狼と香辛料XIV (電撃文庫)

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  • アスキー・メディアワークス (2010年2月10日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (344ページ) / ISBN・EAN: 9784048683265

作品紹介・あらすじ

 銀細工師フランに北の地図を作ってもらえることになったロレンス。これでホロとヨイツまで行けると思ったのも束の間、再訪した町レノスで禁書にまつわる騒動に巻き込まれてしまう。その本にはヨイツを窮地に陥れる技術が記されているらしい。しかし禁書を手に入れようとすると、行商路に戻らねばならないロレンスは、ホロと一緒にヨイツへ向かう時間がなくなってしまう……。
 苦渋の決断を迫られたロレンスの出した結論とは!? 絶好調の新感覚ファンタジー、シリーズ第14弾!

AIがまとめたこの本の要点

プレミアム

みんなの感想まとめ

感情と商売の狭間で揺れる主人公の葛藤が描かれた本作は、シリーズの中でも特に重要な転換点となっています。ロレンスとホロの関係が深まり、言葉でお互いの気持ちを伝え合う場面は、読者にとって心に残る瞬間です。...

感想・レビュー・書評

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  • レノスでのお話。エルサが再登場。エルサがロレンスをけしかける際のセリフ、「思う道を行け。失敗しても満足している例はたくさんある。」このフレーズが心に残った。またこの巻でようやくホロとロレンスのお互いの気持ちを言葉で伝え合ったのは今までにない大きな進展だったと思った。

  • 「第一幕」
    再び戻ってきた地には。
    別れる前の関係が良好だったからこそ、再会しても口利きをしてまで助けてもらうことができるのだろう。

    「第二幕」
    誰も部屋にいない朝に。
    気が緩んでいるのか疲れが出たのか、どちらもあるのかもしれないが休息を取れるのならば休むべきだな。

    「第三幕」
    商売か旅路の二択から。
    どんな結末を迎えたとしても、今まで目指してきた場所がすぐそこなのに離脱するのは心残りになるだろ。

    「第四幕」
    行かずとも行えること。
    こんな方法を思いつくのは色んな場所で商売をしてきたからだろうが、取引相手は大変な思いをするだろ。

  • 記録

  • 背ラベル:913.6-ハ-14

  • ヨイツに至る地図が完成するまでの間、レノスに戻って旅支度を調えることになったロレンスたち。
    フランに紹介された雑貨商のフィロンを訪ねると、そこで書籍商のル・ロワに出会う。
    彼がロレンスに持ちかけてきたのは、商会の手に渡れば北の地を危険に晒すかもしれないという禁書の買い付けだった。
    しかし禁書を買い付けるためには、ホロをヨイツに送り届けることなく別れる必要があって……

    感傷と実利の間で葛藤する、シリーズ14弾。
    ロレンスとホロにとって大きな転換期となる1冊だったのではないかと。
    旅の終わりが少しずつ見えてきてさみしいが、最後まで見守りたい。

  • ようやくゴールが見えてきた。
    グダグダも少なく、評価は出来る。

  • フランに北の地図をえがいてもらうことになったロレンスたちは、レノスの町へもどります。ロレンスはふたたび「獣と魚の尻尾亭」の看板娘のもとを訪れ、ホロに劣らず手ごわい彼女に翻弄され、ホロの心にもさざ波が立ちはじめます。さらにそこへ、テレオ村のエルサが、教会の司教になる人物を求めて、書籍商ル・ロワとともにやってきます。彼女はコルに教えを説き、ここでもホロはおもしろくない気持ちをあじわわされます。

    そんななか、ロレンスはルロワから、禁書にまつわる大きな商談をもちかけられます。彼の話に心を動かされるロレンスですが、その依頼を引き受けるためには、ホロと別れて彼女を一人でヨイツへ行かせなければならず、ロレンスの心は揺れ動きます。

    クライマックスに向かって駆け抜ける手前の助走といった位置づけなのですが、ロレンスとホロの関係性は、ここでひとまずの到達点にたどり着いたといえるように思います。これまでに物語にかかわってきたキャラクターたちの再登場も、読者にはうれしい展開です。

  • 主人公ロレンスと狼美少女ホロとの恋の物語。14巻である本書で、ロレンスは合理的だがホロと距離を置く道と、非合理だがホロと共に過ごす道とで迷い、非合理な道に舵を切ろうとする。これは、私自身の経験と重なるところがあり、感銘を受けた。私も、非合理だが愛する人と共に暮らす道を選んだ1人。でもそのおかげで今、この上なく幸せだと感じる。もし良ければ、詳細は拙著『結婚も就職もあきらめない』をお読みいただきたい。https://www.amazon.co.jp/dp/B09DX48RW7

