[映]アムリタ (メディアワークス文庫)

  • アスキー・メディアワークス (2009年12月16日発売)
3.82
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Amazon.co.jp ・本 (242ページ) / ISBN・EAN: 9784048682695

作品紹介・あらすじ

自主制作映画に参加することになった芸大生の二見遭一。その映画は天才と噂される最原最早の監督作品だった。彼女のコンテは二見を魅了し、恐るべきことに二日以上もの間読み続けさせてしまうほどであった。二見はその後、自分が死んだ最原の恋人の代役であることを知るものの、彼女が撮る映画、そして彼女自身への興味が先立ち、次第に撮影へとのめりこんでいく。
しかし、映画が完成したとき、最原は謎の失踪を遂げる。ある医大生から最原の作る映像の秘密を知らされた二見は、彼女の本当の目的を推理し、それに挑もうとするが――。
第16回電撃小説大賞《メディアワークス文庫賞》受賞作。

みんなの感想まとめ

独特の世界観と緻密な構成が魅力の作品で、読者に新たな体験を提供します。主人公の二見は、天才監督の作品に魅了されながらも、彼女の秘密に迫る過程で想像を超えた展開に巻き込まれます。作品全体に漂う不思議な雰...

感想・レビュー・書評

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  • 野﨑まどさん。
    2025本屋大賞ノミネート作家。
    ノミネート作品「小説」は、予約でいっぱいだったので、奇跡的に空いていたこの本を借りた。
    野﨑まどさん、なにもの?
    この作品の全てがオイラにとっては初めての体験だった。
    読後の感覚も今までにないもの。
    わからな過ぎて、星を5じゃなくて、4にしちゃうくらい。

    いったいなんなのって思われた方にも、一読をお勧めしますと、〆られない本。
    あくまでオイラにとっては。
    まだ本屋大賞ノミネート作品「小説」の予約をオイラはしていません笑。

  • 今となってはどこまで計算してたのだろうと思ってしまうが野崎まどデビュー作
    世にも奇妙な系列でニュアンスは抑えられており読み口は軽やか
    後に、まさか、ねえ

  • 2009年
    デビュー作
    僕、二見(ふたみ)は、画素(かくす)はこびさんから呼び出された
    自主制作映画の出演依頼だった
    その映画の監督は、天才と呼ばれる最原最早(さいはら もはや)だ…


    「タイタン」が良かったのでこちらを読んでみた
    ラノベで軽いミステリーだった

    ネタバレになるのであまり書けないが、彼女のどんな所が天才なのか?など疑問が浮かび、もう少し語りが欲しかった
    二見は頑張るが相手がうわてだった

    追記
    ある感想を読んで、伏線部分を見落としていたことがわかった
    冒頭からしっかりと仕込んでいた
    やっぱり野﨑氏はすごい
    彼女の望みはあれだけだった
    狂気でしかない
    新装版もあるので考察しがいがありそうだ

    ※ほんタメ(20250301)にて、黒いテントを被りご本人登場
    「小説」のお話をしています

  • 見開きの作者のプロフィールとあとがきも全て計算されているんだと思った。
    真面目にふざけているようで、全てが計算通りだとしたら、本当に天才的な発想で書かれた作品だなあ。

  • 芸大生で天才映画監督と言われているヒロインと役所志望の主人公達がある映画を作っていく
    そんな中ヒロインの映画の作成動機と主人公が主演に選ばれた理由が段々と顕になっていき……迎える結末

    読了直後は度肝抜かれて言葉が出なかった…
    メディアワークス文庫らしい主人公やヒロインのキャラが分かりやすく立っていて掛け合いも面白く、スラスラと読み進められる
    また、登場人物も構成も簡潔で中だるみすること無くラストに行けるので作品としての完成度が高く、満足できた
    とにかく結末が衝撃的過ぎて鳥肌立つこと間違いなし

  • テンポが良いが、ミステリなのかホラーなのかよく分からない。
    ミステリだと思って読むと現実的ではないと批判があるだろうし、
    ホラーだと思って読むとまあまあなのかもしれない。

  • 一気に読んだ。

    作品の善し悪しではなく好みになるけれど、私の好みではあまりなかった。ストーリーが、というよりも文章が。誰にも感情移入はできなかったからか、結末もそうなのかーと流してしまうというか。

    文字なり映像で人の脳を支配する、というホラーでもある設定が元々あんまり好きじゃないというのもあるのかもしれないなあ…。
    面白くなかったわけでは決してなくて私の好みではなかっただけなので、別の作品を読んでみたいと思う。

  • ミステリとかSFとか枠をはめなければ小説として大変楽しめる。天才は天才であり、必要以上に説明しないのは好き嫌いだろうが、その設定で紡がれる世界観、物語に魅力があるので良し。

  • 憧れの画素(かくす)はこびに誘われて
    自主制作映画に参加することになった二見遭一。
    その作品の監督は、天才の呼び声高い
    最原最早(さいはらもはや)だった。

    野崎まどを全読破しようと読んでみたのですが
    おお~独特…ジャンルはSF寄りなんですかね…?
    会話のやりとりがすごく好みなんですよね…
    コントみたい。

    「天才」最原最早が、どう天才なのかを
    具体的にどんどん出していくのではなく
    抽象的な説明で「天才」だと印象付けていく感じ。
    名前が変なのはライトノベルのお約束なんでしょうか…
    皆でワイワイ楽しく映画制作する青春ものと
    思いきや最後はホラーだった…
    人格を書き換えることができる映画って…
    まさに「神様の映画」ですね。
    56時間も意識が飛ぶほどのコンテって
    怖いけど少し読んでみたい。

  • 図書館で。なんかホラーっぽかった。
    映像のサブリミナル効果ってのは聞いたことがありますが視覚からヒトの意識や考え方を変更させるとかありえないだろうと思いつつありえたら怖いなあ、と。そこがホラー(笑)。ヒロインの考えや感情が全然読めないのが天才の一言で終わってますがそれで良いのかな?

