぜトウキと一緒に暮らしているのか、
    嵐の山荘から殺し屋とともに逃げた後、
    二人はどうなったのか...

    一応ミステリにカテゴライズしたが、
    「いわゆる謎解き」がなかったり(^ ^;

    ばかばかしくも、ほっこりした温かさを感じる
    独特の文体は健在。気持ちよく読める。
    どうせなら東川 篤哉くらいバカミスに振り切っても、
    この作者なら面白くなるのでは、と思ふ(^ ^

  •  地に足を着ける為には全力で、否定しないといけない。
     ぼくはきみの抱えた事件の大きさなんかに、これっぽっちも興味がないのだ。
    (P.151)

  • ロリコンで、犬や猫の捜索などを請け負う探偵事務所に務める三代目花咲太郎(はなさき・たろう)と、彼の部屋に暮らす家出少女の「トウキ」こと上真桑桃子(かみまくわ・ももこ)の物語です。

    トウキは、身の回りで殺人事件が起きるという名探偵体質で、しかも犯人が直観的に分かるという特殊能力の持ち主です。彼女がいきなり真犯人を告げ、「閃かない探偵」の花咲がその後始末に追われる、という物語。なのですが、このパタンに収まらない展開も多く、どちらかというとストーリーよりも著者の入間人間氏らしい独特の作品世界を楽しむというのが、正しい読み方かな、と思います。

    第1章では、山中のペンションに宿泊することになった花咲とトウキが、殺人事件に巻き込まれてしまいます。いきなりトウキが、木曽川という男が犯人だと言い出しますが、彼女の言葉に不審を覚えた探偵気取りの中村という大学生が、逆に花咲とトウキが疑わしいと騒ぎ出します。

    第2章は、犬の失踪事件を追う花咲が、火かき棒を持った男に襲われる話です。第3章は、いつものように殺人事件に出くわした花咲が、めずらしく推理を試みる話。第4章は、猫の失踪事件を追う二代目花咲太郎と、彼に憧れる少年との出会いを描いた物語。

    第5章は、ふたたび木曽川が登場します。中家ソウという家出女子高生の殺害を請け負った木曽川が、彼女の居場所を探してほしいという依頼を花咲のところに持ちかけます。ところが、花咲も中家ソウの親から、彼女の捜索依頼を受けていたのでした。そこへ現われた探偵事務所の所長・飛騨牛が、思わぬ形で中家ソウの居場所を報せるという展開になり、花咲と木曽川は先を争って彼女のもとへ駆けつけようとします。

    なお、探偵事務所の同僚として、『電波女と青春男』(電撃文庫)のヒロインである藤和エリオの父・エリオットも登場します。

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著者プロフィール

電撃文庫『嘘つきみーくんと壊れたまーちゃん』『電波女と青春男』シリーズなどを執筆

「2019年 『海のカナリア』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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