  • きれいな水を貯めるには、それだけの泥を蓄える深さがなければいけない。

  • ホロのために、ホロと別れて行動をするか否かの分岐点。
    懐かしい人も一部出てきたりしてよかった。
    最終的には相手からの言質が取れたというのは商人としても一安心できたのでは。

    教会を治めていた少女エルサさんの涙は美しかったです。
    あの前後の文章は何度も読んでしまった。

    コルが同行者から外れ、いよいよ物語は最終局面に近づく。

    ラストのオチに笑いました。

  • [評価]
    ★★★★☆ 星4つ

    [感想]
    この巻は色んな意味で転換点になる物語だったな。
    ロレンスにとっては商人としての未来とホロと歩む未来のどちらを優先するのかを選ぶ必要にせまられたし、コルもテレオ村のエルサに会い聖職者になることを改めて思い出したようだった。
    特に今回の商売は単にホロとの旅をやめるというだけではなく、ホロの故郷である北の大地に大きな影響を与えるかもしれない商売だったから相当に悩んでいたようだったのが印象的だった。
    だからこそ途中から最後までの流れはようやくここまで来たのかと感じたよ。

  • 狼と香辛料〈14〉 (電撃文庫)

  • これと言った展開が無く、懐かしのキャラクターの登場と終幕が読みどころか。正直、シリーズを惰性で読んでしまっているところもあって、何とももどかしいやり取りにモヤモヤしたり、、でもそれがこの作品、2人の良さなんだよね…。終わりに向けて、静かに畳み始めた雰囲気の1冊。

  • 「好き」という言葉を吐くのに14巻もかかりました。そんな、鈍感コンビ、いや相手を想う気持ちは誰にも負けぬ2人の到達点である。

     しかし、××するだけで○○打ちを続けられたら、この2人、色々な事をどうやって行くんだろうか…。◇

     そもそも、2人とも相手の言葉を深読みし、そして時に言葉どおりにしか受け取らない。特に本巻。賢狼を止めればいいではないか、という言葉が何を意味していたのか。これに代表される、男と女の心と言葉のすれ違いは何ともリアルだ。

     確かに、好きという感情は、感覚を鋭敏にするとある。が、鋭敏であるが故の深読みのし過ぎでどツボにはまることもある。だからこそ楽しいとも言えるし、面倒だとも言えるが…。
     その両面を本巻は微笑ましく描いている。

  • いちばん最後で、やっと2人があるところまで踏み込んで通じ合ったな感……ロレンスが男の子で微笑ましいです。いくつだっけ。狼と香辛料は、大人同士の、大事なものがひとつでもない葛藤がいちばんの魅力だなと改めて思います。

  • 行商人ロレンスと狼少女ホロの旅物語
    これからの方向性を決める為の話といった感じ
    この巻だけではちょっと盛り上がりに欠ける気がした
    ただ、これまでの巻で出てきたキャラクターが再登場し、そことのやり取りがなかなかに楽しめた

  • 狼と香辛料14巻目。

    物語も終盤、ヨイツまでの地図を手に入れたロレンス一行だったが、次の取引ではホロと別れなければならない。

    地図は手に入れた。ヨイツまでの道案内という契約は達成している。

    ここで別れることもできるが、それはしたくない。

    葛藤するロレンス、まずなぜ自分が葛藤しているのか。それはもちろん...


    あまり物語は進まなかった14巻だけど、ロレンスにとっては重要な分岐点だったのではないかという巻でした。

    そして長いこと一緒に旅を続けていたコルが離脱。

    旅は出会い別れるもの。それは人生も同じなのだ。

  • 14巻まできました。面白さがまだまだ続きます。

  • 積読してたのを読了。

    ホロとロレンスの具体的ないちゃいちゃシーンが描かれたので満足です。

    「ヨイツを救うか(禁書を手に入れるか)」と「ホロとヨイツに向かうか(商人としてのプライドを投げ打つか)」みたいな選択肢で悩むロレンス。
    そこにコルやエルサという第三者が入ってくることで、うまいこと八方塞がりの状態に風穴があいた感じ。

  • 再確認という感じの巻。
    懐かしい面々が出てくるのも楽しい。

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著者プロフィール

第12回電撃小説大賞《銀賞》を受賞し、電撃文庫『狼と香辛料』にて2006年にデビュー。

「2023年 『新説 狼と香辛料 狼と羊皮紙IX』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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