    それよりもそういう事が出来る人間が何の逡巡もなく行使してしまうことが恐ろしい。何様だ、って感じですね。という訳であまり趣味には合いませんでした。結局彼女が望むのは非現実の現実化ってだけなのか?だとしたら巻き込まれた人間はえらい迷惑だなあと思いましたが。表紙とのギャップがすごい(笑)

  • 学生映画制作サークルのお話。
    ほんのりミステリー。

    とても読みやすいです。特に後半はハイペース。

    どう天才でどうすごい作品なのか、がもう少し明確に伝わってくれば更に面白く感じたと思います。
    作中でその部分が自己解決してしまっていたのがちょっと勿体無い気がしました。

    それでも最後にどうなるのかがとても気になって手を休む事無く読みきれるのは凄いと思います。

  • 一人称視点でのストーリー構成が面白いです。ミステリーのような風格も持っており、物語の内容に引き込まれました。最後は余韻を残されて締めくくられていますが、この小説としてはとても深い考え抜かれたラストだなあと思いました。

  • ホラー小説でした。

    真面目ぶって本格本ばかり読んでいる身には、十数年ぶりのライトノベル(寄りの本)でした。ですがライトだからこそできる、紙の小説じゃないとできない表現方法や切り口が面白いですね。
    ラストシーンはハッピーな未来が続くのか、それともバッドなのか…自分はバッドエンドだと思ったので、他の人の感想が新鮮でした。

    二見くん、HUNTER×HUNTER38巻出たよ…。

  • 天才、最原最早と出会い、主人公が彼女らと1つの映画「月の海」制作に取り組む。主人公は学内サークルの画素さんに想いを寄せていたが、最原最早の言動に振り回されながら映画作成に打ち込んでいくうちに、知らずと最原最早に焦点が当たっていく。「最原最早の作る映画には魔力がある」そんな言葉が、実感をもってじわじわと主人公を捕えていく。絵コンテを56時間ぶっ通しで読み続けてしまった描写、カメラを向ける画素さんを気絶させてしまう演技、そして映画「アムリタ」の絵コンテから繋がる謎。彼女は何を目的として、誰に見せるために月の海の制作をしたのか。最後の怒涛の伏線回収までの流れは目を奪われるような展開で、一気に物語の核へと迫る。物語のゴールでは、究極の結末を知った主人公が映画を見る前に、きっとこの映画も面白いだろう、と思う場面で終わるところが印象的だった。ネタバレにはなるが、記憶を消す・別人格に取り替える=殺人、とは普通繋がりにくいが、丁寧な描写から最後の主人公の様子は死にゆく前のそれであった。自分だったらあのシーンで何を思うのだろう、そんな事を考えさせられるようないい読後感だった。

  • なんか深夜アニメみたいな登場人物たちだなあと思って読んでたら、最後ですごい引き込まれた。

  • 読了し、なるほどなぁ、という気持ちにはなった。
    確かに伏線の張り方、物語にあった違和感(まさかこのまま終わるなんてありえない)が一つずつ明らかになっていく様はストンと腑に落ちた。
    だが、どうしてこうなった? どうするとこうなるのか? という疑問も湧いている。
    物語自体悪くないし、面白いとは感じた。縦横無尽に突っ走るアイディアも自由奔放だ。
    それ故にこの結末は腹七部程度で終わってしまった印象が強く、物足りなさが残った。

  • ほんタメのあかりんが野﨑まどさんを紹介していて、興味がわいて読みました!

    大学生の二見遭一が天才・最原最早らと映画を作成する青春小説。(?)
    結末には本当に驚かされました!題名はどう繋がるんだろうと思っていたらまさかの…。
    すでに最初から始まっていたなんて…。最後まで天才の手中にあったのが何とも複雑、、、。

    ホラーというかミステリーというか、すごく印象に残った作品でした!コミカルで読みやすいし内容もとっても面白かったです

    これから「2」に向けてシリーズを順番に読んでいきたいと思います

  • 野﨑まどさんワールド凄いです。面白い!

  • 図書館にて借りる、第294弾。
    (神戸市図書館にて借りる、第103弾。)

    ラノベ感満載だが、お話としても十分楽しい。

    中身を一言で表現するなら、やりたい放題。

    しかし、決してつまらない訳ではない。

    デビュー作なら尚更だ。

    星は3.7とする。

  • 大学生が映画を制作する青春物語…に見せかけて、ちょいちょいメンバーの記憶が飛んだり卒倒したりと終始不穏さが付き纏う。ミステリというよりSFサイコスリラーとしての面白さは感じた。しかしラノベ特有のボケとツッコミがキツい会話劇が多く、アラサーの身には堪えます…。

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著者プロフィール

【野﨑まど(のざき・まど)】
2009年『[映] アムリタ』で、「メディアワークス文庫賞」の最初の受賞者となりデビュー。 2013年に刊行された『know』(早川書房)は第34回日本SF大賞や、大学読書人大賞にノミネートされた。2017年テレビアニメーション『正解するカド』でシリーズ構成と脚本を、また2019年公開の劇場アニメーション『HELLO WORLD』でも脚本を務める。講談社タイガより刊行されている「バビロン」シリーズ(2020年現在、シリーズ3巻まで刊行中)は、2019年よりアニメが放送された。文芸界要注目の作家。

「2023年 『タイタン』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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