[映]アムリタ (メディアワークス文庫 の 1-1)

著者 :
制作 : 森井 しづき 
  • アスキー・メディアワークス
3.81
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  • (221)
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  • (23)
  • (12)
本棚登録 : 1168
レビュー : 177
  • Amazon.co.jp ・本 (242ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784048682695

作品紹介・あらすじ

自主制作映画に参加することになった芸大生の二見遭一。その映画は天才と噂されるつかみどころのない性格の女性、最原最早の監督作品だった。最初はその天才という呼び名に半信半疑だったものの、二見は彼女のコンテを読み始めた直後にその魅力にとりつかれ、なんと二日以上もの間読み続けてしまう。彼女が撮る映画、そして彼女自身への興味が二見を撮影へのめりこませていく。そしてついに映画は完成するのだが-。第16回電撃小説大賞"メディアワークス文庫賞"受賞作。

感想・レビュー・書評

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  • テンポが良いが、ミステリなのかホラーなのかよく分からない。
    ミステリだと思って読むと現実的ではないと批判があるだろうし、
    ホラーだと思って読むとまあまあなのかもしれない。

  • 一気に読んだ。

    作品の善し悪しではなく好みになるけれど、私の好みではあまりなかった。ストーリーが、というよりも文章が。誰にも感情移入はできなかったからか、結末もそうなのかーと流してしまうというか。

    文字なり映像で人の脳を支配する、というホラーでもある設定が元々あんまり好きじゃないというのもあるのかもしれないなあ…。
    面白くなかったわけでは決してなくて私の好みではなかっただけなので、別の作品を読んでみたいと思う。

  • ミステリとかSFとか枠をはめなければ小説として大変楽しめる。天才は天才であり、必要以上に説明しないのは好き嫌いだろうが、その設定で紡がれる世界観、物語に魅力があるので良し。

  • 憧れの画素(かくす)はこびに誘われて
    自主制作映画に参加することになった二見遭一。
    その作品の監督は、天才の呼び声高い
    最原最早(さいはらもはや)だった。

    野崎まどを全読破しようと読んでみたのですが
    おお~独特…ジャンルはSF寄りなんですかね…?
    会話のやりとりがすごく好みなんですよね…
    コントみたい。

    「天才」最原最早が、どう天才なのかを
    具体的にどんどん出していくのではなく
    抽象的な説明で「天才」だと印象付けていく感じ。
    名前が変なのはライトノベルのお約束なんでしょうか…
    皆でワイワイ楽しく映画制作する青春ものと
    思いきや最後はホラーだった…
    人格を書き換えることができる映画って…
    まさに「神様の映画」ですね。
    56時間も意識が飛ぶほどのコンテって
    怖いけど少し読んでみたい。

  • 図書館で。なんかホラーっぽかった。
    映像のサブリミナル効果ってのは聞いたことがありますが視覚からヒトの意識や考え方を変更させるとかありえないだろうと思いつつありえたら怖いなあ、と。そこがホラー(笑)。ヒロインの考えや感情が全然読めないのが天才の一言で終わってますがそれで良いのかな?

    それよりもそういう事が出来る人間が何の逡巡もなく行使してしまうことが恐ろしい。何様だ、って感じですね。という訳であまり趣味には合いませんでした。結局彼女が望むのは非現実の現実化ってだけなのか?だとしたら巻き込まれた人間はえらい迷惑だなあと思いましたが。表紙とのギャップがすごい(笑)

  • サイコミステリとサイコホラーとかサイコスリラーと言った方が良いのか。青春モノらしい軽妙な会話に、それとなく仕組まれた不穏な空気感がラストに向かって爆発し、恐怖と歓喜の入り混じった奇妙な感覚に襲われた。

    主人公二見が絵コンテに引きこまれていったように、感情移入とはまた違った作品への没入感を味わった。

  • 学生映画制作サークルのお話。
    ほんのりミステリー。

    とても読みやすいです。特に後半はハイペース。

    どう天才でどうすごい作品なのか、がもう少し明確に伝わってくれば更に面白く感じたと思います。
    作中でその部分が自己解決してしまっていたのがちょっと勿体無い気がしました。

    それでも最後にどうなるのかがとても気になって手を休む事無く読みきれるのは凄いと思います。

  • 一人称視点でのストーリー構成が面白いです。ミステリーのような風格も持っており、物語の内容に引き込まれました。最後は余韻を残されて締めくくられていますが、この小説としてはとても深い考え抜かれたラストだなあと思いました。

  • もう一年以上も前に読友さんにいただいた本書。
    ようやく読めたよ!
    いやあ、面白かった! こう来たか!
    このゾクッとするラストの感じは、個人的には今まであんまり読んだことの無い種類の物語だなあ。
    一筋縄ではいかない2度落ちの展開は中毒性が高そうだ。

    それにしても、これがデビュー作というのは素直に感嘆する。
    今まで「なにかのご縁」は読んだ事があったんだけど、作者の本領はこっちらしいので、他の作品もチェックしていきたい。

    個人的には突っ込み属性の主人公と、とぼけるヒロインの会話が愉しくて好き。
    ここは自分の好きな某作家さんに似ているなと思ってしまった。

  •  芸大で役者を目指す二見遭一は天才監督・最原最早の撮る自主映画『月の海』に出演することになる。その脚本を書いたのは最原の亡くした恋人・定本由来。
     二見は『月の海』の画コンテを手にして、意識を無くして50時間ぶっ続けで読むことになり天才と呼ばれる最原の異常な才能に気がつくことになる。そして映画は完成し、二見は『月の海』に隠された真実を知ることになる。

     出版レーベルから察することもできるが、キャラクター造詣や各所の会話にはライトノベルの雰囲気があるので苦手な人はそれだけで受け付けないのかもしれない。
     しかしその中には創作物への作者の実験的とも思える考察が含まれている。創作物が好きな人ほど同時にそれへの恐れも抱いたことがあるのではないだろうか。

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著者プロフィール

『[映]アムリタ』が第16回電撃小説大賞《メディアワークス文庫賞》を受賞、同作品にてデビュー。『know』が第34回日本SF大賞にノミネート、『バビロン』がTVアニメ化。ほか、TVアニメ『正解するカド』、劇場アニメ『HELLO WORLD』の脚本も手がけるなど、多方面で活躍中。

「2019年 『舞面真面とお面の女 新装版』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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