烙印の紋章〈5〉そして竜は荒野に降り立つ (電撃文庫 す 3-19)
- アスキー・メディアワークス (2010年3月10日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (296ページ)
- / ISBN・EAN: 9784048683982
作品紹介・あらすじ
なり代わっていたメフィウス皇太子ギルの死を偽装して表舞台から姿を消し、タウーリアの傭兵となったオルバ。折しもタウラン全域は魔道士ガルダの脅威に揺れていた。その次なる標的と目されるのは都市国家ヘリオ。だが、そこは謀反や妖艶な王妃マリレーヌの変節など、多くの内憂をも抱えていた。オルバは援軍としてそのヘリオへと赴く。復讐を果たした後、確たる目的も定められずに一介の傭兵として戦うことになるが、運命はオルバを新たな挑戦へと駆り立てる!英雄への道を描くファンタジー戦記、待望の新章スタート。
感想・レビュー・書評
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新章突入。
今回はなんといってもマレリーヌでしょう。
完全に作者の思惑にはまりましたw
あんなにムカついてしょうがなかったのが、あんなにイイ女だったなんて・・・。戦乱に人生を狂わされたのは彼女も一緒。
それでも、周りに誤解されながらも王族としての信念を突き通した彼女の今後に幸あれ。
一方でメフィウスの現在が気になるなー。 -
第2部がスタート.一度刃を交えたタウーリア属するタウラン地方の話.第1部では名前だけ出てくるも謎の存在だったガルダと魔術が,本格的に描写され,竜神信仰という世界観がぐっと広がる.
念願だった復讐を成し遂げ,生きる理由を見失うオルバが,しかし影武者時代に出会った人々,特にビリーナをことあるごとに思い出し,そして新たに生きることを決心するまでの流れがうまい.負け戦となってしまった中でも,逆転の戦略を見出だすオルバは主人公として圧巻だった.また,あれほど嫌っていた王族として生き方に感銘を受けるシーンは,シリーズの中でもとても感動のシーンだと思う.新章のスタートとして大成功だと思う.
ところで,ビリーナとホウ・ランが再び登場することを願ってやまない. -
2011.4.19
タウーリアメイン。この巻好きだー面白い。 -
復讐から解放されたオルバが、真に自分の望みを探し始める巻です。
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オルバがなんか可愛い。
だんだんやる気を取り戻していく様がよかった。
オルバが王族について考えを改めていくきっかけになったのかな。 -
読了 4/14
第一部終了で、ギルの仮面を脱ぎ捨てたオルバ。
復讐を終えて、ヒロイン不在で、舞台も変わって、
なんだかオヤジだらけな気がするのは気のせいだろうか、そんな第5巻。
やっぱり仮面をつけなければいけないオルバ。
復讐を果たしたことで、目的を失った彼だけれど、
新たな出会いがオルバを動かして行く。
それにしてもシークはオルバが好きなんだな~
心配性だけれど、オルバの好きにはさせるし。
ギルではない、本来の?オルバの姿が今回なのだろうけど
ビリーナと一緒にいるときの彼がたまに素になるところが好きなので、
これは早くビリーナとの再会が楽しみです。 -
今巻からオルバ、シーク、ギリアムら元剣闘士達の新天地タウーリアでの物語となります。タウーリアがメイン舞台となっており、ビリーナ王女、反グール派フェドムら1章での主要人物らの動向がほぼ無く、今後どの様に展開させ絡ませるか期待を膨らませる一冊です。
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第二部開始。
前回、ギルの死を偽装して終わったので、この先どうするつもりなのかと思っていたら、傭兵になっていた(笑)。ビリーナ王女とはまだまだ何かありそうなので、そのうち『実は生きていました』パターンでメフィウスに返り咲いたりするのかな。このまま傭兵で終わるっていうことはなさそうな気がするんだが……。
とりあえず、次が気になるので早く出て欲しい。最新刊が出てばっかりだけど(笑)。